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爽やかな青空のもと平地域東中江でコウゾの「雪ざらし」

五箇山和紙原料の「コウゾ」を漂泊する古くから伝わる伝統作業に汗

情報発信元:南砺で暮らしません課

爽やかな青空のもと平地域東中江でコウゾの「雪ざらし」の画像
東中江の神明社前で行われている「雪ざらし」

 1月31日(日)、朝から絶好の晴れ間に恵まれた市内、平地域の和紙製造業「東中江和紙加工生産組合」の宮本友信さん方では、五箇山和紙の原料「コウゾ」の漂泊作業として古くから伝わる「雪ざらし」が行われていました。

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雪上に広げて陽光にさらします

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白くなったコウゾを乾燥させます

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冬の晴れ間をぬって行われる地道な作業

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陽光を浴びてより白く

 「雪ざらし」は、五箇山和紙原料の「コウゾ」の束を雪上に並べて太陽光にさらし、コウゾ内の葉緑素を抜く伝統の漂泊方法。大変手間のかかる作業のため、国内でもわずか3〜4カ所、北陸では宮本さん方でしか行われていないという貴重な作業工程です。1〜2週間ほど雪上で陽光にさらされる事で白くなったコウゾは、五箇山和紙の一大ブランド「悠久紙」の原料となります。
 東中江和紙加工生産組合ではコウゾを自家栽培し、春の手入れ・夏の草刈り・秋の刈り取りからコウゾの表皮を剥ぐ「タクリ」、「雪ざらし」まで、全工程を昔ながらの手作業で行っています。「コウゾだけを原料として使うことで300〜400年は破れない丈夫な紙になる。一つ一つの作業を丁寧に行う事が信頼につながる」と語る宮本さん。古くは京都桂離宮の大修理(昭和49年)にも使用され、現在は名古屋城本丸御殿復元作業にも重用される「悠久紙」を手掛ける「日本の匠」のプロ意識を垣間見る事ができました。

 冬期間の貴重な晴れ間をぬって行われる「雪ざらし」は、先ごろ米グーグル社が公開した「Made in Japan:日本の匠」プロジェクトで紹介されている日本の工芸作品(27都府県82種)の一つに取り上げられている世界に誇るブランド和紙「悠久紙」の製造に欠くことの出来ない大切な作業です。

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  • 最終更新日:2016年1月31日(日曜日) 15時30分
  • ID:2-3-12145-15679
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