現在の位置:トップ > お知らせ > じょうはな座で第61回富山県人権擁護委員連合会総会を開催!
情報発信元:南砺で暮らしません課
6月5日(月)、じょうはな座において富山県人権擁護委員連合会の定期総会が開催され、県内にある4つの協議会に所属する人権擁護委員が集いました。総会に先立ち長年、人権擁護委員を務められた委員に感謝状や表彰状が授与されました。また、研修会としてSmiley Tomorrowの代表を務める河除静香氏が「見た目問題」について一人芝居と講演をしていただきました。参加された皆さんは熱心に耳を傾けていました。
人権擁護委員は、人権擁護委員法に基づいて,人権相談を受けたり人権の考えを広める活動をしている民間ボランティアです。人権擁護委員制度は、様々な分野の人たちが人権思想を広め,地域の中で人権が侵害されないように配慮して人権を擁護していくことが望ましいという考えから設けられたもので、諸外国に例を見ない制度として発足しました。この度、富山県内4つの協議会(134名)からなる富山県人権擁護委員連合会がじょうはな座にて総会及び研修会を開催しました。
今年度事業計画や予算案が協議可決され、今後の事業展開について事務局から説明が行われ、さらなる人権尊重社会を目指すものとなりました。
総会前には長年、人権擁護委員を務められた委員(65名)に法務局人権擁護局長表彰、全国人権擁護委員連会長表彰、名古屋法務局長感謝状、人権擁護委員中部連盟会長表彰、富山地方法務局長感謝状、富山県人権擁護委員連会長表彰が授与されました。
その後、「Smiley Tomorrow 笑顔の明日へ 〜「見た目問題」当事者としての人生〜」と題してSmiley Tomorrowの代表を務める河除静香氏に一人芝居と「見た目問題」について講演をしていただきました。「見た目問題」とは顔に生まれつきアザがある、火傷を負い皮膚がケロイド状になった、毛が抜けてしまった、などの外見に何らかの症状がある人たちが抱えている問題です。
河除氏も見た目について小学生のころから、いじめにあい、「お前に基本的人権はない」と言われたこともあったそうです。悔しくて情けなくてたまらないが、親にも先生にもいじめられていると訴えたことは一度もなく、むしろ明るい自分を見せなきゃいけないと思って明るく振舞っておられたそうです。その後、短大に入り、就職でも差別を受け部署が変更になったりもされたそうです。そして、現在の旦那さんと出会い、二人のお子さんにも恵まれました。しかし、人前ではマスクをしていることが多く、素顔を見せた時に見た人の態度が変わることが怖いそうです。そういった経験を活かし、一人芝居にて「見た目問題」を伝えたり、Smiley Tomorrowという団体として「見た目問題」の当事者たちが抱える問題について苦にならないよう、笑顔の明日になるように交流会などの活動を行っておられます。
このような、見た目問題は社会的な問題となってきています。少しでも多くの方に「見た目問題」について理解していただける日が来るように願っております。
問い合わせ先 |
南砺で暮らしません課 協働のまちづくり係 電話番号 0763-23-2037 |
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