これまで75歳以上の方は、国民健康保険や職場の健康保険などの医療保険制度に加入しながら老人保健制度により医療を受けてきました。しかし、老人医療費が増大していく中で、現役世代と高齢者世代の負担を明確にし、公平で分かりやすい制度として、平成20年4月から新たに独立した医療保険制度である「後期高齢者医療制度」が創設されます。

　後期高齢者医療制度では、国民健康保険や職場の健康保険などの医療保険をぬけて、後期高齢者医療制度に新たに加入することになります。

■運営主体（保険者）
　県内全ての市町村が加入する富山県後期高齢者医療広域連合が保険者となり、被保険者の認定や保険料・給付の決定など制度の運営全般を行います。
　南砺市（各行政センター）では、各種申請・届出の受付などの窓口業務、保険証の引渡し、保険料の徴収などを行います。

■対象者
・75歳以上の方
・65歳以上で寝たきりなどの一定の障害がある方

■自己負担割合
　老人保健制度と同様に、一般の方は1割負担、現役並み所得がある方（同一世帯に70歳以上または後期高齢者医療で医療を受ける方で課税所得145万円以上の所得がある方）は3割負担です。

■保険証
　これまでは、各健康保険の保険証と老人保健医療受給者証の2枚を医療機関の窓口に提示していましたが、平成20年4月からは、1人に1枚交付されます「後期高齢者医療制度独自の保険証のみ」を医療機関の窓口で提示することになります。なお、この新しい保険証は平成20年3月中に交付予定です。

　詳しくは、富山県後期高齢者医療広域連合のホームページをご覧ください。

• 富山県後期高齢者医療広域連合のHPはこちら  （http://www.toyama-iryou.jp/）
• 後期高齢者医療制度の保険料について  （http://www.city.nanto.toyama.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=4012）
• 広報なんと１１月号に後期高齢者医療制度の特集があります。  （http://www.city.nanto.toyama.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=3879）