自分たちで育てた野菜の味は格別

　11月11日（土）、福光東部小学校の児童たちが参加した農作業体験教室「みんなでアグリ」を通じて育ててきた農作物の収穫感謝祭が行われ、参加した児童をはじめ保護者の皆さんや地域の方など約80名が収穫した野菜をふんだんに盛り込んだ豚汁などを味わい、収穫の楽しみを体感しました。

　この農作業体験教室は、福光東部小学校（中川愼一校長）の児童たちに野菜づくりを体験してもらうことで、地元の農産物に対する認識を深めてもらおうと、学校や地元の高宮営農組合（当田衛組合長）やNPO福光（辻野清志代表理事）などが平成22年から行っているもので、今年で9回目。今年は、春先から東部小学校の児童約30名とその保護者の皆さんなどが、高宮営農組合のほ場約20アールの畑に玉ねぎやジャガイモ、白菜など約20品目を植え付け、これまで休日などに営農組合の指導を受けながら保護者の皆さんとともに間引きや除草、土寄せなどの管理を行って育ててきました。
　この日、高宮営農組合の育苗施設で行われた収穫感謝祭では、福光東部小学校の中川愼一校長が「今日の収穫祭は、子どもたちの年間を通じた取り組みと頑張りがあって迎えることができました。収穫物とお世話になった方々へ感謝して楽しみましょう」とのあいさつ。また、野菜づくりに取り組んだ児童たち一人ひとりが、「大きな大根が収穫できて楽しかった」、「ジャガイモやネギなどたくさん収穫できて楽しかった」、「草取りがたいへんだった」など、農作業体験での苦労や楽しかった教室での体験を発表したほか、野菜づくり賞として中川校長から賞状が手渡され、子どもたちは来年の野菜づくりに向けて意気込みを新たにしていました。
　この後行われた試食会では、野菜をふんだんに取り入れた暖かい豚汁などが振る舞われ、参加者の皆さんは口いっぱいに頬張って、大地の恵みを味わっていました。また、収穫感謝祭では、南砺市内を中心に音楽活動を行っているアコースティック音楽ユニット「ぎたおん」の皆さんのミニコンサートもあわせて開催。「ビリーヴ」など５曲を演奏し、収穫祭に彩りを添えていました。
子どもたちの指導に当たった高宮営農組合窪田謙治さん（高宮）は、「この農作業体験を通じて、子どもたちをはじめ保護者の皆さんに農業の大切さや安全で安心な農産物に目を向けてもらうきっかけになればうれしい」と語っておられました。

ご案内

問い合わせ先	福光東部小学校 電話番号　0763-52-0227