平成17年度市政懇談会における意見・要望及び回答要旨 | ||
(A)市長公室関連 | ||
区分 | 意見・要望 | 回 答 |
行政センター | 合併してもあまり変わらない。利賀行政センターでは大きな仕事はうまくこなしているように思うが小回りがきかなくなったように思う。それぞれの地域の特性を活かすため、各行政センターへ権限移譲と予算を配分していただきたい。 |
(回答者:溝口市長) 合併についてイメージの違いはあるかもしれない。ただ、今まで旧8町村でのサービスに差異があった。行政サービスは全てにおいて公正・公平でなければいけない。公平化を目指すことは理解してほしい。ここの地域だけ手厚くということはできない。行政センターも8箇所、均一に仕事をしてほしい。また、地域の特徴を理解し、活かすよう仕事をしてほしい。18年度の予算では、検討したい。 (合併しても余り変わらないということについて)合併効果のひとつとして、首長や議員の数が減ったことにより、年間6億円程度の節減になった。このうち3億円で固定資産税、保育料、国民健康保険税を安くした。一番低いところの税率に合わせて、皆さんの負担を3億円減らしたということになる。 個々の事情により異なるが、3億円÷6万人=5,000円 1人あたり税金が5,000円安くなっている。今後も、「合併してよかった」と言ってもらえるように努力していきたい。 |
要望 | 地域要望は、地元自治振興会で取りまとめ、市へ要望している。予算の関係もあるだろうが、実行できるものは早急に知らせてほしい。また、できないものはなぜできないか理由を聞かせてほしい。 |
(回答者:溝口市長、畑建設部長) 溝口市長:継続事業はやっていくが、新しいものは総合計画を立ててからとしたい。道路については国や県の補助があるものは行っていく。半分補助などは、合併特例債を使うのもよいかもしれない。市の単独事業となるものは控えたい。要望の中でできるものは、なるべく早く地元に伝えたい。 畑建設部長:道路は県土木事務所の予算の兼ね合いもある。市道については財政と相談したい。できるものについては声を大にして言っていきたい。できないものの理由については、個々に事情が違うので、一つひとつお答えはできない。 |
(B)企画総務関連 | ||
区分 | 意見・要望 | 回 答 |
合併 | 合併後、「よいことが1つもない」との声が多く聞かれる。利点も多いはずであるが、わかりやすくメリットを教えてほしい。 |
(回答者:溝口市長) 合併効果のひとつとして、首長や議員の数が減ったことにより、年間6億円程度の節減になった。このうち3億円で固定資産税、保育料、国民健康保険税を安くした。一番低いところの税率の合わせたため。みなさんの負担を3億円軽くしたということ。3億÷6万人=5,000円 1人あたり5,000円負担が軽くなっている。今後も「合併してよかった」と言ってもらえるように努力していきたい。 |
合併 | 合併に伴い、正谷地区の住所表示が変わった。(「まさたに」は誤り。正確には「まさだに」。)元に戻せるものなら戻してほしい。 |
(回答者:清都助役) 地名については、合併前に各町村に再三確認をしたところであるが、今一度確認した上で対応したい。 |
広聴 | このような懇談会を開催いただき、非常にありがたく思っている。年1回といわず2回開催してほしいところだが、日程調整が難しいと思うので、せめて市役所に相談窓口を設け、住民の声に迅速に対応願いたい。 |
(回答者:溝口市長) これからもメールや手紙を利用していただきたい。また、行政センターで皆さんの意見を伺うので、問い合わせていただきたい。 (「市長への手紙」広報なんと6月号参照、メールはホームページ「市長の部屋」から) |
財政 | 全国のお手本となるような合併と言われているが、合併しても一つも良いことがなかったという話を聞き、悲しい思いをしている。市としての一体化も大切だが、山間地と平地を分けて考えることも必要なのでは? |
(回答者:溝口市長) なんでも一緒にしようとは考えていない。豪雪地帯であることや、道路交通のことなど地域の特殊性を考慮に入れ、総合計画等を策定していく。とりあえず、合併して現状のサービスが維持されていることを考慮されたい。 合併に際し、もっと夢を膨らませたかったが、国の三位一体の改革により、財政面でのみ合併という方向に変わってしまい、最初の意気込みがしぼんでしまった。しかし、合併しなかった場合と比較されたい。特別職や議員の数が減り、年間6億円程度の節減となっている。そのうち約3億円を使い、固定資産税・保育料・国民健康保険税を一番低いところにあわせ、市民一人あたり5,000円の負担軽減につなげた。何も良くなっていない、ここが悪くなったとばかり考えないようお願いしたい。 地域の特殊性についても、認められることと認められないことがあるが、認められない場合も、猶予期間を設けるなど激変させないつもりである。過疎債についても、合併して対象は南砺市全域となったが、100%五箇三村地域に限定して利用していく。 |
財政 | 平成17年度の一般会計予算を見ると、市の税収が少なく借金が多い。債務の返済計画をたててから事業計画をたてるべきでは。また、財政状況について情報公開すべきでは。 |
(回答者:溝口市長) 財政は複雑でわかりにくいところがある。合併特例債は、その70%まで地方交付税で補填してくれる制度。このほか、辺地債・過疎債など、返済に有利な条件の借金を利用して行政を行っている。 財政状況は公開しており、予算内訳は『広報なんと5月号』にも掲載している。また、返済計画など詳細をお知りになりたい場合は、個人情報ではないので、請求していただければ公開するので、担当課に問い合わせていただきたい。 |
財政 |
子どもに借金を残すのは良い親ではない。借金を残してまでサービスを提供しなくてもよいのでは。 |
(回答者:溝口市長) 17年度は、借金の残高を減らすように予算を組んでいる。自治体の借金は制度として有り、30%程の負担で100%の仕事ができるような有利なものを利用するなど、いろいろ工夫しているところである。 |
財政 | 市民からいろいろな要望があがっているが、一体どの程度できるのか、できないものははっきり明示すべきでは。大型事業には公聴会を開くなど、明確な基準を示すべきでは。継続事業でも、不必要なものは止めたほうがよい。井波でも不必要な道路の計画が進んでいるような気がする。 |
(回答者:溝口市長) 新規事業は、総合計画を策定して行うべきと考えている。今は継続事業で手一杯の状態。また、いわゆる“ハコモノ”の整備については、慎重に考えていく必要がある。 |
財政 | 合併特例債について、もう一度市民にわかりやすく説明してほしい。今後10年間で使用するようだが、現在までの使用方法は。 |
(回答者:溝口市長) 合併特例債については、新市建設計画に記載した投資的経費に充てることができる。総合計画も策定していない平成17年度は、主に道路整備(約15億円)に使用した。このほか、福野病院の改修、井波地域で進めているアート長屋の整備などに活用している。 南砺市では、合併特例債を約321億円使用できることになっているが、合併協議会で申し合わせたように、借金を増やさないため8割ほどしか使わない予定である。有利な借金とはいえ、30%は市からお金を出す必要があるので、不要な事業には使わず、総合計画で“これをやる”と決めたものに使用する。 |
財政 | 平成18年度予算編成にどのような方針で臨むのか。今年度、補助金が一律10%削減されたが、このような措置は地域の活力を損なう原因である。事業を精査し個別に対応願いたい。 |
(回答者:溝口市長) 平成17年度予算を作成するにあたり、補助金の査定に非常に頭を痛めた。合併と同時に予算編成が始まったことから、十分な調整期間がなかった。今後は、旧町村によって重点配分が異なっていたものを、平準化しなければならないと思っている。1年を経過したことから、平成18年度予算の編成方針では、経費の節減や事業内容を見直し、予算の効率的な執行を進めるとともに、予算配分にメリハリをつけるよう指示するが、減額すべきものについては段階的に減額していくので、平準化にはあと1年かかる。 また、市民の皆さんの負担については、合併により首長、議員及び各種委員の数が減少したため、約6億円の節減となっている。このうち3億円で、皆さんの固定資産税、保育料、国民健康保険税を減額しており、市民一人あたり5,000円の負担減となっている。 |
管財 | 市施設のアスベスト対策についてお聞かせ願いたい。また、民間施設についても調査費用を補助するなどの対策が必要ではないか。 |
(回答者:溝口市長) 市の施設は、建設当時の設計図書や現場確認でアスベストの使用を確認し、疑わしい施設は飛散量を調査した。幸い学校施設などでは安全が確認されており、少し安心している。今後、アスベストの使用を確認した施設については、順次除去作業を進めていくが、特に健康上、使用上、緊急を要する場合には、その時点で利用を停止し、除去工事を実施する。調査や除去作業を請け負う業者が県内になく、数も限られており、時間とお金がかかる現状である。 民間施設や住宅の調査・改修工事に対する助成は、全国的な問題であり、国の動向を見定めながら、検討していきたい。 |
施設建設 | 各町村時代から引き継いだ継続事業はこれからも継続するのか。中断はないのか。福光時代に建設を目標に積み立てていた文化会館の建設はあるのか。図書館の移築は。火葬場問題は住民に届いているのか。 |
(回答者:溝口市長) 平成17年度は十数件の継続事業を第一に考えた。これ以外のものは新しい総合計画を策定してから、地域だけのことを考えるのではなく、南砺市全体を考えた計画を策定しなければならない。旧福光で積立てた基金はそのままにしてある。しかし、南砺市全体での協議が必要。市内には福野文化創造センター、井波総合文化センターと文化ホールが2つある。いずれも700人規模の施設。1,500人規模のものが必要かもしれない。しかし、ハコ物を作るのには慎重にならざるをえない。財政圧迫のもとである。ハコ物の新設はみんなが納得する形で行いたい。合併して思うことであるが、イベントと施設の多さに驚いている。8町村が競い合い、「自己完結型行政」を目指した結果である。 図書館、火葬場は、これも協議しなければならない。が、図書館は建て直しが必要。火葬場は絶対に必要だと思っている。この2施設にはもともと維持管理費がついている。新設ではない。意見がまとまれば実行に移したい。 |
施設建設 | 合併して1年が経過したが、新しい庁舎の建設予定はあるか。 |
(回答者:溝口市長) 合併特例債は、合併支援道路の整備のほか、2〜3の事業に活用している。今年度、平・上平地域に新しい保育園を建設したが、これは2箇所あった保育園をそれぞれ統合したことで人件費・維持費の削減につながっている。新たに庁舎を建設することは、財政の見通しが立っていない現段階では難しく、今後職員数も減少するので考えてはいない。しかし、総合計画を策定する中で、皆さんが必要と認められた時は、あらためて考えたい。 |
消防防災 | 防災計画について、福光地域には小矢部川、山田川がある。特に山田川は田屋橋〜城端区間が改良していないので大水になると大変危険。河川の改修を早急にしてほしい。また、中洲を整備してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 防災計画を今年度中に策定する。小矢部川や山田川といった河川は県の仕事である。みなさんの意見をまとめて伝えていきたい。 |
消防防災 | 防災について、この地域は消防署もなく、警察も駐在員さんが一人、必然地元消防団が中心にならざるを得ないが、中越地震の大規模災害に対する市の防災計画はどうなっているのか? |
(回答者:溝口市長) 10月に第1回目の防災会議を開き、12月に一度防災計画を取りまとめる。その後、上位計画である県の防災計画と2〜3ヶ月かけて協議し、年度内に市の防災計画を策定する。時機をみて、新しい防災計画の下、市の総合防災訓練を行いたい。また、市内での災害発生時には、市の消防団1,000人以上を動員するが、専門家である自衛隊にも少しでも早く応援を依頼したいと考えている。 |
消防防災 | 年度内に防災計画ができると聞いたが、昨年10月の台風の体験から、ひとり暮らし高齢者などの見守りネットワークのような体制作りや避難所の表示が必要と思う。「まさか」が「まさか」でなくなる。災害に対する危機意識を持つよう、大規模な避難訓練が必要と思うが。 |
(回答者:溝口市長) 市防災計画については今年度中に策定し、18年度には大規模な総合防災訓練を行いたい。その際には、赤十字奉仕団の方やボランティアの方にも協力をお願いしたい。避難所については、現在、担当課で調査しているが、体育館ではプライバシーが守れないなど、少し小さいくらいの規模のものが良いとも聞いている。自主防災組織は、市内では約60%が組織化されており、防災組織は必要と考えている。プライバシーの問題もあるが、ひとり暮らし高齢者などの方の把握については、各地区に何人かいて、組織化された消防団があり、このほど結成された女性分団にも、きめ細かい調査に活躍してもらえると思う。組織を固めて、何があっても対処できる体制をとりたい。避難箇所表示も行う。各家庭にパンフレットを配るなど、お知らせしたい。 |
職員 | 市職員の勤務時間について、帰宅時間が非常に遅いと聞く。仕事も大事であるが、家庭での時間も大切である。職員の残業の実態は把握しているのか。 |
(回答者:溝口市長、清都助役) 溝口市長:職員のサービス残業は認めていない。土日勤務は代休制をとっている。先ほど話した税務課のミスの時も、税務課職員が夜遅くまで頑張ってくれた。時間外勤務は正確に提出されていると思う。 清都助役:職場によっては残業をお願いしなければならない。先日の衆議院選挙では、公務員数を減らすことに国民は1票を投じた。公務員に対する批判だろう。職員はしっかりとした仕事をしてほしいが、南砺市には立派な職員が多いと思っている。 |
職員 | 公務員の人件費について、来年度の予算で人件費の削減を示してほしい。諸手当については、某市のようなおかしな諸手当が無いということを示したほうがよい。また、退職金の見直しも早急に行ってほしい。 |
(回答者:溝口市長) 一般職員の給与は、民間の給与を調査して行われる人事院勧告に準じて決定している。人事院勧告では、来年度は4%程下がる予定であり、一般職が下がれば特別職も当然下がる。なお、某市のようなおかしな諸手当は南砺市にはない。 人員数について、1年に30人の職員が退職したら、採用は10人という形で、10年間で200人の削減計画をたてている。ただし、退職手当については、県内の市町村全てが退職手当組合に加入し、そこから支払いを受けているので、南砺市のみ下げるのは難しい。 |
納税 | 税金について 8月に2回も集合税が徴収された。月に2回というのは年金生活者には大変である。 |
(回答者:溝口市長、上坂企画総務部長) 溝口市長:南砺市政が順調に推移してきたが、4月に入り、コンピュータミスが多くあった。本当に申し訳なかった。委託先が間違えたプログラムミスではあるが南砺市の責任である。 上坂企画総務部長:本当に申し訳ない。帰り次第、原因を調べ、再発防止に努めたい。4月のプログラムミスについても、旧町村単位ではチェック体制がうまくいっていた。新市となってチェック体制がうまくいかなかった。今後、チェック体制を強化していく。 |
(C)民生関連 | ||
区分 | 意見・要望 | 回 答 |
環境 | 環境保全について、養豚団地のし尿処理がうまくなされておらず、旅川に流れ込んでいる。汚れがひどく、悪臭もする。また、不快昆虫であるユスリカが異常発生し、住民は大変迷惑している。処理施設の更新には莫大な経費がかかると思うが、公共下水に流すなどの処置はとれないか。ダメなら行政指導を行ってほしい。業者、住民のお互いが納得できるような解決をお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 民生部に環境保全室を設置し、目を光らせている。ユスリカの発生原因など、水質の検査が必要と思うので、まず検査から行いたい。 なお、下水道は生活排水のみで、産業汚水を流すことはできない。 |
少子化 | 少子化は深刻な問題であり、南砺市では年間死亡者数が出生者数を上回っている。その要因の一つとして、若い夫婦が子どもを作らないことが挙げられるが、市長はどうお考えか。また、子育て支援や、不妊治療への助成を一層手厚くすればよいと思うがどうか。 |
(回答者:溝口市長) 出産や子育ては、その人の「人生観」や「教育」の問題であり、補助だけで片付く問題ではないと思う。また、少子化は日本全体の問題でもある。最近、若者に将来の夢を尋ねたところ、「楽しくやる」という回答が多かったという報告を目にした。明確な目標や、社会を守る使命感が欠如し、「自分だけ楽しければ良い」という思考は、結婚・子育てとは大きくかけ離れており、このような若者が増えたことは教育の問題でもあると憂慮している。 市では、保育料の減免や不妊治療費の助成、出産祝金の交付などの少子化対策を行っているが、金額を上げれば解決するという問題ではないと思う。抜本的な対策がないか、これからも考えていく。 |
少子化 | 少子化はもっと深刻な問題である。たとえば、未就学児の医療費を無料にするなど、抜本的な対策が必要なのではないか。 |
(回答者:溝口市長) 子どもが生まれる前提は結婚である。文部科学省の会議の中で、「形はどうであれ、とにかく子どもを産ませるべき」という意見があったと聞く。また、ドイツでは子どもが生まれたらすぐに施設に預けるというが、本当にそれで良いのか。砺波広域圏では、若者の結婚を奨励しようと愛のキューピット事業を実施してきたが、あまり効果が上がっていない。結婚は非常に難しい問題である。 南砺市では、少子化対策事業を先進町村にあわせて充実させてきた。だからといって、これ以上何もしないというわけではない。これからも考えていきたい。 |
少子化 | 閉鎖された保育園がある。少子化であっても、保育園を充実して欲しい。少人数でも歩いて通える距離の保育園が望ましい。自然の中で心豊かに、地域とのつながりを大切にして欲しい。異年齢保育も考えればいかがか。また、高齢者のパワーを発揮できる場を提供して欲しい。 |
(回答者:溝口市長) 保育園の充実はそのとおりである。ただ、保護者の方は少人数でもよいと考えていないのではないか。友達は多いほうが良く、少人数では、遊戯会・運動会が開けないこともある。建替え、大規模修繕をしなければならないときは、二つを一つにすることも併せて検討したい。 高齢者の方に活躍いただければありがたいと思う。人口減少化に入り、60歳以上になっても働く時代が来る。今までの経験、特技を生かしていただきたい。 |
少子化 | 少子化は、近い将来、日本社会全体を脅かす問題であり、今後、経済や市の財政、イベント等にもその影響は及んでくる。結婚した女性が安心して働ける環境づくりを企業に徹底させたり、独身男女に出会いを提供するなど、積極的に取り組んでいただきたい。 |
(回答者:溝口市長) 少子高齢化とよく、ひとくくりに言われるが、高齢化はめでたいこと。問題は少子化である。利賀地域では今年度まだ子どもが生まれていないと聞いて愕然とした。我々も座して見ているわけでなく、広域圏事業として愛のキューピット事業を実施しているが、なかなか実績があがらないのが現実である。以前、ドイツに視察に行ったとき、出産すれば施設が子どもを預かるという話を聞いたが、それは違うと思う。「母親を敬う」「社会を守る」という思考(人生観)ができる若者を増やさなければならない。 南砺市では、合併に伴い不妊治療に対する助成を全市に拡大した。少子化については、国の動向を見守りつつ、効果があると思われる事業には積極的に取り組んでいきたい。 |
生活安全 | 防犯と治安について地域の協力が叫ばれている。子供が安全安心な地域にするために、地域住民はどのように協力していけばよいのか。 |
(回答者:溝口市長) 何が起こるのか分からない世の中になってきた。昨年のねつおくり祭でもとんでもない事件がおきてしまった。罪を犯し、子供たちが一生を棒にふるのはとても残念である。教育、とりわけ家庭でのしつけが必要。子供同士の犯罪の防止は教育だと思う。 地域の安全・安心は、市民の協力なしでは語れない。通学時、被害にあわないように市内でも「子ども110番の家」が設置されている。地域でやるしかないのではないか。これからもぜひ協力してほしい。 |
生活安全 | 東海北陸自動車道などの高速交通網の整備に伴い、南砺市でも凶悪犯罪や知的犯罪が増加する恐れがある。地域の防犯活動の世話をしているが、市として防犯活動をどうお考えか。防犯協会への助成も削減されたが、地域の安全安心のために格別の配慮を願う。 また、井波・南砺両防犯協会の統合について、市長のお考えをうかがいたい。 |
(回答者:溝口市長) 犯罪のない地域づくりをめざして、取り組んでいきたい。 防犯協会の統合については、今年4月の南砺警察署設置により井波警察署が幹部交番となったばかりであり、住民感情に配慮しながら、統合を目指したい。 (協会への)助成金には人件費も含まれていることなどから、その点も含めて統合を検討いただきたい。 |
病院・地域医療 | 地元が安心して北陸病院と付き合えるように何とかしてほしい。精神的障害者を社会復帰させるための施設となることから、地元は不安で一杯である。病院の周りの環境もきれいにしてほしい。南砺市からも支援してほしい。 | (回答者:溝口市長) 病院に対する具体的な要望をまずは聞かせてほしい。頂いた要望を市として病院へ要望し、北陸病院の運営方針なども伺いたい。 |
病院・地域医療 | 南砺中央病院の前に止まっている車がだんだん少なくなってきている。病院は大丈夫なのか。 |
(回答者:溝口市長) 病院の医師の確保ができていない。総合病院であるが、産婦人科と小児科の医師がいない。市内に病院が3つあるが、互いに連携し協力できる体制を整えたい。 |
健康 | 婦人会の役員をしているが、合併後、教育委員会からの助成がなくなり戸惑っている。また、健康は今後ますます自己管理が求められるが、アドバイザーである保健師が保健センターにいないことが多く、施設の利用も制限されている。公共施設の開放と、保健師の常駐についてもっと考えてほしい。 |
(回答者:溝口市長) 商工会や婦人会など、各種団体の取り扱いについては、いま一度整理しなおす必要があると考えている。助成については、一定の基準のもと均一化されるよう努力したい。 健康・保健サービスの充実や病院における医療体制の確保に取り組んでいる。現在、限られた人数で、各地域均一なサービスが提供できるようにと、市内を2ブロックに分けて保健師を集中し、健康・保健事業を機動的に実施しており、病院の医師不足も含め重要課題の一つとして取り組んでいるので、まだ試行段階であることから、ご理解をいただきたい。 |
健康 | 子どものフッ素洗口については、世界保健機関(WHO)で6歳以下の子どもに処置すべきではないと報告されており、秋田市では平成16年から廃止されている。南砺市も早急に廃止いただきたい。 |
(回答者:溝口市長) フッ素洗口は、旧福野町でも賛否両論があった。私は、医者の指示に従うのが良いと思う。 (回答者:梧桐教育長) フッ素洗口は、歯科医の中でも賛否両論があるが、旧町村時代からの検討過程を経て現在に至っている。なお、市では希望者のみの実施としている。 |
福祉 | 福寿園は、昭和47年に建設され老朽化している。入所者に危ない箇所もあり、介護する人も苦労している。改築の時期になっているのではないか。 |
(回答者:溝口市長) 県内では2番目に建設された特別養護老人ホームであり、古いのは十分承知している。改築には、その間、入所者が生活できるような措置をしなければならない。それには、病院を建て直したあとの旧病院敷地を利用することを考えている。建設当初は6人部屋でよかったが、今はユニット制で個室になり、面積が必要になってくる。病院敷地も含めて、建て直しを考えている。 |
福祉 | 遺族会の世話をしているが、戦没者追悼会を市主催で取り組んでもらいたい。 |
(回答者:溝口市長) 南砺市は仏教に篤い地域だが、そうでない人もいる。追悼会に係る予算の確保、式典への出席は今後も行うが、宗教的な式典の主催は社会福祉協議会で行うことが望ましい。 |
(D)産業経済関連 | ||
区分 | 意見・要望 | 回 答 |
イベント | 利賀地域の活力は、イベントでの交流人口にあると思っている。ギリシャ、ネパール、韓国などと国際交流をしてきた。これからもやってほしいし、南砺市として友好交流の調印をする考えはあるのか。また、イベント時、現在の行政センターだけでは人手が足りない。せめて利賀地域出身者にも手伝ってほしい。 |
(回答者:溝口市長) 私が市長になってから、南砺市として総務大臣表彰を受けた。これは利賀地域の地域づくりがすばらしいと認められたからである。また、合併前は利賀だけでなくほかの地域もいろんなイベントを行ってきた。これまでのイベントは継続していくことを合併時に申し合わせた。利賀のそばまつりも各課・各行政センターから職員が手伝いに行った。しかし、イベントが多いのに驚いている。それぞれの地域でやっていくということを考えてほしい。イベントはこれからも応援はするが、似たようなイベントは2つを1つにすることも考えてほしい。イベントのほかに、祭りといわれるものは2種類あると思う。1つは地域おこしのための祭り。もう1つは神事としての祭り。後者は行政というより、地域で行っていくべきではないか。前者は市としてやらなくてはいけないのではないか。 交流について、「国外の交流は南砺市として継続していこう、国内の交流は考えよう」と合併時に申し合わせた。民間主導での組織をつくって、その地域が、交流を続けることが望ましい。そのような交流には市としても若干の補助をしたい。南砺市として国内全ての交流を引き受けるようなことはできない。 |
イベント | ふる里ふれあい夏まつりの補助金が削減され、皆で知恵を絞って随分とムダを省いた。先日、椿館でジャズライブが開催されたが、地域が活性化するイベントは、もっと市(行政センター)が主体になって開催してほしい。市が建てた建物は、もっと市が責任をもって運営してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 椿館をはじめ、施設は利用することが肝心。イベントにつては、好きな人が集まって開催するのが本来の姿かと思う。城端伝統芸能会館は、今は市直営だが、協議会を設立して地域の住民が運営に携わっている。椿の栽培や椿祭りは別としても、貸会場として皆さんが利用することが望ましいし、この先、公共施設の整理統合を検討するとき、利用頻度がひとつの指標になると思う。 |
観光 | 観光について、出向宣伝費・出張などが合併によりあまり認められていないのでは。観光で成り立っている地域なので、営業活動をもっと認めてほしい。また、旧平村では写真の貸し出しシステムがあり、南砺市でも引き継いでいるが、中身が十分ではない。プロが撮影した写真等で内容を充実させるため、ある程度予算をかけ、良い写真を貸し出せるようにしてほしい。 |
(回答者:溝口市長) 現在市内にある6つの観光協会の方に集まっていただき、市として協議会か連合会のような一つの組織を作れないか検討いただいている。そして、出向宣伝を行うためにも、南砺市としての観光パンフレットを作成したいと考えている。各観光協会にも温度差があり、通年観光を考えている五箇山観光協会にはやはり熱意がある。7つの組織別々に補助を出して出向宣伝を行ってもらうのもおかしいので、熱意ある組織に引っ張ってもらいたい。 |
観光 | 国民宿舎五箇山荘など、バブル期は経営が成り立っていたが、不況の今、素人ではなかなか経営が難しい。専門の教育を受け、経営経験のある方を雇うべきでは。 |
(回答者:溝口市長) 施設の多さには苦慮しているところ。あまり使用されていない施設は統合するなど、残すべきものは残し、指定管理者を導入していくべきと考えている。五箇山荘は県の施設であり、旧平村が委託を受けて経営してきた。今後、県の動向を注意しながら、残す方向で考えていく。 |
観光 | 今年は、相倉・菅沼合掌造り集落の世界遺産登録10周年。これまでの世界遺産の保存と活用、そしてこれらからの住民の生活と観光について考える「場」として、記念事業を開催してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 世界遺産が、市民共有の財産になったことは、誇るべきこと。また、観光面では南砺市を知らなくても五箇山ブランドを知っている方は非常に多く、これを存分に活用していきたい。 記念事業については、今年から来年にかけて菅沼に展望広場の建設を計画しており、完成にあわせて記念事業を開催したい。また、今年度、五箇山観光協会がビール会社とのタイアップを検討しているので、協力していきたい。 いずれにせよ、人類共通の財産をしっかりと後世に残しつつ、観光・地域振興につなげたい。 |
観光 | 富山の特産といえば、ブリ・ホタルイカ・シロエビ・海洋深層水。富山を代表する特産品の開発を、市のプロジェクトとして推進してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 特産品には、南砺市らしさ、季節感、そして安定供給が必要となる。特産品開発への補助についてはルールを設けて協力していきたい。昔から親しまれているものなどを活用し、失敗を恐れずに頑張ってほしい。 |
観光 |
南砺市では観光ネットワークが重要になってくる。先人のご苦労で続いている夜高祭り、担ぎ手や作り手の不足や財政難で存続が危ぶまれている。祭りをとおして地域の良さを実感している。神事であることや一地区の祭りであるなど、条件が難しいことはわかるが、観光化も考えていく中で、財政的・物理的支援を考えてもらえないか。 |
(回答者:溝口市長) 平地では年に何回かの祭りやイベントに観光協会が協力しているが、山間地では観光が産業であり、意気込みが違う。先日の観光協会の会議で、「協会も方策を考えて欲しい。点から線、線から面に、組織化を含めて考えて欲しい」と伝えた。祭りには信仰からくる神事の祭り、神事から観光化した祭り、町おこしのイベントと3通りあると思う。夜高まつりや曳山祭りは純粋に神事であり、氏子など関係者の方で頑張ってほしい。応援はします。祭りはたくさんあるが、決め手は地域のパワーだと思う。観光は産業として伸ばさなくてはならない。北陸新幹線、東海北陸道の全線開通も視野に入れて、観光課ではマスタープランを作成中である。 |
観光 | 井波といえば木彫刻、300人余りの彫刻師がいますが、近年経済状況が厳しく、住宅構造の変化もあり、主力の欄間の需要が減っている。危惧される事態であるが、今後の支援・育成策は?またPRが不足しているので、観光資源としてもっとPRをお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 井波彫刻には“芸術”と“産業”の二つの面があり、産業としての木彫刻は、景気動向に左右されてしまう。確かに彫刻のような美術品は、景気が悪くなると一番最初に買い控えられるが、彫刻師のみなさんが工夫し、欄間以外の様々な製品を作られており、愛・地球博への出展のほか、4年に一度木彫刻キャンプを開催されるなど、やることはやっておられるのではないでしょうか。観光を重視する南砺市において、特産品を売れるようにすることも重要なことの一つ。産業の面でも優れた井波彫刻は、これからも応援させていただく。 |
観光 | 第3セクター(木彫りの里)の現状と将来の展望は。 |
(回答者:溝口市長) 市内にいくつか第3セクターの施設があるが、どれも経営はそれほど楽ではない。これから淘汰されるところも出てくると思うが、木彫りの里は井波彫刻の普及啓発、観光振興のため不可欠な施設。これからも努力していただきたい。 |
商工 | 商工業関係の計画は策定されないのか。ぜひ計画を立ててバックアップしてほしい。 |
(回答者:溝口市長) 商工業の計画は商工会で作るものではないかと思う。市内の商工会全体で計画を立てる必要があるのではないか。 |
商工 | ショッピングセンターベルは、2階3階が市の施設。地下と1階が競売にかけられた。1億4千万円。 市に支援を求めたい。1階の使用方法についてはみんなで考えたい。 |
(回答者:溝口市長) 3階の住宅に住んでいる人に不安を与えてはいけない。が、競売に参加するつもりはない。しかし、中心市街地の施設がさびれるのも困る。関係者の話をよく聞いて対処したい。 |
商工 |
商工会女性部への助成金がゼロになった。このことを前向きに捉え、自主的に各種イベントに出店・協力し運営費用を捻出しているが、20名あまりの小さな団体では限界がある。助成金の拠出が難しいのであれば、市有バスの使用や施設使用料の減免など、間接的な支援をお願いできないか。 |
(回答者:溝口市長) 市から商工会への助成は、青年部分・女性分と分けているわけでない。(商工会内の問題) これまで、商工会への助成基準が町村ごとに異なっており、近年、規模の小さい商工会への国・県の助成・支援が厳しくなっていることから、どのように統一すべきか苦慮している。 |
商工 | 井波にある食品スーパーが完全閉店する。自助努力が足りないのかもしれないが、お年寄りなど遠くに買い物にいけない方は非常に不便になる。商業振興のような施策で補助できないか。 |
(回答者:溝口市長) スーパーの閉店は、行政にはどうしようもない。ただ、井波のアスモは、やる気のある方が厳しい審査を通り、無利子でお金を借りて頑張っており、そういうところは国も支援している。 |
農業 | 農業について、平・上平・利賀地域では公社を設立して農業の普及に努めている。平野部では集落営農などの農事法人による委託農業が推奨されているが、山間地では事情が異なるので、これからも公社への支援をお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 農業を取り巻く環境は厳しいが、農業体験事業は、人々に癒しを与えるとともに、子どもの教育にも非常に良いことである。「みんなで農作業の日in五箇山」や特産品の開発・生産など、3地域の農業公社は、旧上平村の農地保全継続創造特区を活用して、さまざまな事業を展開している。市としては、平野部の稲作中心の農業とは違った山間地における農業の振興を支援していくが、今後は経営基盤を強化する意味でも3つの公社が1つになることを期待している。 |
農業 | 農道舗装について、ほ場整備の遅れが関係し、未舗装のところが多い。南砺市となって、未舗装部分の整備はどう進めるのか。 |
(回答者:溝口市長、清都助役) 市長:通勤・通学にも使用している農道は舗装する必要があると思う。農道は、一律に舗装する必要はないのでは。 助役:他地区と比べ、この南山見地区は確かに1割程度農道整備率が低くなっているが、ここ2〜3年、遅れを取り戻そうと重点的に対応させていただき、遜色ない程度まで取り戻していると思う。これからも状況を見ながら判断して対応していく。 |
農業 | 土地改良事業の借入金について、6.5%もの高金利で借りているものもあり、償還期間が長く非常に困っている。南砺市として、償還助成をしてもらえないか。 |
(回答者:溝口市長) 市長:償還金について、市が肩代わりしたり補助することはできない。前向きな事業には補助できるが、既に完成したものへの補助は行えない。市内で未納のところも出てきていると聞くが、それぞれの土地改良区で一生懸命対応している。 助役:負担の厳しさは十分に認識しているが、何とかご理解ください。 |
林業 | カシノナガキクムシによる広葉樹被害が、福光地域から五箇山方面にも広まっているように感じる。県にも撲滅対策を要望するが、市としても何らかの対策をお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 広葉樹の被害については憂慮しており、災害と同じような扱いで県に対策を依頼しているが、決定的な有効手段がないのが現状である。被害は、樹齢30〜40年の老木にしか見られないと報告されているが、国・県に引き続き対策を求める一方で、企業や市民の協力による植樹活動に期待している。今後も対策を検討していく。 |
林業 | クマの出没があるかもしれない。対策を聞かせてほしい。 |
(回答者:溝口市長) 5月に県知事が視察に南砺市を訪れた。知事は、クマが出没した場所を視察に行けば、マスコミが取り上げてくれる。これによって皆さんに注意を促すことができると考えられた。昨年のクマ騒動はクマが食べる実の不作である。クマが住む場所に人が行くときは十分注意してもらいたい。 今、カシノナガキクイムシの被害が広がっている。五箇山でも見られるようになった。今のところ、根本的なカシナガ対策はない状態。不幸中の幸いは、年老いた木にしかカシナガがつかないということ。若い木には付かないらしい。これからは植樹に力を入れたい。サポートしてくれる企業も出てきた。植樹の際には皆さんの協力をお願いしたい。 |
林業 | 南砺の豊かな自然環境を守っていくために、林業はなくてはならないもの。近年、クマによる被害が報告されているのも、里山の荒廃が原因。至急、林業再生計画を示してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 森林事業の推進は、私も大賛成である。来年度も、国の補助があれば、林道をあらたに開設する予定である。ただし、林業事業の主体はあくまで森林組合であり、市は応分の負担を負うというのが本来の姿であると思う。 また、クマの被害についてだが、五箇山地方での被害報告を耳にしたことがない。地域の方がクマとうまく共存されてきておられるからと考える。大切なのは、クマの生活を脅かさないこと。クマの領域に人間が入ることで被害が起きているので、山際で生活する人、山に入る人は用心する必要がある。 |
林業 | 川上中地区にある「椿の園」公園に、枝打ちしたスギの枝が放置されている。撤去願いたい。 |
(回答者:溝口市長、行政センター長) 旧井口村が、椿オーナー制度で整備した公園で、枝打ちは旧井口村が行ったものであり、これらの事業はすべて南砺市が引き継いでいる。早急に現場を確認のうえ対応するが、これまで住民と行政が一体となって進めてきた事業でもあり、施設の維持管理については住民の皆さんにもご協力願いたい。 |
(E)建設関連 | ||
区分 | 意見・要望 | 回 答 |
除雪 | 合併でサービスが下がった。昔は、町職員が除雪車を運転していたが、今は業者委託だと聞く。運転技能などノウハウをちゃんと伝えて、きれいに除雪してほしい。 |
(回答者:畑部長) 合併前年度から、職員による除雪は行っていない。 昨年、市では11月15日に除雪対策本部を設置し、24時間体制で市内のパトロールを行った。除雪作業は、市内12企業体に委託したが、朝の除雪が遅いという意見は以前からうかがっている。初めて企業体に参加した業者もいるので、オペレーターが慣れていないところもあるので、運転技能が向上するまで今しばらくご理解願いたい。 |
除雪 | 除雪については、生活道路の確保という観点でお願いしたい。除雪が遅れて、家から出られないというお年寄りの声を良く聞く。 |
(回答者:溝口市長) 除雪は、通勤・通学路を優先しているので、どうしても生活道路は後回しになっている。できるだけ早く除雪するよう努力するが、ご理解いただきたい。 |
道路 | 少子高齢化は、市の活性化・観光・財源など全てに関係する問題。南砺市は、金沢市に隣接しており、立地条件は恵まれている。金沢井波線の拡幅など、市としてもっと金沢市に働きかけ、交流人口を増やすべき。富山県だけでなく、石川県も視野に入れた南砺市づくりをお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 9/27、金沢・南砺行政懇談会を開催した。平成19年の東海北陸自動車道全線開通、平成26年の北陸新幹線開通を控え、観光についての研究会を設けることにした。金沢井波線については、富山県側に比べ石川県側の整備は、多少、遅れているが、懇談会の席上、担当局長より「用地交渉もうまくいき、仕事が進められそう」と積極的な回答をいただいたことから、今後、期待が持てる。なお、金沢井波線の後、金沢湯涌福光線の整備についても議題に上っている。 金沢市とは、旧福光町が交流してきたが、南砺市もこれを引き継ぎ、交流を深めていきたい。 |
道路 | 県道長楽寺線の拡張工事がなされ、よい道路になったが、荒木公民館から福光行政センターまで、幅が細く軽四すらすれ違えない。早急に拡幅工事をしてほしい。 |
(回答者:溝口市長) 道路の拡幅は、みなさんの用地協力がないとできない。一度、現地を確認したい。 |
道路 | まちづくり計画で国道304号、県道の早期整備がうたわれているが、荒木町の304号が大変遅れている。また、砺波福光線の整備も遅れている。歩道もない。早く整備してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 国道304号については金沢市のバイパスの竣工式が10月に行われる。これが終わって、ここに取り組めるよう、県土木センターと協議したい。また、残地の始末を含めて、荒地にならないよう地元の協力がいる。 |
道路 | 南砺市の総合計画が出来るのはいつか。市内には高速道路のICが2つある。福光ICが閑散としている。福光ICを計画の中でどのように位置づけているのか。高速道路沿いの市道が非常に傷んでいる。また、市道でセンターラインが消えているところもあり、夜間などとても危ない。工事してほしい。 |
(回答者:溝口市長、畑建設部長) 溝口市長:確かに福光ICでの車の乗り降りが少ないかもしれない。が、東海北陸自動車道が名古屋まで開通しなければ、どうであるか分からないと思う。福光ICの活用も半分しかできていないだろう。開通してから実際の成果が現れるのではないか。開通後どのように活用していくかが問題。 畑建設部長:市道は市が管理するもの。一度点検したい。センターラインの引き直しなどは予算の範囲内で、必要な路線を順次行いたい。 |
道路 | 国道156号線は非常に急峻なところを通っており、防災面、特に耐震面からみてトンネル・スノーシェッドは大丈夫なのか? |
(回答者:溝口市長) 落石・雪崩等確かに危険箇所がある。防災計画とは別に、危険箇所を重点的に整備してもらえるよう国・県に要望していく。 |
道路 | 利賀ダムについて、当初平成20年に完成予定であると説明を受けた。が、のびのびとなっている。このダム、そして工事用道路は地域おこしには欠かせない。宇奈月ダムが完成したら、そこの予算は利賀ダム建設にまわると聞いていたが、まわってきていないのではないか。工事用道路が国道471号として利用できる。ダムの建設予定が延びるのであれば、工事用道路だけでも早期完成を目指してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 宇奈月ダムが完成したら、その予算がこちらへまわるという話は知らない。県も財政難であり、当初の計画は見直さなければならない時期にきている。利賀ダム完成は延びるが、市としても早期建設に向けて努力していかなければならない。期成同盟会や下流の高岡市ともに、国・県へ要望していかなければならない。今年も、国土交通省へ要望してきたところであるが、今後も、国・県へ強く要望し続けたい。 |
道路 | 南砺市には世界に誇れる大自然がある。水無、水無平にはブナや高山植物が咲き誇っている。が、そこへ行くまでの道が整備されていない。道路整備をお願いしたい。しかし、車が無理やり入り込みギフチョウや植物を盗んでいくものもまた事実。車が入れないようにもしてほしい。どうしたものか。 |
(回答者:溝口市長) 水無への道路改良は地域からの要望で伺っている。道路要望は市内だけで何百とある。まず私は人が住んでいる道路をよくしたい、優先したい。日常生活にプラスになるところをやっていきたい。住んでいないところは後回しとなる。水無平に、山を荒らしにくるのは、まだ道がよいからではないか。やるからには、尾瀬のように湿地には車が入れないようにしなければならない。1度現地を視察したい。 |
道路 | 市内の各地域を結ぶ幹線道路の交差点に危険な箇所がある。早急に改修願いたい。 |
(回答者:溝口市長) 主要道の整備は、分庁舎方式を採用した時の条件整備の一つで、各地域を結ぶ国道・県道・市道を合併支援道路と位置づけ整備を行っている。なお、国道・県道については、住民の皆さんの意見を聞きながら管理する県に働きかけている。 |
道路 | 合併して、無事、1年が過ぎようとしているが、長期ビジョンが夢を与えてくれると思う。城端スマートICは、東海北陸自動車道が全線開通していないのに何故実施したのか疑問に思う。分庁舎方式なので、道路整備は重要である。金沢・井波線の山間部は 狭隘でカーブが多く、まだ整備なされていない。井波までの拡幅なども早期に進めて欲しい。住民や地元企業のために、ICを有効に使うとするなら、スーパー農道又は福野福光線沿いに是非、ICを設置して欲しい。南砺市をアピールできるサービスエリア、道の駅の設置を検討して欲しい。 |
(回答者:溝口市長) 分庁舎方式にあたり、通信システムのコンピュータ化を整備した。道路を整備しなければならないが、 幹線は、国・県道であり、合併支援道路として整備するようお願いしている。金沢市との連絡道路で、国道304号は県境付近の見通しが悪く、バイパス工事中であり、12月開通予定である。金沢井波線については、毎年少しずつ改良しているが、金沢側で進んでいないところもある。金沢市長も問題視しており、用地の見通しが立ったのでこれから強く県に要望していくと聞いている。金沢湯涌福光線は、冬季間閉鎖される。これに代わる道路については、期成同盟会を作って運動中であるが、金沢井波線のあと、取り掛かるようである。スマートICは、合併前に国交省にお願いに行った。全線開通前であり、実験には早期であったと判断され、実験が打ち切りになったが、機械などは残してある。全線開通すれば、もう一度実験をお願いする。その際は、ぜひご協力ください。ETCの普及により、この先、福野地域などに設置されるということも考えられる。 |
道路 | 主要地方道の整備について、県道井波城端線・金沢井波線・井波福野線の整備、利賀と南砺市の中心部を結ぶ八乙女連絡道の早期着工を目指してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 分庁舎方式を打ち出した際、道路整備は最重要課題の一つと位置づけており、市道については、今年度合併特例債を約15億円充当して一生懸命整備を進めている。この4路線とも大切なことは認識しているが、いずれも市道ではないので、国や県に要望するしかない。国・県も財政的に厳しく、進捗が遅れているのが現状である。 八乙女連絡道は、合併に際し新規に建設を要望したただ一つの道路で、利賀ダム工事の進捗を待っている状態である。 |
道路 | 城端市街地を貫く国道304号の改良工事も、あとわずかで完了するが、枝葉となる周辺道路の整備予定はどうなっているか。 |
(回答者:溝口市長) 国道304号の拡幅改良により、市街地が活気づいたことを非常に嬉しく思っている。同国道の改良工事とともに改良された道路がいくつかあるが、未整備のものについては、地域の皆さんの意見を伺いながら、県に要望するなど適切に対応していく。この道路改良が、地域振興に役立つことを願っている。 |
都市計画 | 用途地域の規制を緩和してほしい。このままでは、家の増改築ができない。転居の原因につながっている。地域の活性化にもならない。住居地域の理念が分からない。交流人口ばかりでなく定住人口を増加させることが南砺市の活力につながると思う。 |
(回答者:溝口市長) 現地を確認したい。用途地域の規制緩和については、県へ確認する。しかし、規制緩和となるとなかなか難しいと思う。いろんな問題が重なっている。 |
(F)教育関連 | ||
区分 | 意見・要望 | 回 答 |
学校 | 小中学校について、校区が変わると聞いたが本当か? |
(回答者:溝口市長、梧桐教育長) 今のところ、校区を変更するつもりはない。しかし、少子化が進行して複式学級が増加した時は、皆さんとともに検討したいと思っている。その時は、地域のことよりも子どもの将来を第一に考えていただきたい。 |
学校 | 少子高齢化が進んでいる。利賀地域では、17年度に入って新生児の数がゼロ、高齢者は増え続けている。利賀では小学校も統合して1つとなったが、1人も入学しない学年がでてくると、複式学級になるのでは。心配する保護者が他の地域へ行くことも考えられる。部活動も成立しない。小中学校統合への考えを聞かせてほしい。 |
(回答者:溝口市長、梧桐教育長) 溝口市長:山村地域だけではなく、少子化は進んでいる。しかし、立派な子どもたちが育ってきている。複式学級より単式学級がよいだろうが、5人で1人の先生のほうが、35人で1人の先生よりも児童1人と先生が触れ合う時間が多く、密な教育を受けられるのではないか。利賀はアーパスで上手にやってこられた。子どもの数が少なくなってどうにもならないときには学校統合を考えたい。平と上平では2つの保育園を1つにした。しかし中学校ならまだしも、小学校の統合はどうか。通学距離が遠くなりすぎではないか。部活動も限られたもので仕方がないのでは。 梧桐教育長:少子化は全国的な問題であり、望ましいのは定住家族が増えることである。特殊な事例がある場合、学校だけ移すのを許可している。都会では学校選択制度もできたが、南砺市では通学に時間がかかるため難しいと思う。 |
学校 | 山間地の子どもは、下宿して高校へ進学しているが、近年、下宿を引き受けてくれる人が減り、学校選択の幅が狭くなっている。また、合併で平野部に通勤するようになったことで、山間地を離れる若者が増えた。子どもや若者たちが、山間地でも安心して暮らせるよう、平野部に簡易宿泊施設を整備してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 地域活性化は市全体の課題である。市では、交流人口の拡大、観光産業の育成のために観光課を設置した。金沢市との行政懇談会も開催している。 簡易宿舎を新たに建設するつもりはない。子どもの進学については、山間地からでも平野部の高校へ通えるよう、公共交通計画で検討していきたい。また、市職員に限っていえば、8地域の一体化を促すような人事異動を行った。平野部から山間部の行政センターに通勤している者もいる。私は、地域に若者を留めることが、決して良いとは思わない。 |
学校 | 僻地教育について、現在、ほとんどの教員が平野部から通勤している。その方たちを大事にするため、安心して教育にまい進できるよう体制を整備してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 先生方も意気に感じた若い方が来られており、教員住宅も素晴らしいものが整備されている。子ども一人に対する先生の数も平野部より多く、体制は整備されていると思う。 |
学校 | 学校事務の処理が遅い。もっとスピードアップを。また、何でも統一化するのではなく、登下校以外のスクールバスの活用など、へき地教育の実情を考慮していただきたい。 |
(回答者:溝口市長、梧桐教育長) 溝口市長:各庁舎を結び電子決裁で事務処理を行っているので、事務が遅滞しているとは思えないが、どこで遅れているのか確認したい。 山間地の交通事情については、公共交通計画の中で検討していきたい。上平の場合、民間バス会社との路線競合が問題としてあるが、公共交通は採算のあわない不便な地域を重点的にカバーすることが大切だと思っている。 梧桐教育長:市内20校の小中学校の事務を教育総務課で行っているが、旧町村ごとに事務処理が違うので、実情を把握し現場を確認するのに時間を要したため、事務が滞ったものと思う。迅速化に向けて努力したい。 |
生涯学習・体育 | 公民館や公園など、公共施設の管理費用の住民負担が増えてきている。地域コミュニティを活性化するため、今後いっそうの助成をお願いしたい。また、市統一の助成基準を示してほしい。 |
(回答者:溝口市長) 公共施設の多さにあらためて驚いている。旧町村が自己完結型の行政をめざしてきた成果でもあるが、今後、管理費用をすべて市で賄っていくのは非常に困難である。公民館は、非常に大切な地域コミュニティの場であるが、集落の集会所はそれぞれの自治会でまかなうのが原則である。また、地域公民館についても、運営経費は格差をなくし平準化していきたい。各種教養講座やスポーツ教室などの運営費は、それぞれの参加者で負担するのが基本であると思う。 (回答者:梧桐教育長) 各地域それぞれ事情が異なり、平準化に苦慮している。皆さんからのご意見も伺いながら、段階的に調整を進めていきたい。 |
生涯学習・体育 | 城端地域には、五箇山地方や金沢を結ぶ歴史的に由緒のある山道がいくつかあるが、整備が不十分である。トレッキングや体験教室でこれらの歴史街道を歩く人も増えているので、早急に改修してほしい。 |
(回答者:畑建設部長) 現場を見て、対応したい。 |
生涯学習・体育 | 平高校郷土芸能部の素晴らしい活躍など、この地域ひいては南砺市は芸能・芸術の最たる市となった。麦屋・こきりこなど、各団体の育成のためにも、補助金等一層の支援をお願いしたい。また、この地域には文化活動として10のサークルがあり、郷土史の勉強等を進めているが、交通費・謝礼など、講師派遣にはお金がかかるため、継続できるよう市の支援をお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 愛・地球博の「富山県の日」でも、6つの出し物ののうち4つが南砺市のものであり、さながら「南砺市の日」という感じであった。ひとえにみなさんの活動のおかげと敬意を表する。平高校については、財政的に厳しいということもあり、特別な補助をしているところである。 17年度の予算編成は、時間が足りなかった。事業や活動を一つにまとめるなどの工夫をしてもらいたいという意味を込め、補助金を一律1割カットした。18年度は、もう少し各事業の見極めも必要と考えているが、いずれにしろ、統合するなどの工夫をし、補助金の削減に備えていただきたい。 |
生涯学習・体育 | 平地域の婦人会は、南砺市連合会となっても、これまで以上に積極的に活動している。市の補助金が減らされるそうだが、これまで通りの活動を維持するために会費等を増額するのは忍びないので、婦人会への補助金は減らさないでほしい。 |
(回答者:溝口市長) 補助金は、市として平準化するのが大前提と思っているが、活動内容は考慮していく。ただし、平地域だけというのは難しいのでご理解願いたい。 |
生涯学習・体育 | この地域では、サークル等による文化活動が盛んです。この地域に息づく文化を大事にするため、平・上平・利賀が一体となって文化活動を進められるよう行政センターに企画力を与えてほしい。 |
(回答者:溝口市長) サークル活動は、本来、当人同士が楽しむために行うもので、あまり行政が介在するものではないと思う。流派、師弟関係の問題もあり、各団体への補助金交付も難しいものがある。文化協会のようなものを組織してもらい、そこに補助金を交付するしかないと考えている。 |
生涯学習・体育 | 市内で青年団が残っているのは、平・上平・利賀地域だけと聞く。合併前、清都助役(=合併協議会長)に青年団活動へのご理解とご協力をお願いしたが、青年団は、地域の若者が主体的に地域活性化に取り組む大切な「場」なので、今後も温かいご支援をお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 平野部では、青年団活動は壊滅状態(自然消滅)である。今も、青年団が組織され、活発に活動されているバイタリティーは評価に値する。青年団は残っていることが珍しいのではなく、なくなった方に問題があったと思う。これからも3団体の均衡を保ちつつ応援していくので、頑張ってください。 |
生涯学習・体育 | 合併して施設が増えたが、井波社会体育館なども使用料を徴収するようになった。健康のために新しい事業をするのではなく、「アイ・ウェーブ」など地域スポーツクラブに加入して健康増進に励んでもらうことが大切。これらの団体への使用料減免をお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 体育館の管理については、スポーツクラブや指定管理者に委託していく方向である。市内には施設が多く、自治体が独立していれば自己完結型で維持していくことも可能だったが、これからは全てを守ることは難しく、二つを一つにするなどの対策も必要である。 自分がスポーツを楽しむのに、お金をかけないのはおかしくないか。これからも受益者負担を考えていく。 注:現在、アイ・ウェーブ加入者には100%減免措置が取られています。 |
生涯学習・体育 | 上平の地域特性として、世界遺産、ボート、そしてバイアスロンが挙げられる。バイアスロンは、2000年国体以降、毎年地元選手が国体で活躍しており、タカンボースキー場には大会開催のための施設も整備されている。昨年、同スキー場で初めて西日本大会が開催されたが、継続的に市の支援をお願いしたい。 |
(回答者:溝口市長) 南砺市にはスキー場が5つもある。スキー人口の減少で経営が難しくなってきており、自然淘汰されていくものと思うが、地域の皆さんで工夫して頑張ってほしい。 バイアスロンについては、マイナースポーツということもあるが、全国でも数少ない施設を有効に活用していただきたい。全国規模の大会については、今後も支援します。 |
世界遺産 | 世界遺産の保護について、相倉合掌造集落で行った棚田オーナー制など、まことに素晴らしいが、行政の方が直接手をくだすのではなく、ボランティア組織を育成し、今後も続けていけるような環境整備が必要では。また、集落を今後も維持するためには跡継ぎが必要。その方たちの就業の場も必要では。 |
(回答者:溝口市長) 棚田オーナー制は、都会の方にもほっとしていただける大変良い制度で、各農業公社とも相談し、できるだけ続けていきたいと思っている。ボランティアの組織ももっともだが、本来誰が主人公であるかを考えると、地元の方がNPO法人を立ち上げるなど、自発的に気運を盛り上げていってほしいと願っている。 市としても、世界遺産の保存活用は考えていくが、若者の働き場所の提供は、言うのは簡単ですが大変難しい課題であり、今後も検討が必要である。 |
世界遺産 | 世界遺産菅沼合掌造り集落について、空き家の買い上げをお願いしているがどうなっているか。また、合掌造り家屋の屋根葺き作業の発注が遅い。屋根葺きは春か秋に行わねばならないので、事務処理を迅速にお願いしたい。 組織内で事務のたらい回しがあると聞く。職員にはもっと勉強してもらいたいし、わからないのであれば知っている前任者に聞いて迅速に処理してもらいたい。職員には、やる気がないのなら辞めてもらうくらいの意気込みで事務にあたってもらいたい。 |
(回答者:山本収入役、梧桐教育長) 山本収入役:菅沼集落の空き家は、集落の代表者からお話を伺い、対応について県・文化庁と相談しているところである。市としては、県の指導の下適切に対応したいと考えており、旧平・上平村の有識者からノウハウを学ぶことも必要と思う。これからもご助言をお願いします。 梧桐教育長:合掌造り家屋の屋根葺き作業は文化課が事務を担当しているが、平野部でのほ場整備に伴う発掘調査で事務が滞ってしまった。今後、このようなことがないよう改善したい。 |