民藝の巨匠たち・孫サミット開催
4月9日(日)福光ゆかりの版画家・棟方志功と、棟方と交流のあった陶芸家・河井寛次郎、濱田庄司の孫3人が祖父について語り合う「民藝の巨匠たち・孫サミットin福光」が福光美術館で行われ、約180人が出席しました。
お孫さんの貴重なお話を聴こうと会場は満員
パネリストは、棟方志功の孫・石井頼子さん(棟方志功研究家)、河井寛次郎の孫・鷺珠江さん(河井寛次郎記念館学芸員)、濱田庄司の孫・濱田琢司さん(関西学院大学教授)が務め、3人の交遊エピソードを紹介しました。
3人は「あたりまえの暮らしとあたりまえの交遊」をテーマに、自宅の食卓での写真や家族写真を紹介し、「白い紙や壁があれば、すぐに絵を描くのが志功のあたりまえ。また抹茶とチーズケーキが好きだった」「(河井は)国内外で高く評価を受けたが、彼自身が賞に無欲で無位無冠を貫いた」「(濱田は)20代でイギリスに渡ったのは、大学の先輩である河井を超えようしたのではないか」などと家族だからこそ知り得る巨匠たちの素顔やエピソードを紹介しました。
孫だからこそ、研究家だからこその視点で話される巨匠たちの素顔と、民藝の楽しみ方について語られるトークセッションに、来場者は興味深く耳を傾けていました。
問い合わせ先 |
福光美術館 電話番号 0763-52-7576 |
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情報政策課