明日から菅沼合掌造り集落羽馬家で個展「玉本奈々−共鳴り−」開催
個展開催を明日に控え作家の玉本さんが高田教育長を表敬訪問
玉本奈々さんが表敬訪問 |
五十田さんが制作したチラシ(表面) |
チラシ(裏面) |
7月9日(木)、井波庁舎の教育長室に射水市出身で大阪府枚方市在住の造形作家の玉本奈々さんが、越中五箇山菅沼集落保存顕彰会の中島慎一会長と今回の個展チラシなどを制作された五十田由子さん(高岡市)とともに訪問。明日10日(金)から世界遺産菅沼合掌造り集落内の羽馬家住宅を舞台に開催される個展「玉本奈々−共鳴り−」への思いなどを語られました。
平成19年に相倉合掌造り集落での開催に続いて、世界遺産登録20周年記念事業として開催される今回の個展「玉本奈々−共鳴り−」。布、羊毛、ガーゼなどの繊維素材を用いた彫刻的絵画とその鮮烈な色彩で鑑賞者を惹きつける玉本さんの作品約20点(立体作品含む)が、ドイツの著名な建築家ブルーノ・タウトが称賛した合理的かつ論理的な様式美を備える合掌造り家屋内に展示され、独特の芸術世界を演出します。
高田教育長との歓談で玉本さんは「私の作品を鑑賞し『何か分からないけど何かを感じる』と言ってくださる方がいらっしゃいます。ぜひ何の先入観も無い状態で、思ったように見てほしい。合掌造りの建物の中での鑑賞を通して、作品と合掌造りが響き合い感じるものを見てもらえたらと思います」と話され、合掌造り家屋内の囲炉裏や部屋の構造を展示空間として生かしたディスプレイ方法などについても説明。興味をひかれた高田教育長からは「何かを感じ取り、また見たいと思わせてくれるのも絵画や芸術の魅力。ぜひ大勢の方々に鑑賞してもらいたい」と話し、期待を膨らませている様子でした。
「玉本奈々−共鳴り−」の開催は10日(金)から14日(火)まで入館料は200円です。期間中12日(日)には、ベルギー王立美術館公認解説者で玉本さんの作品を高く評価されている森 耕治氏による「マティス・豪奢・静けさ・快楽」玉本奈々さんへのオマージュと題した関連イベントも開催されます(参加費2000円)。この機会をお見逃しなく、貴重で贅沢な芸術空間をお楽しみください。
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