出丸町「唐子山」から順に巡行を開始
5月5日(祝・火)、城端市街一円で「城端曳山祭」の本祭が行われ、6町の優雅な庵屋台と華麗な曳山が市街地を巡行。昨晩の雨が嘘だったかのように見事に晴れ渡り、爽やかな初春の風が吹き抜ける中、大勢の観衆の目と耳を釘付けにしました。
風情ある通りを華麗な曳山がゆく
大勢の人出で賑わう所望宿前
城端別院善徳寺前の賑わい
獅子舞と曳山のコラボレーション
城端曳山祭は、江戸時代中期から続く約300年の伝統を誇り、国重要無形民俗文化財にも指定されている城端神明宮の春季祭礼です。また、今年3月に「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録に向けて提案された国内33件の行事の一つでもあります。城端地域中心市街地は朝から優雅で趣のあふれる祭りの風情を楽しもうと訪れた大勢の観光客や地域住民の皆さんで賑わいました。
午前9時30分頃、山宿に安置されていたご神体を乗せた6町の曳山が庵屋台を先導にして善徳寺前に集結。一番山の出丸町「唐子山」を先頭に、西下町「諫鼓山」、東上町「鶴舞山」、大工町「千枚分銅山」、西上町「竹田山」、東下町「東耀山」の順に巡行を開始し、重厚な車輪を「ギュウギュウ」ときしませながらの迫力ある姿に大勢の見物客が惹き込まれていました。
また、道中に点在する庵唄を希望する「所望宿」前は大勢の人出で賑わい、庵屋台の若連中による優雅で哀調の漂う響きの庵唄を満喫していました。
神輿、傘鉾、庵屋台、曳山の巡行は昼食後、午後1時30分から再開され、午後7時には提灯山となり広小路から東下町、東上町、大工町、新町と巡行します。午後2時頃と午後8時30分頃には曳山会館前で庵屋台と曳山の紹介と庵唄の披露が行われ、午後10時頃には城端庁舎前で圧巻の引き返しが披露されます。
問い合わせ先 |
城端観光案内所 電話番号 0763-62-1821 |
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南砺で暮らしません課