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棟方志功「成熟の地」南砺で文化芸術のまちづくりを考える

情報発信元:南砺で暮らしません課 0763-23-2037 
最終更新日時 2017年9月10日 19時30分 ID 2-3-12145-18548 

偉大な板画家の足跡に触れる!福光地域で「棟方まつり」開幕


大原美術館前理事長の大原謙一郎氏の基調講演別ウィンドウで開きます

文化的ミッションの見地から倉敷のまちづくりを語る別ウィンドウで開きます

基調講演や対談には市内外から多くの棟方ファンが駆けつけました別ウィンドウで開きます

 9月10日(日)、福光地域にゆかりのある板画家棟方志功の命日にあわせて「棟方まつり」が開幕。初日となったこの日、福光美術館では、大原美術館(倉敷市)前理事長の大原謙一郎氏の記念講演や田中市長との対談が行われ、市内外から訪れた棟方ファンなど約250名が熱心に耳を傾けました。

 棟方まつりは、文化芸術資源を活用した観光振興や経済までの幅広い交流の観点から南砺にゆかりのある棟方志功をまちづくりに活用しようと南砺市棟方志功まちづくり連絡協議会(水口秀治会長)が主催し、昨年に引き続き2回目の開催となります。講演に先立って、水口会長が「大勢の棟方ファンにお集まりいただき、感謝いたします。本事業を通じて文化創造の一翼を担うとともに、文化を広めることで繋がった大勢の皆さんとのご縁を大切にして南砺をより一層盛り上げていきたい」とあいさつ。
 基調講演では、棟方志功の作品を数多く所蔵する大原美術館の前理事長で公益財団法人大原美術館の名誉館長である大原謙一郎氏が、「福光で文化の力を考える」と題して講演。棟方のゆかりの地であり大原美術館が所在する倉敷市の町並みなどと合わせて大原美術館の創設経緯や歴史的な背景の紹介に始まり、戦後米国や欧州を巡回した日本古美術展に象徴される日本の文化政策の中で児島虎次郎をはじめとした大原美術館の所蔵作品に込められた文化的なミッションにおける棟方作品の位置付けなどを解説。高校生による現代アートトリエンナーレの開催やチルドレンズ・アート・ミュージアムなど現代の取り組み事例も挙げながら、倉敷市でのまちづくりに欠かせない条件を「公共マインドを持つ町衆」や「NPOマインドを持つ行政」などと紹介されました。
 続いて行われた対談では、「文化的まちづくり」をテーマに大原氏と田中市長が登壇し、となみ民藝協会会長の太田浩史氏がコーディネーターを務める形で進行。大原氏は「地方の自由度が増す今をチャンスと捉え、地方から中央に具体的な提言を行うことが必要」と語ると、田中市長は利賀での演劇祭やスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドの実例を紹介し、「青森県で開催された棟方サミットへの参加などを踏まえ、南砺の個性と人との結びつきを大切にして一流の田舎を作りたい」とまちづくりへの思いを述べられました。
 「棟方まつり」の開催は13日(水)まで。11日(月)午前10時からは棟方志功資料館で「紙芝居」、12、13日には地元観光ガイド「麻のれん」による「棟方徑道めぐり」や、まち中ミュージアムとして棟方の生活愛用品の展示や作品紹介などがミュージアム吉江家で開催されるほか、13日(水)午前10時からは棟方志功資料館で「愛染忌法要」などが予定されています。福光ゆかりの世界的板画家棟方志功を顕彰する「棟方まつり」。この機会に是非その偉大な足跡に触れてみませんか。


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