静かに佇む純白の仏炎包

　標高８２０メートルに位置し、ミズバショウの群生地として知られる城端地域の縄ヶ池。５月１９日（土曜日）、同池に通じる林道「高清水線」が一般開放され、見頃を迎えたミズバショウを一目見ようと大勢の来場者でにぎわいました。

　縄ヶ池のミズバショウは県の天然記念物に指定され、１万�uの湿原には約５万株のミズバショウが自生しています。好天に恵まれたこの日は、林道の開放を待ちわびた大勢の家族連れやカメラマンが縄ヶ池を来場。遊歩道を散策しながら、見頃を迎えたミズバショウの可憐な姿やカメラ撮影を楽しんでいました。
　御夫婦で訪れた大平辰信さん（立山町）は、「２０年以上前に来ましたが、以前と変わらず綺麗ですよ！」と答え、静かに佇む純白の仏炎包を楽しんでいました。地元ナチュラリストによると、見頃は今月いっぱいまでとのこと。花言葉でもある「美しい思い出」をご自身で体験してみませんか？

縄ヶ池