数多くの写生や下絵を展示
7月7日(土)より、福光美術館にて、「〈いのち〉を写す 石崎光瑤の視点と表現‐写生・下絵・写真‐」が始まりました。石崎光瑤は明治17年(1884年)に旧福光町に生まれた日本画家で、文展・帝展で特選を重ね、京都市立絵画専門学校(現京都芸大)の教授に就任するなど大正・昭和前期を代表する画家として活躍しました。今回の展覧会は生涯一貫して花鳥を描きつづけた光瑤の創作の原点と画家として真摯な視点を多くの写生・下絵・写真から紐解きます。
ツルの羽の写生
インコの写生 解説には驚きのエピソードが
インド旅行での写真の展示
コブラ使い
100年以上前のインドの様子です。
7日(土)には午前9時30分より開会式が行なわれ、田中市長のあいさつ、来賓による祝辞につづき、記念のテープカットが行なわれました。
その後、福光美術館学芸員により展覧会解説が行なわれ、参加者たちは興味深く聞き入っていました。
現在、南砺市のお隣、金沢市にある石川県立美術館では開館35周年などを記念して「若冲と光瑤〜伊藤若冲とその画業に魅せられた石崎光瑤の世界〜」と題した特別展が開催されており、再評価され人気が高まっている若冲の作品と共に、若冲再発見の先駆けとしても業績を残し、自らも模写を描くなど若冲に魅せられていた石崎光瑤の代表作「燦雨」(福光美術館収蔵)や「熱国妍春」(京都国立近代美術館収蔵)などが展示されています。現在、石川県立美術館に展示されている石崎光瑤作品の下絵が福光美術館に展示されているなど連携した展示内容となっておりますので是非両館ともお出かけください。共に7月22日(日)までの会期となっています。
「〈いのち〉を写す 石崎光瑤の視点と表現‐写生・下絵・写真‐」
会期 7月7日(土)〜22日(日)
観覧料 一般500円/高大生300円/中学生以下無料 火曜日休館日
関連イベント
○ミュージアムセミナー(無料)
日時 7月16日(月・祝)14時0分〜
講師 吉井亮一氏(富山県[立山博物館]主任専門員)
演題 「光瑤の写真を読む」
○作品解説会
日時 7月21日(土)14時0分〜
学芸員による解説
〇とやま室内楽フェスティバル2018(無料)
日時 7月14日(土)13時0分〜
場所 ロビー
出演 弦楽四重奏:アルネア・カルテット
問い合わせ先 |
福光美術館 電話番号 0763-52-7576 |
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