発表

　人口減少・少子高齢化・過疎などによる地域に生じた課題を、小さな循環や、協働による取組みを通して、住民自らが解決を図っている事例が市には数多くあります。
「どんなことやっとるがけ？」と、様々な活動を知っていただくために「やっとること発表会」を開催いたしました。

　６団体の発表と地域おこし協力隊の発表。“個人の小さな取り組みからコミュニティサロンの実施”“地域資源である池川周辺を住民憩いの場に整備”“都会の方や若者を積極的に受け入れる体験道場の開設や空き家を改装した受入拠点整備”“薬草を栽培することで荒廃した畑の再生と魅せる風景の創造”“炭焼きによるむらづくり事業”“都会から移住してきた地域おこし協力隊の活動報告と市の課題点”を発表いたしました。どの発表も地域の課題を自分事として捉え、仲間をつくり、周辺を巻き込み、住みやすさにつなげる事例発表でした。

　各地域における課題は様々ですが共通の点も多く、取り組み事例が参考になり、｢地域課題に向き合い、改善に向けて活動したい｣、｢自分の地域でも同様の活動ができるのではないか｣、｢自分の地域でできることが見つかった｣などの意見が来場者から聞かれました。

　全体講評では、｢人との関係をどう作っていくのかが大事、市職員も活動に関わる事、市全体で変わっていくことが大事｣、｢活動を成功させ地域を変えるには、人を巻き込み小さな迷惑をかけることが大事｣、｢コミュニティでのビジネス展開の可能性を見出せた｣、｢今日の発表を参考に、各地域での取り組みに活かして下さい｣などの意見をいただきました。

　南砺市に限らず、日本全国で人口減少、少子高齢化、過疎が生み出す課題が山積しています。また地域交流が疎遠になっていたり、若い人の無関心、地域の危機に対する無関心も問題です。
　今日の発表会による事例が、成功への一筋の光になりました。こういった取り組みが南砺市全体に広がると活気のある市になるものと確信します。

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