出丸町「布袋同志会」の庵唄

　約３００年の歴史と伝統を誇る、国重要無形民俗文化財「城端曳山祭」の宵祭りが５月４日（祝・月曜日）に開幕しました。

　城端神明宮の御旅所（おたびしょ）となった城端伝統芸能会館「じょうはな座」では獅子舞や浦安の舞、６町（出丸町、西下町、東上町、大工町、西上町、東下町）の庵唄が奉納されました。また、各町内ごとに御神像が安置されている「山宿」は、豪華な屏風や季節の花で飾られ、訪れた人たちは熱心に見入っていました。

　東上町の曳山「鶴舞山」と庵屋台が置かれた城端曳山会館前の特設ステージでは、南町獅子方若連中が迫力ある獅子を舞い、城端小学校４年生が讃歌「城端祭」を元気に歌いました。続いて、今年の一番山である出丸町の若連中から順に庵唄を披露。三味線・笛・太鼓の優雅な音色と粋な歌声が会場に響き、観客たちを魅了しました。

　曳山・庵屋台の巡行は、５日午前１０時から城端別院善徳寺前から始まり、午後７時からは曳山に提灯が灯されます。






　

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