稲刈り1
9月30日、秋晴れの中、五箇山の皆葎地域の有機農業に挑戦している田んぼで、酒米の稲刈りを行いました。
稲刈り2
稲刈り3
南砺市では、とりわけ厳しい環境下にある中山間地域において、付加価値の高い有機農業に取り組むことで、耕作放棄地の発生防止や、若い新規就農者の受入れによる地域活性化を推し進めたいと考え、令和4年度から五箇山の皆葎地域で、有機農業によるお米の栽培に取り組んでいます。令和4年度は、コシヒカリの栽培を行いましたが、令和5年度は、コシヒカリに加えて、新たに酒米の栽培にも取り組んでいます。
秋晴れとなった今日は、委託先である五箇山農業公社の職員によって、大きく実った酒米が順番に刈り取られていきました。
今年は大変暑い日が続き、稲にとってはとてもとても厳しい環境でした。それでも実った酒米は粒も大きく、関係者一同、一安心していました。今日、刈り取られた酒米は、地元の酒蔵によって、仕込みをされ、来年の春頃に商品化される予定です。今から大変楽しみです。
●南砺市では、有機農業を進めることにより南砺市ならではの「農」と「食」の魅力を国内外に発信できるよう体制整備を進めるとともに、地域全体の更なる発展を目指し、令和5年4月4日に「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。
※オーガニックビレッジとは...有機農業の生産から消費まで生産者だけでなく、事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組みを進める市町村のことです。
令和4年度に策定しました「南砺市有機農業実施計画」を引き続き推進し、有機農業を進めていきたいと考えております。
●南砺市有機農業実施計画
・令和5〜9年度までの5年計画のなかで、4本の柱である「地域づくり」、「人づくり」、「ネットワークづくり」、「機運・仕組みづくり」、それぞれの仕組み作りを行い、循環させ、地域の課題である後継者や担い手の育成を図るとともに、市民への有機農業の意識醸成を図ることを目指します。
農政課