リズミカルな「午の舞」

　１月１０日（月曜日・成人の日）、利賀地域上村（うえむら）地区で、五穀豊穣や家内安全を願う「初午」が行われました。

　約２００年の歴史を誇る「初午」は、国選択無形民俗文化財・県の無形民俗文化財に指定されている伝統行事。地元小学生５名が、神主、午方（うまかた）、俵（ひょう）ころがしに扮して、集落２４戸を２日間かけて訪ねまわります。
　家に入ると神主役が大黒柱に木札を立てかけ、「祓いたまえ清めたまえ高天が原〜」と祝詞を奏上。続いて「乗り込んだ、乗り込んだ、お馬が乗り込んだ…」と、初午の歌とともに「馬の舞」が披露されました。その後、俵転がし役が、「ひとつ積んでは一千貫の俵〜」と、重そうな仕草で俵を３度転がし引き寄せます。最後は「福はそちら！俵はこちら！」と締めくくり、家々に福を置いていきました。

○神　主　　…光田彩乃さん（利賀小１年）
○午（前）　…経田彩果さん（利賀小４年）
○午（後）　…経田唯果さん（利賀小２年）
○俵ころがし…野原圭祐くん（利賀小４年）
○太　鼓　　…笠原美弥さん（利賀小４年）

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