原町火力発電所を臨む海岸にて
東日本大震災の発生後、南砺市が全面支援を継続している福島県南相馬市。その活動内容や派遣隊員の所感などを現地からレポートしています。
打ち上げられた漁船
海水が残る水田
大きな揺れの後、沿岸部では10mを超える大津波に襲われた南相馬市。福島県内で最も多い589名の方が犠牲となり、今も86名の方の行方がわかっていません。大震災から4ヶ月近くが経過し、ガレキ等の撤去も進んでいますが、今なお地震・津波の猛威は深い爪痕を残しています。
南相馬市の主要幹線道路である国道6号付近の水田には、沿岸部からかなりの距離があるにも関わらず、まるで船の墓場のようにたくさんの漁船が打ち上げられていました。沿岸部の水田には海水が残ったままであり、未撤去の車が浮かんでいたほか、内陸部でも、激しい揺れに屋根瓦が落下した住宅が見られました。
発電施設のほか、送電線なども壊滅的な打撃を受け、未だ復旧の目処が立たない東北電力原町火力発電所(出力200万KW)を臨む海岸では、犠牲者を悼んでか、防波堤にコケシが2体立てられていました。
南相馬市では、現在でも頻繁に余震が発生しており、揺れに驚いて夜中に目を覚ますことも多々あります。自然が相手とはいえ、早く被災者のみなさんが安心して眠れるよう、余震の終息が願われてなりません。
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