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情報発信元:南砺で暮らしません課
7月29日(土)、平地域東中江の丸山荘と杉尾集落にある楮畑で和紙の担い手育成セミナー&ワークショップが開催され、市内外から約20名が参加し山口県からIターンで五箇山に移住し和紙の新たな可能性を探るデザイナー石本泉さんによるセミナーや、杉尾集落の楮畑での「芽欠き」作業体験をとおして和紙に関するワークスタイルを体感しました。
地域の産業活性化と和紙産業の担い手育成を目指して「和紙に関するライフスタイル」を体験型で学ぶ年3回のセミナー&ワークショップの初回。セミナーのプレゼンターとして参加した五箇山和紙の里の石本泉さんは、武蔵野美術大学在学中に和紙を知り生業として志すようになったキッカケから五箇山への移住、若くて先鋭的な感性を取り入れた新商品の開発や和紙産業の可能性の模索、五箇山の環境や暮らしなどについて実体験に触れながら「地域に伝わる伝統文化にはそこにしかない資源・精神・技がつまっている。その背景にあるストーリーを理解し伝えていくことは難しいことだがとてもやりがいのあること」と述べ、先人が伝承してきた知恵や技に新しい感性を加えて継承していくことの大きな可能性について言及。
また、千年もつという五箇山和紙の一大ブランド悠久紙を手がける東中江和紙加工生産組合の宮本友信さんが加わってパネルディスカッションと質疑応答の時間が設けられ、参加者からの質問を交えて、和紙の原材料となる楮の自家生産や保管年限、楮畑の管理、和紙産業を志そうとする若者を受け入れるインターンシップなどの体制、新たに和紙産業に就こうとする仲間に求めるスキルなど、多様な話題や課題について積極的な意見交換が展開されました。さらに、原料から製品まで一括して自家生産にこだわる東中江和紙生産加工組合が管理する杉尾集落の楮畑に会場を移しての芽欠きのワークショップも行われました。
年3回の開催予定されている和紙の担い手育成セミナー&ワークショップ。次回は高岡市で伝統産業「鋳物」を手がける株式会社能作の能作克治社長と悠久紙を画材として書家活動を展開する市内在住の書家Satoshiさんをプレゼンターに招き11月25日(土)に開催されます。
問い合わせ先 |
「五箇山 元気な里山」協議会 メール gokayamagenki@gmail.com |
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