現在の位置:トップ > お知らせ > 南砺市クリエイタープラザ桜クリエで文化・芸術シンポジウムを開催
情報発信元:南砺で暮らしません課
8月19日(金)、南砺市クリエイタープラザ桜クリエにおいて南砺市文化・芸術シンポジウム「文化・芸術が創る南砺の未来」が開催され、劇作家で演出家の平田オリザ氏による基調講演や、南砺が誇る文化芸術事業の継承や発展に寄与されている方々の取組みに触れて、その魅力や未来に向けての可能性を探るパネルディスカッションが行われ、約80名の参加者が熱心に耳を傾けました。
劇作家や演出家として有名で、数々の大学でも教鞭をとる平田オリザ氏による基調講演のテーマは「文化と芸術が地域を創る」。「人口減少問題の本質とは何か?」とする導入から「大学入試改革」が進むことによる地域間の「文化格差の拡大」への危惧に言及。文化的な感性は「本物」に触れ続けることによって磨かれるとし、「文化資本が蓄積できる教育」の重要性とともに、地縁血縁型社会の崩壊や長引く不況による社会的な孤立を防ぐために、趣味や嗜好でつながる「関心共同体」での「文化的な活動による社会とのつながりの大切さ」を説きました。また、文化や芸術を未来へつなぐための誇りや、どのような付加価値をつけるかは自分たちで選択しなければいけないとし、「文化の自己決定能力」や「ソフトの地産地消」を磨きこむことで都市に収奪される可処分所得を押しとどめ、地方で循環させる可能性が拓けるとし、伝統的な文化・芸術に恵まれ、新たな創造を受け入れることのできる南砺市について「チャンスがある」とし文化芸術による地域創りの可能性を提示しました。
また、「南砺の文化芸術の魅力と未来の創造」と題したパネルディスカッションでは、市の文化芸術振興実施計画の概要説明にはじまり、福野夜高祭、南砺の食文化、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドなど南砺が誇る文化芸術の魅力を探るとともに、未来に向けた可能性について議論が交わされました。最後に参加パネリストを代表して田中市長が「文化芸術創造都市として誇るべき文化・芸術を市民の皆さんと共有し、未来に向けてつないでいくことが自由で開かれたまちづくり・地方創生につながる。行政サイドが文化・芸術に注力していくとともに、市民の皆さんが市内の文化・芸術に誇りを感じられるまちづくりを目指したい」との熱い想いを語りました。
問い合わせ先 |
文化・世界遺産課 電話番号 0763-23-2014 |
---|
くらしの情報
市政情報
より良いウェブサイトにするため、ぜひご協力ください。
Q.このページの情報は、あなたのお役に立ちましたか?