午前7時ロングコーススタート（行徳寺）

　10月5日(日)､越中｢五箇山｣赤尾の行徳寺から井波別院瑞泉寺までを結ぶ古道｢道宗道｣を舞台に、南砺市合併10周年記念｢世界遺産 五箇山･道宗道トレイルラン大会｣が開催されました。ロングコース(行徳寺〜瑞泉寺･36km)に306名、ミドルコース(たいらスキー場〜瑞泉寺･22km)に305名のランナーがエントリーし、信仰心の篤い妙好人｢赤尾の道宗｣が長年通い続けたとされる古道｢道宗道｣を駆け抜けました。

　まずは、午前6時30分に上平地域のタカンボースキー場にてロングコースの開会式が開催され、本大会実行委員会の山瀬悦郎委員長と大会名誉会長である田中市長が歓迎のあいさつを述べた後、スキー場からタイム計測の始点である行徳寺までの山道を下り、午前9時に田中市長の号砲でスタート。さらに午前8時30分には、たいらスキー場でミドルコースの開会式が行われ、午前9時に才川市議会議長の号砲によりスタート。いずれも起伏に富んだ難コースのうえに、昨晩からの天候により非常にすべりやすいコンディションの中、手に汗握るレースが展開されました。
　厳しいコンディションに打ち勝ち、栄えある初代チャンピオンの栄冠に輝いたのは、地元南砺市の高瀬裕行さん(30歳･富山干柿所属)。優勝の感想を伺うと｢先週開催の射水海王丸マラソンのハーフマラソンの部に出走していた疲れが残っていて最初の内は思うように身体が動かず、コースコンディションも悪く何回転んだか分からないくらいでしたが、途中から身体が動いてきて八乙女山頂付近で2人を抜いてトップにたつことが出来ました。優勝できて嬉しいです。｣と36kmの難コース完走後の疲れを微塵も見せないほど爽やかな笑顔で答えてくださいました。
　閑乗寺公園の｢NANTOくん｣が描かれたゲレンデでは、ランナーの皆さんに｢頑張れ!!もう少し!｣と声を掛けていた市民の皆さんに、ランナーの皆さんから｢ありがとう!｣や｢気持ちいいコースですね！｣､｢楽しいです！｣､｢眺め最高!!｣といった返答がある場面も見受けられました。
　あいにくの天候となりましたが、ランナー､スタッフ､そして沿道で応援された市民の皆さんが心から本大会を楽しんでおられる様子が印象に残る素敵なトレイルランでした。

• 世界遺産 五箇山･道宗道トレイルラン大会ホームページ

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問い合わせ先	五箇山道宗道トレイルラン実行委員会事務局 電話番号　0763-82-5828

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