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厳冬の利賀地域上村集落に福を呼び込む伝統神事「利賀の初午」

情報発信元:南砺で暮らしません課 0763-23-2037 
最終更新日時 2018年1月13日 18時00分 ID 2-3-12145-19116 

11名の子どもたちが家内安全と五穀豊穣を祈願して地区内25戸を巡りました


ダイナミックな動きが見ものの「午の舞」別ウィンドウで開きます

俵を転がす所作が魅力の「俵ころがし」別ウィンドウで開きます

福はそちらへ、俵はこちらへもらいます別ウィンドウで開きます

 1月13日(土)、利賀地域上村地区で家内安全・五穀豊穣を祈願する伝統神事「利賀の初午」が執り行われました。

 利賀の初午は、約200年にわたって利賀村上村地域に伝わる子どもたちだけで執り行われる神事です。国選択無形民俗文化財や富山県無形民俗文化財に指定されていますが、近年は少子化による担い手不足が危惧されています。ここ数年は、上村地区以外の地域の子どもたちや市内および県内在住の出身者、経験者、中学生や保育園児その保護者など大勢の理解と協力を得て実施されています。今年は、昨年より2名多い11名の子どもたちが神主や午方(うまかた)、俵(ひょう)ころがし、囃し方などの役を担い、古式ゆかしい伝統神事を懸命に執り行いました。
 神事は、神主による各世帯の大黒柱前での祝詞奏上から、午の舞、俵転がしの順で執り行われます。にぎやかな初午の唄にあわせて躍動感あふれる所作で魅せる午の舞、俵を3回転がして「福はそちら、俵はこちらにもらいます」と口上を述べて「福之神」、「火の用心」と書かれた書初を放り投げて各戸に福を呼び込む俵転がし、子どもたちの懸命さと神事ならではの厳かさが独特の雰囲気をかもし、見る者を惹きつけてやみません。全国的にも珍しい子どもたちだけで執り行われるこの貴重な伝統神事が、これからも長く存続されていくことを祈るばかりです。


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