南砺市行政改革懇談会
11月8日(月曜日)、福野庁舎講堂において地域審議会長や学識経験者、田中市長ほか行政関係部局長など約40名が出席して、第2回南砺市行政改革懇談会(長尾治明会長)が開催されました。
意見書の提出
今回の行政改革懇談会では、市内に約1,200箇所(約650施設群)ある公共施設のうち、再編の重点施設としている温泉・スキー場・宿泊施設に関する再編等の方向性(案)が取りまとめられたことから、提言や意見をいただくことを目的に開催されました。
開会で、田中市長は「公共施設の再編については、いよいよ総論から各論の段階にはいる。持続可能な地域社会の実現に向け、身の丈に合った行政運営を進めるため、行財政改革の断行は避けて通ることはできないので、忌憚のない意見を伺いたい」とあいさつ。続いて、方向性(案)を取りまとめた南砺市公共施設再編計画検討委員会の北田正雄委員長より、長尾会長に意見書が提出されました。
方向性(案)の提示を受け各委員からは、「施設の老朽化が年々進行することから売却・譲渡は速やかに実施すべき」、「スキー場は体育施設として重要な役割を担っている」、「観光面からみた施設の特徴を明確にすべき」、「各施設の利害だけで判断せず、山間部と平野部の地理的な条件の違いも考慮すべき」などの意見がありました。
◆温泉・スキー場・宿泊施設の再編等の方向性(案)の概要
【温泉施設】
ゆ〜楽、くろば温泉、天竺温泉(温泉部分)、ゆ〜ゆうランドについては、現状維持とするが、機能維持を最優先にリニューアル等は極力控える。ぬく森の郷は、民間への売却又は譲渡とする。(ただし、天竺温泉の温泉部分については、基本的に宿泊部分の方針に従う)
【スキー場施設】(平クロスカントリー場含む)
スキー場については、指定管理者の一本化を視野に入れた経営統合を行う。その後、民間へ売却又は譲渡することとし、譲渡が出来なかった場合は廃止とする。
【宿泊施設】
・コテージ等の宿泊施設
自遊の森、イオックス・ヴァルト、おたに荘、スターフォレスト利賀、利賀国際キャンプ場については、民間へ売却又は譲渡することとし、譲渡が出来なかった場合は廃止とする。
合掌の里については現状維持とし、世界遺産五箇山集落マスタープランの策定内容によっては機能強化を行う。
つくばね森林公園コテージ、医王山コテージ、桂湖レクリエーション施設コテージについては、現状維持とするが、施設の整備・更新は行わない。
・大型宿泊施設
五箇山荘、天竺温泉(宿泊部分)、桜ヶ池クアガーデンについては、民間へ売却又は譲渡することとし、譲渡が出来なかった場合は廃止とする。
『再編にあたっての注意事項』
各施設の再編の方向性とスケジュールは現時点の計画であり、今後の社会経済情勢や国の施策の変化により、さらに有効な方向性が認められた場合には変更される場合がある。また、補助金等適正化法による制約等で、関係各所との調整が必要な場合には延期となることもある。
なお、方向性選択の理由やスケジュール等の詳細は添付資料でご確認ください。また、行政改革懇談会の会議録は後日掲載いたします。
問い合わせ先 |
総務課行革推進係 電話番号 0763-23-2003 |
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