平成18年度 市政懇談会における意見・要望及び回答要旨 | |||
【A.市長政策関連】 | |||
区分 | 意見 | 回答(修正後) | |
政策 | 助役、収入役、教育長に、市政運営で努めて取り組んでいることお聞きしたい。 |
【回答者:助役】 合併してからこれまでの2年間、とにかく新市としての一体感醸成のためだけに努力してきた。 【回答者:収入役】 助役と同感。8つの町村が1つの市になったわけだが、新市としての基礎作り、計画作りに努力している。 【回答者:教育長】 8地域、それぞれ強い個性を持っている。小学校11校、中学校9校それぞれに特徴がある。長所はこれからも伸ばしていきたい。 生涯スポーツ、生涯学習に関しては、各地域でやり方が違っていたが、サービスの一本化、平準化を図る努力をしていきたい。 |
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政策 | 市長はサービスの平準化といわれるが、市内の人口・産業の3分の1を占める福光地域へのサービスは平均以下ではないか? |
【回答者:市長】 福光地域だけをおろそかにしているということは全くない。8地域、公正公平にやっている。 |
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政策 | 指定管理者制度の導入や職員削減など、守りの戦略が多くないか。予算を有効に利用して、攻めの行政を行ってほしい。 また、事業やサービスを平準化することも大切だが、地域間競争で市を活性化するべきでないか? |
【回答者:市長】 企業誘致に力を入れている。企業誘致は雇用促進・人口増加につながる。企業誘致推進本部を設置して、より積極的に誘致活動を展開していきたい。また、既存企業の育成にも力を入れたい。 サービスの平準化は、行政サービスの最低基準を定めるために行っている。特に教育・福祉サービスは、一つの市として絶対に平準化すべきである。なお、地域の皆さんが取り組んでいるイベントや祭りは最大限に尊重しているので、地域主体でご尽力いただきたい。 |
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政策 | 県立利賀少年自然の家は、県行革推進会議の答申に基づき、平成19年3月で廃止するとされていたが、その後、県で管理されることになった。経営存続に対する市長の働きかけに感謝している。 |
【回答者:市長】 県立利賀少年自然の家については、廃止の方向で話が進められていると聞き、知事に存続をお願いした。知事からは、「黒部・高岡の施設はそれぞれ市に移管するが、利賀は夏は演劇関係者、冬はスキー客が利用している実態を踏まえ、来年度も県で通年運営する」と回答いただいた。住民の皆さんの熱意が伝わった結果だと思う。 |
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政策 | 自分が住む地域の人口流出の歯止めがかからない。高齢化し、当然子どもの数も少ない。どうすればよいものか? |
【回答者:市長】 100年後、日本全体の人口が現在の半分となるらしい。日本全体で少子高齢化が進む中、南砺市だけ出生率が増えることはありえない。市としては少子化対策として、保育園をしっかりと運営し、子育てに対して支援していくほかはない。通勤に便利な場所へ転出されることはやむをえない。今後の目標として勤務先の確保、企業誘致を考えていかなければならない。 |
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政策 | 「五箇山」は平・上平・利賀地域の総称で、これまで地域をあげて伝統文化の継承に努めてきた。その結果として世界遺産や郷土芸能が今にある。「五箇山」という名称を大切にし、平野部と山間部の差別化をはかる意味でも、平・上平地域の地名の前に「五箇山」と付けてはどうか? また、他の地域の住居表示についても、旧町村名を復活させるよう今一度考えなおしてほしい。 |
【回答者:市長】 これまで市の一体感を強調してきたが、制度的には、五箇山の特殊性を十分考慮している。合掌造り家屋や豪雪対策、そして市民の生命に関わる診療所など、守るべきものは守っていく。特に、世界遺産を守っていくことは、市議会をはじめ市全体で考えているので、「五箇山だから」という言い方は避けるべきと思う。 旧町村名をはずすことは、合併協議会で決定したこと。不便さは否定しないが、合併後2年も経過していない現時点では、復活は考えていない。 |
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地縁団体 | 井波地区自治振興会は、合併を契機に設立したばかりであり、以前から組織されている他の3地区の自治振興会とは多少の温度差がある。市としての自治振興会の役割や位置づけについての考えを伺いたい。 |
【回答者:市長】 確かに、地域によって守備範囲がはっきりしていない面もある。合併後、補助金の額を一定にしたほか、自治振興会連絡協議会を設立し、足並を揃えてもらうよう協議してもらっている。民主主義の原点として、住民の課題の取りまとめや自主防災組織を形成してもらうなど感謝しているが、自治振興会のあり方としては、行政から口を出すよりも、みなさんで相談して同じような組織となるよう努力していただくのが望ましいと考える。 |
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交流 | 利賀地域では、宝仙学園短期大学の移動授業や武蔵野市のセカンドスクール事業など、他地域にはない長期受入れ事業を行っているほか、小中学生の友好・姉妹都市訪問なども盛んである。このような交流事業は、地域の活力となっており、他地域にも事業を拡大したいと考えているので、いっそうの支援をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 利賀地域の皆さんの交流事業に対する熱意には敬服している。今後も継続していただきたいが、合併前と同じというわけにはいかない。旧町村の交流事業をすべて継承した結果、市は現在、23(国外9、国内14)の自治体との交流を行っている。それぞれ特色ある事業なので今後も継続していきたいが、公平公正な行政を運営するために、事業内容や派遣助成などについて整理する必要がある。議会とも相談して検討したい。 【回答者:市長政策室長】 交流事業の内容と派遣のあり方については、もう少し足並みを揃える必要がある。そこで「南砺市交流協会(仮称)」を設立し、交流事業の窓口を一本化して派遣のあり方や助成について検討していきたい。 |
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計画 | 南砺市総合計画の進捗状況を教えてほしい。 |
【回答者:市長政策室長】 総合計画は基本構想・基本計画・実施計画の3本柱から成り立っており。議会の議決が必要な基本構想を12月定例会に上程し、基本計画の概略を示したい。実施計画は財政的な計画で、平成19年度から3ヶ年分の計画を、3月までに示したい。 総合計画は、合併協議会で策定した「新市合併まちづくり計画」を尊重したかたちで策定される。パブリックコメントを実施するので、建設的な意見をいただきたい。総合計画の内容については、説明が長くなるため控える。 なお、総合計画審議会の会議録は、市ホームページで公開しているのでご確認いただきたい。 |
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計画 | 市民一人当たりの予算が108万円と、県内他市に比べ高額である。住みよい市とはいえないのではないか? 市として、住居ゾーン・高齢化に対する福祉ゾーン・観光ゾーンなど、未来のゾーニングを明確にすべきでは。各種建設工事費を削減できるなど、無駄な経費を住民に負担させないようにできるのではないか? |
【回答者:市長】 予算については、合併特例債の他、他の借金よりも有利な辺地債、過疎債を利用している。一人当たりの予算が多く見えるが、国・県の補助制度を利用しており、むしろ、市民のみなさんにとっては喜ぶべきことと考える。 主要な道路の整備や消火栓の配管等は、合併特例債を利用している。合併特例債の260億円という額は、借金の残高が増えないよう計画した額であり、実際は320億円まで使用できる。 散居村をゾーン分けするのは、定住者のことや、散居の文化性に着目して世界遺産にしようという意見もあり、一筋縄でいくものではない。ゾーン化の考え方は立派であり大切だと思うが、総合計画に盛り込むのは難しく時間のかかる話である。 |
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計画 | 電源立地地域交付金は、合併以降、上平地域でどのような事業に使われたか教えてほしい。 また、この交付金は、従来の水力発電施設設置による影響緩和地域に限定して使用されるよう配慮願いたい。 |
【回答者:市長】 電源立地地域対策交付金は、発電用施設の周辺で行われる公共施設整備や、住民福祉の向上に資する事業に対して交付される。交付期間は最長で30年だが、平成23年からは交付対象施設の減少に伴い金額も減少することをご理解いただきたい。 【回答者:清都助役】 上平地域における近年の事業は以下のとおり。 ○平成16年度 45,000千円 (村道舗装改修、消防用施設整備、ボート購入、克雪住宅補助) ○平成17年度 43,451千円 (市道整備、克雪住宅補助、桂湖ボートレーン設置、簡易水道遠方監視システム、桂湖案内ロードサイン) ○平成18年度(予定) 45,000千円 (市道整備、簡易水道整備) なお、平成19年度の事業については、地域の要望を酌みながら行政センターと検討したい。 |
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合併 | 三役、議会は一緒の庁舎で市の発展に尽力してほしいと思うが、分庁舎方式はうまくいっているのか? 合併特例債を活用し、本庁舎を建設すべきでないか? |
【回答者:市長】 三役と議会がともにあるのが一番よいが、改修しないで議場を使用できるのは福光庁舎だけだったので、議会は福光庁舎と決めた。庁舎は離れているが、ITを駆使し、仕事をする上では不便さを感じていない。互いの庁舎間は車で10分程度である。将来また合併する時には、新庁舎が必要だと思う。今は合併時に取り交わした約束を守り、分庁舎方式で行政を運営していく。 |
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【B.総務関連】 | |||
区分 | 意見 | 回答 | |
個人情報 | 個人情報の取り扱いが難しくなってきているが、市長はどうお考えか? |
【回答者:市長】 行政は、情報公開が義務付けられている一方、個人情報保護も法律で義務付けられている。情報漏えいに対しては罰則規定もあるので、公務員はまず法律を遵守すべきである。 |
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消防防災 | 地域防災計画ができたが、住民へのPRはどうするのか? 平地域の場合、避難施設は6箇所だが、庄川東岸は平高校だけで下流地区に避難施設が無いのは疑問に感じる。 |
【回答者:市長】 『防災のしおり家庭版』を全戸配布した。防災計画書は行政センターで見て欲しい。避難施設の追加は、それにふさわしい施設か耐震強度などの確認が必要。計画の見直しは毎年行うので、必要に応じて修正していく。 |
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消防防災 | 市内の自主防災組織率と福野地域の結成状況は? また、災害時における広域避難所の案内標識の設置状況は? 消防法の改正に伴い、高齢者世帯などに住宅用火災警報器の取り付けを行う考えは? 地区公民館、体育館、保育園等の集積地区の防火対策に、消火栓の未整備地区での設置をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 9月1日現在、市内の自主防災組織率は69%となっている。地域別では、城端・福光地域が100%、井波地域が83%であるが、福野地域は7.2%(本江、若竹町、安居、上川崎、松原本町)と低い。資機材に対する補助制度(事業費の3/4補助、上限30万円)もあるので、自主防災組織設立をお願いしたい。 広域避難場所は、全戸配布した『防災のしおり』に明示しているが、標識を設置しているのは井波・福光地域だけである。案内標識設置を総合計画に盛り込み、市内全箇所(161箇所)に設置したい。 住宅用火災警報器の設置については、新築住宅が18年6月1日から義務化され、既設住宅は20年5月31日までに設置することが義務付けられている。ただし、罰則規定がない。どの様にするかはもう少し見極めさせてほしい。 消火栓は市内に1,900カ所あり、合併後毎年5カ所増設している。問題は老朽化する消火栓への対応が必要で、30年で更新するとしても年間4,000万の費用がかかる。いずれにしても必要なところは増設、改修を進める。 |
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消防防災 | 福光インターチェンジの半径1km以内に防災センターの建設を考えてはどうか? |
【回答者:市長】 市議会9月定例会で「南砺市防災センター」が必要ではないかという提案があった。防災センターは、消防団の活動拠点としての機能だけでなく、いざという時の物品等を備蓄する役割もあり、必要な施設と考える。福光インター周辺は魅力ある場所だと思うが、まずは南砺市消防団や防災関係者の意見を聞きたい。その上で、総合計画に位置づけていきたい。 |
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行政改革 | 図書館など、市内の公共施設の整理統合はどうなるのか? | 【回答者:市長】 三位一体改革は、4.7兆円の国庫補助負担金を削減し、3兆円の税源委譲(個人住民税)を行うことで、平成18年度までに5.1兆円の地方交付税を抑制するという非常に厳しい改革である。南砺市は、合併による特例で激変緩和措置が取られているが、今後ますます交付税が減少し、苦しい財政運営が予想される。 平成17年4月現在、南砺市には444の公共施設があった。旧町村がそれぞれ自己完結型の行政を目指していたため類似施設が多く、これまでに14施設を整理したが、あらたに4施設が増えている。類似施設は、1つを残し、7つを廃止すれば良いと思うかもしれないが、どの施設も国の補助金等を利用して建設したため、廃止することもできないのが現状である。 指定管理者制度は、434施設のうち140施設に適用した。指定管理者には、管理に必要な経費を支払っているが、この制度を利用することで年間約6,000万円の経費を削減できた。残りの施設についても制度適用を検討していきたい。 多くの観光施設が、行政出資の第3セクターで運営されているが、そもそも儲かる見込みがないから第3セクターを設立したわけで、黒字の施設は皆無に等しい。今後は赤字を減らす努力とともに、統廃合について検討しなければならない。 図書館については、城端・井波・福野・福光地域の図書館は統合するつもりはない。しかし、その他の利用率の低い図書館については、図書館ネットワークによる貸出予約や蔵書検索などの活用により合理化を図っていきたい。 いずれにせよ、市として絶対に破産する(財政再建団体になる)ことは避けねばならない。市は、行政改革大綱を策定し、10年で職員を200人削減するなど改革に取り組んでいる。今後も行財政改革を強力に推進していく。 |
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行政改革 | 建設中の菅沼展望広場の管理は市で行うのか、それとも指定管理者に管理させるのか? 指定管理者が高額な駐車料金を設定して、観光地全体のイメージを損なわないか不安である。パブリックコメントで市民の声を聞いてはどうか? |
【回答者:市長】 菅沼展望広場の管理方法は未定である。しかし、指定管理者制度を有効に活用したいと考えている。指定管理となった場合の駐車料金は、類似施設の料金を参考に決定することになる。市からは、応分の管理委託料を支払う。 パブリックコメントは、「男女共同参画社会はどうあるべきか」など、総合的な問題について住民の意見を問う制度で、駐車料金設定の可否及び金額の決定について、本制度で問うものではない。 |
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行政改革 | 温泉施設は指定管理の対象になると思うが、修繕は指定管理者が行うことになるのか? |
【回答者:市長】 大規模な改修は市で行う。たとえば、スキー場は指定管理者制度を導入しているが、来年2月にインターハイが開催されるので、市で改修工事を行っている。温泉施設はどれも指定管理者制度が導入できる施設であり、高齢者の健康増進にも有効な施設である。運営費に大きな赤字が生じない限り、改修しながら維持していく。 |
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行政改革 | 10月に城南屋内グラウンドがオープンするが、不便な施設は利用率も低下するので、直営も含めて管理方法を検討してほしい。 |
【回答者:市長】 城南屋内グラウンドは、クラブJOYに管理をお願いすることになっている。 |
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行政改革 | 市職員の育成、モラルの向上を促すため、ISOを取得する考えはあるか? |
【回答者:市長】 企業にとってISO取得は格付け的意味もあり、必須条件。行政にとってもISO取得は意味がある。しかし、ISOを取得する際には300万円、3年に一度の更新に100万円の費用がかかる。市役所では昼休み中に電気を消したり、内部資料は裏面印刷したりと、コストを意識した取り組みを職員にさせている。ISOが目標としていることを実践すれば、取得の必要はない。 |
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職員 | 職員の育成と意識改革に対する取り組みは? |
【回答者:市長】 職員を育成することは大きな課題である。職員については各種研修(新入職員研修・管理職研修など)を実施し、県・関係団体に7〜8人を派遣し、職員能力を高めさせている。合併時の人事は、課長が井波地域なら係長は他の地域の職員という具合に、すべてタスキがけにした。人事異動は大きな意味を持つので随時行っていく。835人(病院除く)の職員を今後、10年間で200人削減する。当然、職員には今以上に能力を高めてもらい、職務に頑張ってもらう。 |
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職員 | 国では安倍総理大臣が、みずから首相給与を30%カットしたが、市長はどう考えているか? |
【回答者:市長】 国に先んじて、平成17年度から特別職の給与や管理職手当の削減に取り組んでいる。 |
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広報・広聴 | 各種団体や各課からの発行物・チラシが多く、配付する人も読む人も大変。無駄なものは省くほか、『広報なんと』の紙面・情報量を増やすことにより、配付物を減らせばゴミの減量化にもつながるのでは? また、『広報なんと』を地域別に編集してほしい。 |
【回答者:市長】 配付物について、文化センターや社会福祉協議会の発行物など確かに多いが、他団体の発行物もあり、なかなか集約化は難しい。 『広報なんと』については、市民の一体感の醸成を念頭に編集しており、旧町村別に編集すると意味がない。他地域のことにも興味を持ってご覧いただきたい。 |
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情報・通信 | 利賀村千束地区と利賀村水無地区で携帯電話を使用することができない。観光客や住民生活に影響が出ているので、早急に整備してほしい。 |
【回答者:市長】 携帯電話の不感地域解消には、携帯電話会社の協力を得られるかが解決の鍵となる。9月2、3日に市町村交流レガッタが桂湖で開催された時、不感地域での開催ということで、NTTドコモに中継車を設置いただいたが、他社の携帯電話は利用できなかった。 一度に解決できる問題ではないが、根気強く今後も要望していきたい。 |
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財政・管財 | 市の予算330億円を、10年間で氷見市並み(210億円)に削減すると言うが、具体的にどのように経費削減に取り組むのか? |
【回答者:市長】 面積や積雪量など氷見市と条件が違うところもあるが、職員を10年間で200人削減するほか、指定管理者制度を適用するなど、必要な改革を進めていく。 |
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財政・管財 | 北海道夕張市の財政が破綻した。南砺市では市債を1,000億円弱抱えていると聞くが、市債の返済計画を聞かせてほしい。 |
【回答者:市長】 一方でサービスの向上(道路整備や施設建設含む)、もう一方では財政健全化と、相反する意見が多い。現在、南砺市の借金残高は一般会計で約490億円ある。市議会9月定例会において10億円の繰上げ償還を認めてもらった。当然、健全財政を目指していきたいし、市民からの要望も聞いていく。市民みんなで決めたことはなんとか実現させたい。しかし、その兼ね合いが難しい。 |
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財政・管財 | 公共事業はもっと厳しく査定して、事業費を低く設定するべきでないか? |
【回答者:市長】 市の公共事業は、国・県からの補助金を活用しているものばかりで、国・県が示す積算基準に基づいて事業費を積算し入札を実施している。今後も適正な予算編成・執行にあたりたい。 |
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納税 | 農協から通知書(口座振替後)が送付されてきたが、市長の領収書が何故発行できないのか? |
【回答者:収入役】 市税については、集合納税方式により市民の皆さんが支払いやすいようにしている。市の指定金融機関は北陸銀行で、農協は収納代理店として契約している。内容を調査して後日返答したい。 |
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【C.民生関連】 | |||
区分 | 意見 | 回答 | |
生活安全 | 9月1日からコミュニティバス実証実験が行われているが、PR不足でないか? |
【回答者:市長】 利賀地域で、コミュニティバスを利用して福光地域へ温泉旅行(日帰り)をしたという話を聞いた。これからも広報紙やホームページ、ケーブルテレビでPRするが、市民の口コミ情報が一番よく伝わるので、みなさんもPRに協力いただきたい。 |
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生活安全 | 平地域では、コミュニティバス実証実験が2路線で実施されているが、下梨井波線の利用者は車を運転できない高齢者が大半である。実証実験後、平均乗車2人以下の路線は廃止するそうだが、採算性がなくても継続的に運行していただきたい。 |
【回答者:市長】 コミュニティバス料金については、民間の競合路線との料金格差などもあったが、1回200円に平準化した。特別の事情があれは別だが、平均乗車が2人以上でないと廃止を検討することになる。ご理解願いたい。 |
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生活安全 | コミュニティバス実証実験で、福光南部小学校の遠距離通学児童もスクールバスが利用できるようになった。現在は2.5km以上の児童8人が対象となっているが、2.0km以上にしてもらえないか? |
【回答者:市長】 今回、福光地域は2.5kmで区切っているが、地域によってバラバラなのが現状である。サービスの平準化という観点から、まずはスクールバスを運行することから始め、次回は他の地域と距離を統一したい。2.0kmで区切った場合でも1.9km以下の児童は乗ることができず、同じ議論となる。今回は2.5kmで実行させてほしい。 |
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生活安全 | 子どもがターゲットとなる犯罪が多く、治安が心配。災害、犯罪、事故に対する安全対策はどうなっているか? |
【回答者:市長】 市民の安全安心を守ることは行政の基本的な仕事。ご協力いただいている消防団の方などには大変感謝している。防犯協会、交通安全協会は、ようやく4月に一本化した。子ども110番の家設置や、防災無線の統合工事、耐震設備の無い学校の補強など、いろいろ対策を実施しているところである。なお、昨年大問題となったアスベストについては、今夏で全て除去した。 |
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生活安全 | 悪質商法など消費者トラブルに対する行政の取り組みは? |
【回答者:市長】 日本防犯協会などがパンフットを配布しているが、市としても広報等を通じお知らせしたい。 |
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環境保全 | ゴミステーションが狭いので、2月に申請し1基増設したが、10月からのゴミ分別変更によりゴミの量が減るのなら、増設の必要はなかった。無駄な経費を使わないよう申請時に指摘すべきでは? |
【回答者:民生部長】 分別の変更により、ある程度ゴミの量が減ることは期待しているが、一挙に減ることはない。申請時は「増設を見合わせるように」と言える状況ではなかったと考えている。 |
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環境保全 | 福光地域の斎場建設計画の進捗状況を教えてほしい。 |
【回答者:市長】 斎場は、現在ある場所に新たに建設したいが、地元の方の同意が得られないと前に進まない。なんとか地元の理解を得て早期に実現したい。平成17年度予算にも盛り込んだが、話が進まず未執行とした。平成18年度も予算化している。絶対に必要な施設であるが、地元にしてみれば迷惑施設でもある。しかし、新設すれば公害もなくなる。なんとか地元の方にご理解いただきたい。 |
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健康 | インフルエンザの予防接種(1回約3,000円)の補助を検討してほしい。児童は2回接種しなければならないので負担が大きい。 |
【回答者:市長】 任意接種なので保険が効かない。市では、65歳以上の方の補助制度を設けているが、実情を調査し検討したい。 |
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健康 | 保健センターの拠点化による福野保健センターの位置づけは? |
【回答者:市長】 保健センターを無くす訳でない。保健師1人のセンターでは産休・育休を取得した場合、保健師がいなくなるので、拠点化を図った。隣接する福寿園の改築の際、福野保健センターの建て替えも考えないといけない。健康のために必要な施設でもあり、皆さんが利用しやすいように検討したい。 |
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高齢者福祉 | 老人クラブの行事が増えているが、補助金が減っている。人数割と平均割で合併前と同じようにお願いしたい。 |
【回答者:市長】 できるだけ自分たちで運営いただきたい。健康増進など市が関与するものは補助するが、事業内容を精査していただかないと市の財政がもたない。補助金の配分については、老人クラブ連合会で協議してもらっている。市が関与するものではないので、ご理解いただきたい。 |
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高齢者福祉 | 特別養護老人ホーム福寿園ややすらぎ荘では、ほとんどの方が相部屋で共同生活を強いられている。個室が当たり前となってきているが、増改築を行う予定があるのか? |
【回答者:市長】 井波地域の養護老人ホーム楽寿荘は定員60人であるが、現在、6畳間に2人で生活されている。ようやく楽寿荘増改築工事の着工にこぎつけたところで、工事が完了すれば1人1部屋体制となる。次は、福野地域にある福寿園が建設後40年経過しているので、ユニット化を目指したい。その次にやすらぎ荘に着手する予定。古い施設から順番に増改築していきたいと考えている。 |
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児童福祉 | 保育園の統廃合についてどのように考えているのか。 | 【回答者:市長】 市議会9月定例会において、「保育園審議会」の設置を決定した。保育園に対する市民からの要望は、延長保育・休日保育・病後時保育・早朝保育といろいろある。園児の数が10〜20人の保育園では、保育士も少なく、このような保育サービスを提供できない。城端地域では、保育園を一つに統合したことで、特別保育を充実させることができた。福野高瀬保育園は、保護者が園児の多い他の保育園を希望された結果、休園となった。保育園審議会では、適正な保育園の数を審議していただく。地域の意見がまとまれば、いくつかを統合し、新しい保育園を建設したい。 なお、平・上平・利賀地域の保育園は通園距離の問題もあるので考えていないが、井波・福野・福光地域の保育園についてはサービス向上のための統廃合を考えたい。井口地域については将来にわたって1つの保育園を置くことは約束できない。 保育園の統廃合について、意見があれば聞かせてほしい。 |
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児童福祉 | 児童館アルカスの運営に団塊の世代などの活用を考えてほしい。 |
【回答者:市長】 アルカスやきっずらんどは、利用者の評判が良く大変喜んでいる。今後も、地域にこだわらず多くの方に利用してもらいたい。民間委託については、市の施設を民間に貸す方法も考えられるが、引き受ける方がいるかどうか。また、市職員である保育士を辞めさせる訳にもいかない。徐々に切り替える方法もある。今後、検討したい。 |
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児童福祉 | 上平保育園前の橋りょう・河川や隣接する上平総合グラウンドなど、周辺環境の整備をお願いしたい。 また、少子化対策として、山間部でも子育て支援事業の充実をお願いしたい。 |
【回答者:収入役】 これまでは、保育園の新築を最優先に考えてきた。周辺整備も旧上平村時代からの課題で、整備の必要性を感じている。グラウンドや河川、橋りょうなど多岐にわたるが、今後の検討課題として、優先順位をつけて対応に当たりたい。 |
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【D.産業経済関連】 | |||
区分 | 意見 | 回答 | |
農業 | 棚田保全方針策定事業について説明してほしい。 |
【回答者:産業経済部長】 平成17年度から19年度までの3年間の事業で、棚田地域の農地等の保全、利活用のためのガイドラインで、平・上平・利賀地域を対象に計画に基づいて「みんなで農作業の日in五箇山」事業を実施している。なお、上平地域では赤かぶオーナーによる作業体験を実施している。 |
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農業 | 上平地域は、昭和51年のほ場整備から30年近くが経過している。山間部のほ場は法面が長く、農家の高齢化が進むと法面の管理が困難になる。市で、法面に作業用の段差をつけていただけないか? |
【回答者:産業経済部長】 五箇山地域や福光地域の南蟹谷地区など、中山間地域のほ場の法面は長く、管理する農家の皆さんは大変苦労されていることと思う。国では、このような生産条件が不利な地域等のために中山間地域等直接支払制度を導入しているので、交付金などを活用して整備いただきたい。上平地域の場合、交付金が全額上平農業公社の経営資金に運用されているので、農業公社とも協議いただきたい。 |
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農業 | 市内には3つの農協があるが、市が各農協の調整役となって、生産者と消費者の出会いの場となる南砺市農業祭を実現してほしい。 |
【回答者:市長】 今までは、農協が行うイベントに補助を行ってきた。市が主催して職員が特産物を販売するわけにはいかない。「南砺市農産物直売・加工グループ連絡協議会」が設立され、特産物に対する機運も盛り上がっていると感じるので、市としても応援していきたい。 |
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林業 | 水源かん養や木材供給、レクリエーションの場として、森林は大切な役割を果たしている。豊かな水と緑を守るためにも、林業振興に力をいれてほしい。 |
【回答者:市長】 森林の役割と重要性は十分理解している。市は林業振興、緑化推進、治山を専門に所管する「森林政策課」を4月に設置した。 平成19年度から、「水と緑の森づくり税」が県税として導入されるが、市でも森づくりに関する施策を総合的に推進するため、「森づくりプラン」を策定中である。また、地域の要望を取り入れながら、現在「五箇山地区森林居住環境整備事業」を実施している。 |
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林業 | 最近、林道の維持管理が十分でないため、ブッシュなどで荒れている。また、春先に雪害で林道が通行止めになるが、早期解除をお願いしたい。 分収造林を推進してきた時期があったが、今ではなされていない。林道を含めた森林整備計画を推進して欲しい。 また、生産森林組合の法人税の免除についてお願いしたい。 |
【回答者:市長】 小泉政権では、公共事業が縮減され、林道事業の予算配分も少なくなった。管理については地元の方にお願いすることになるが、方法を考えたい。林道の修繕は、国・県の災害復旧事業として査定を受けてから工事を行うので時間を要する。ご理解とご協力をお願いしたい。 造林については、県全体でも大きな赤字である。借金も多いので30年から50年の長い目で考える必要がある。入会地の税については免除はできないが、森林整備については維持管理も含め検討したい。 |
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林業 | 林道の管理は受益者が行うのが原則であるが、山間部は路線数が多いので、重機による支援をお願いしたい。 また、利賀地域水無方面への道路の冬期閉鎖を早く解除してほしい。 |
【回答者:市長】 市内には、林道が151路線あり、実延長は421Kmにも及ぶ。これだけの林道を職員だけでパトロールするには限界がある。なお、軽微な修繕に迅速に対応するため、平・上平・利賀の各行政センターに修繕費を配分している。地域の皆さんからも情報を提供してほしい。 |
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林業 | 森林組合の統廃合が進められている。県西部は5組合で「庄川流域森林組合」を設立する予定だが、合併がスムーズに進むよう行政の指導をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 県下の森林組合が2つに統合されると聞いている。県西部5組合のうち3組合が市内に事務所を置いており、森林面積、人員、事業とも南砺市のウェイトは非常に高いと認識している。足腰の強い組合づくりを、市も応援する。 |
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林業 | 金剛堂山の登山道がかなり傷んでいる。整備をお願いしたい。 |
【回答者:産業経済部長】 登山道の修繕が市内各地から要望されている。現地を確認し、住民の意見を聞きながら、新年度予算で対応していきたい。なお、金剛堂山については、自然公園内なので県補助金も活用して整備にあたりたい。 |
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商工 | 年々人口が減る南砺市を活性化するためには、企業誘致が必要と考える。市としての対策は? |
【回答者:市長】 企業誘致の重要性は認識しており、今までも水面下でいろいろ動いてきた。10月に市長が本部長を務める企業誘致推進本部を設置し、まずは情報収集に力を入れる予定。耳寄りな情報を教えてほしい。 |
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商工 | 市街地再開発により、福野駅前からア・ミューまでの通りは活性化されたが、福野の中心市街地の衰退・空洞化が著しい。福野商工会では、TMO福野シティ開発を中心に平成18年にコンセンサス事業に取り組んでいる。総合計画審議会の中で、旧4町の中心市街地の活性化について検討されているのか? また、福野中心市街地活性化についてどのように考えているのか教えてほしい。 |
【回答者:市長】 合併後、中心市街地が4つできたが、それぞれ特徴がある。井波の場合、八日町通りの方々が出資して会社を設立した。市が商売をする訳にはいかないので、民間の方々が取り組まれるときは制度に基づき応援したい。誰が主体なのかを考えてほしい。 |
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商工 | 井口商工会の指導員は週1回の勤務だが、常駐にしてもらえないか? 昨年好評だったチンドンフェスタを今年もやりたいので、補助してほしい。井口を楽しい地域にしていきたい。 |
【回答者:市長】 商工会の合併は国全体での動き。国の基準がそうなっている。 チンドンは市内のイベントでも活躍されておりありがたく思っており、「チンドンの井口」が定着してきた。地域の取り組みを尊重しながら、イベント全体の予算枠を決める。 【回答者:産業経済部長】 商工会への補助金の中で対応いただいているので、商工会と十分相談してほしい。 |
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観光 | 平成19年度に東海北陸自動車道が全線開通するが、南砺市としてどのように観光振興に取り組むのか? |
【回答者:市長】 五箇山地域は、これまで「富山の奥座敷」と言われてきたが、東海北陸自動車道が全線開通すると、一転して「富山の表玄関」になる。その準備の一環として、菅沼展望広場の整備などを進めている。 菅沼・相倉集落とともに世界遺産に登録されている白川村荻町集落は、俗化が著しいと聞く。世界遺産登録は見直しもあるので、あまり俗化させずに観光振興を図りたいと考えている。 【回答者:産業経済部長】 東海北陸自動車道全線開通後の誘客をはかるため、観光協会連絡協議会で中部・東海方面に出向宣伝を行いたい。また、全線開通を期待する一方で、観光客が通過してしまう恐れもある。それぞれの分野で施策を展開し、観光振興を図りたい。 |
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観光 | 市になって2年、旧町村で大切にしてきたイベントを守っているが、市の一体感を育てるため新たなイベント、祭りが必要なのでは? イベント、祭りが多いので、調整が必要なのでは? |
【回答者:市長】 イベント、祭りは確かに多い。全部で70余りあるが、地域の方が一生懸命頑張ってやるものなので、今年から実行委員長を全部やめた。神事にかかわるものは行政が口出しするものではない。 五箇山麦屋まつり、こきりこ祭りが4日間開催されたが、五箇山は観光産業なので観光客が来ないとイベントが成り立たない。自分たちが楽しむ祭りと違う。 観光協会を一つにしたいが、ようやく観光協会連絡協議会ができた。イベント・祭りは、市が音頭を取って調整できるものでない。まず当事者の方に考えていただきたい。いずれにしても、少し時間がかかると思う。 |
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観光 | イベント助成について、内容に応じて増やしてもらいたい。 |
【回答者:市長】 市長が実行委員長になれば予算が付くというものではない。合併後の予算措置は、宣伝などの一元化効果を考え一律10%カットした。今後は、予算総額を維持しメリハリをつけて配分する。観光協会連絡協議会によるパンフレットの作成や出向宣伝など、共同で行う事業を支援し、しばらく様子を見守りたい。 |
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観光 | 井波地域の観光の活力が失せているのではないか? |
【回答者:市長】 寺のまちアートなど、井波らしい観光イベントを続けられ感心している。活力が失せているとは思わない。 |
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観光 | 国民宿舎「五箇山荘」の施設改修は、どの程度のことを考えているのか? また、菅沼展望広場、相倉駐車場の整備内容について教えて欲しい。 |
【回答者:市長】 五箇山荘は県から市に移管された施設で、今後も運営していきたい。施設改修は必要最小限とし、各客室に浴室を設けるホテル形式のようなことは考えていないが、民間投資があれば別に考える。 相倉駐車場の整備は、世界遺産でもあり舗装がよいのか皆さんの意見をお聞きしたい。なお、集落入口付近の地すべり災害復旧は、国土交通省で約2億円の事業費が認められた。 【回答者:山本収入役】 菅沼展望広場は、世界遺産の指定区域内にあるため、文化庁の許可を得て整備を進めている。駐車場については、景観に配慮する必要があり、大型車5台、普通車30台程度を考えている。 |
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観光 | 道の駅たいらの駐車場整備お願いしたい。 |
【回答者:建設部長】 埋立処理が終わり次第、駐車場として整備する。 |
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観光 | 商工会の合併が検討されているが、五箇山観光協会は専任職員が1人しかいないので観光産業への影響が危惧される。山村地域が生き残るために観光産業の振興はもっとも重要なので、職員の補充も含めて支援を検討いただきたい。 |
【回答者:市長】 観光も産業の一つであり、観光産業は地域資源を活用して振興されるべきものである。8地域の観光産業に対する意識はかなりの温度差があり、観光協会の統合は難しいとのことから、連絡協議会設立に至っている。 観光産業の振興といわれるが、市は観光拠点施設の整備などはできても、宿泊業や土産販売を行うわけにはいかない。まずは事業者の方に努力いただき、そのうえで具体的に要望があれば検討していきたい。 |
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観光 | 市内に5つのスキー場があるが、どこも経営は苦しい。今後の運営方針は? |
【回答者:市長】 一つの市に5つのスキー場は多いと思う。現在は指定管理者制度を導入し経費削減に努めているが、スキー人口の減少からどのスキー場も経営が苦しく、今後、廃止するところが出るかもしれない。そのときは、地域の皆さんと十分話し合って結論を出したい。 |
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【E.建設関連】 | |||
区分 | 意見 | 回答 | |
道路 | 砺波福光線と国道304号を早く整備してほしい。 |
【回答者:市長】 県では、砺波福光線と国道304号を合併支援道路の一つとして位置づけている。市道ではないので、国・県に対しこれからも強く要望していく。この合併支援道路は県と協議し位置付けたが、県からはいつまでに完成させるという回答もない。しかし、今後も強く申し入れを行って行きたい。代表的な合併支援道路である。 |
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道路 | 南砺市と金沢市を結ぶ道路を整備してほしい。 |
【回答者:市長】 金沢市と福光地域を結ぶ道路だが、昨年、国道304号の県境部分が整備された。金沢市と南砺市を結ぶ道路を整備しなければならないと金沢市長と共通認識を持っている。まず、金沢井波線の金沢市側に未整備箇所がいくつかあるので、それを完了してから金沢湯涌福光線の整備だと考えている。 |
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道路 | 福光ICから井波地域へのアクセス道路は、幅員が狭く、観光バス等の乗り入れが困難。また、案内標識もわかりにくく整備が必要と考えるが、今後の計画を伺いたい。 |
【回答者:市長】 主要地方道金沢井波線と同路線に接続する福野城端線は、合併支援道路なので、これから県に整備をお願いしていく。なお、整備中のスーパー農道が福光ICに一番近い道路となるかもしれない。こちらの整備も一生懸命要望していく。 |
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道路 | 国道156号の平橋からJA(下梨)までの区間は、小中高生の通学路なので歩道の整備をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 通学路も含め、道路整備は必要と考える。危険な箇所から対応したい。 |
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道路 | 国道156号砺波市庄川町〜下梨間の2箇所の工事はいつまでかかるのか? 土砂災害防止法による調査により、昨年、平地域各集落の危険箇所が示されたが、指定された地域の住民に周知し、優先的に事業の取り組みをお願いしたい。 |
【回答者:市長】 災害が起こり易いところを道路が通っていると理解して欲しい。また、危険箇所はレッドゾーンから直していく。県にも働きかける。 【回答者:建設部長】 国道156号の工事は降雪前に行うように要望している。土砂災害危険箇所地域の関係者に個別に通知した後、官報告示となるので、指定前に行政センターにある図面で一度確認を行ってほしい。 |
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道路 | 国道471号の冬期間の通行制限を緩和するよう、市から国・県に働きかけてほしい。通行止となるたびに、住民はやり場のない怒りを覚える。 |
【回答:市長】 昨年から今年にかけては、豪雪で何度も通行止となり、一時は自衛隊の派遣要請も考えた。通行規制を緩和するには、危険箇所を改良するしかない。今後も引き続き国・県に道路改良を要望する。 |
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道路 | 朝の除雪作業は徹底されているが、帰宅時間には多くの雪が道路に残っているので巡回パトロールを徹底してほしい。道路状況の悪化は、過疎化に拍車をかけるので、配慮をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 除雪作業は、市が地域の業者に委託して実施している。パトロールや出動の連絡は土木課や各除雪企業体でも行っているが、国道・県道は砺波土木センターで実施している。平成17年度は記録的な豪雪で、除雪経費を2度にわたって専決補正した。今後も、予算がなくなったから除雪をしないということは絶対にないので、安心いただきたい。 |
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道路 | 国道156号、304号、東海北陸自動車道が雨量規制で通行止となった時の緊急対応はどうなるのか? |
【回答者:建設部長】 国道156号は降り始めから80ミリ、国道304号は150ミリで通行止めになり、雨が止んでから3時間で解除となる。緊急時は県の道路パトロールカーが、緊急車両を医療機関に先導する。また、それで対応できないときは防災ヘリで対応する。 |
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道路 | 平地域の危険箇所は97箇所あるが、住民に理解してもらうことが重要でないか? また、災害対策事業を重点的に実施してほしい。 |
【回答者:市長】 公共事業は悪ではない。国土を守っているのは山村の人たちである。5年間で、砺波土木センターの事業は半減し、危機感を持っている。市として国・県に106箇所の道路整備、22箇所の砂防・地すべり対策事業を要望した。通学路も含め道路整備は必要。豪雪は道路も含め見直す良い機会となった。西赤尾町での災害時は高速道路が役立った。災害予防の意味でも危険な箇所から対応していきたい。 |
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道路 | 利賀ダム工事用道路の建設が進められているが、国道156号までの総延長11kmのうち、6割がトンネルで1割が橋りょうという工事用道路が開通すると、住民生活は格段に向上する。ダムよりもまず、工事用道路の早期開通にむけて、国・県へ強く働きかけてほしい。 |
【回答者:市長】 平成16年10月に台風23号による豪雨で庄川の水位が急上昇し、下流の高岡市で避難勧告が発令された。生活道路として工事用道路の早期開通を望む気持ちも分かるが、下流域に住む人々の生命と財産を守るという、利賀ダムの本来の機能と必要性についても理解を深めてほしい。 |
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道路 | 市道坂上上百瀬線の進捗状況は全体の1/4程度だが、今年度いっぱいで県代行事業が終了すると聞いた。地域振興の切り札として期待しているので、引き続き県代行事業として採択されるよう県に強く働きかけてほしい。 |
【回答者:市長】 現在、市道の県代行事業は、坂上上百瀬線を含め3路線ある。坂上上百瀬線は、完成すればそばの郷と利賀芸術公園をトンネルで結ぶ最短道路となる。市ではトンネル工事を行った前例がないので、県に代行工事をお願いしているが、県は今の工事区間で代行事業を終了させたい意向である。市で工事するとなると、トンネルを用いないルートを検討しなければならない。何としても県代行事業として採択いただけるよう、引き続き要望していく。 【回答者:建設部長】 坂上上百瀬線を県代行事業として採択してもらうには、県が工事を代行しなければならない明確な理由が必要と言われている。良いアイディアがあれば、ぜひお聞かせ願いたい。 |
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道路 | 東海北陸自動車道の法面の草刈りを管理者の中日本高速道路株式会社に要望してほしい。 また、高速道路側道(市道)の草刈りを早急に取り組んでほしい。 |
【回答者:市長】 東海北陸自動車道については、市からも片側2車線化を要望している。法面の草刈など、環境整備については、以前、福野町時代に実施してもらったが、すぐ雑草が繁茂してしまった。これからも中日本高速道路株式会社に要望する。 【回答者:建設部長】 市道については、現場を確認したい。また、高速道路についても強く要望していく。 |
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都市計画 | 都市計画道路谷今町線の工事は、十分に議論する必要があった。もっと市民の意見を酌んでほしい。 |
【回答者:市長】 都市計画道路谷今町線については、計画案を住民に周知して決定したもので実施している。決して住民の意見を聞いていないわけではない。 |
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上下水道 | 以前に地区で下水道工事が行われた時負担金を納めたが、公共枡が設置されていない宅地があるのはなぜか? |
【回答者:助役】 納められたお金は受益者負担金だと思われる。負担金は永代使用料のようなもので、将来新築する時まで公共枡を設置しない場合もあったが、今回の事例はそれに該当すると思われる。負担金をいただいているので、後日、この場所に公共枡を設置してほしいと言われれば当然設置する。 |
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【F.教育関連】 | |||
区分 | 意見 | 回答 | |
学校 | 小学校の耐震強度検査の結果を受け、校舎の整備をどのように考えているか?統廃合も含め、今後の方針を聞かせてほしい。 子どもが少なく、遊び相手がいないので、山間部でも学童保育をして欲しい。その際、スクールバスをコミュニテイバスとして利用してはどうか? |
【回答者:市長】 現在、平、上平、福野の各小中学校の校舎が耐震強度を満たしていない。補強工事が必要だが、平・上平の学校は合併特例債を使って建て直したいと考えている。そこで、両地域で小学校を1つ、中学校を1つにするか、利賀方式で平地域の小中学校を一緒の校舎にするか、早急に地域の皆さんで話し合ってもらいたい。 スクールバスは維持する。学童保育はすべての地域で行っている訳でなく、児童館や児童センターで対応している所もある。建て直しということであれば、スペースを設けることも考えられる。皆さんで学校の在り方を考えてほしい。地域審議会などで検討し、集約した意見を聞かせてほしい。 |
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学校 | 井口地域の少子化が進んでいるが、 将来にわたって、井口小・中学校を存続してもらえるのか?井口小・中学校は廊下でつなっているが、小中一貫校として検討してもらえないか? |
【回答者:市長】 福光地域では、福光西部小学校で複式学級が続くようであれば、子供たちのために福光中部小学校との統合を考えてほしいと、地元の方に投げかけている。井口だけでなく、学校区を児童生徒のために考えなければならない。井口の小・中学校の場合、耐震工事も終わっている。小・中学校を1つの学校にすることは考えていない。 【回答者:教育長】 少子化対策と小中一貫校制度は全く別問題。小中一貫とは9年間を通して子どもの成長を考え教育することで、教育の段差ギャップをなくすための教育体制。利賀も小中合同校舎であり、連携強化に取り組んでいるが一貫校ではない。 |
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学校 | 今年の9月から、上平中学校の英語指導助手(ALT)が平中学校と兼任になった。小学校でも英語を教えてもらっているが、児童・生徒と触れ合う機会が少なくなった。従来どおり上平中学校に1名配置するよう、配慮願いたい。 |
【回答者:教育長】 合併する前は、旧町村でそれぞれALTを雇用していたが、合併後、中学校での1日の授業時数を調査したところ、上平で3クラス、福光で15クラス、福野で12〜13クラスという結果が出た。同じ給料で担当授業時数に大きな格差が生じていたので、新任ALTの着任時期である9月から授業時数の平均化を図り、上平中学校のALTには平中学校を兼任してもらうことになった。財政的に増員は難しいので、ご理解願いたい。 |
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学校 | アーパス(利賀小学校・中学校)に専任の栄養士を配置するよう配慮をお願いしたい。 |
【回答者:教育長】 教員、栄養職員、事務職員の身分は県職員で、人事は県教育委員会が行っている。砺波市や小矢部市のように、共同調理場で給食を作る自治体の場合、栄養職員は1人しか配置されないが、南砺市は学校ごとに調理しているので、数名の栄養職員を配置いただいている。それでも、全員が2〜3校を兼務しており、今後ますます栄養職員が減らされると予想されるので、利賀小中学校に専任の栄養職員を置くことは難しいと思われる。不都合な点があれば、教育委員会まで連絡していただきたい。 |
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学校 | 利賀地域は早いペースで少子化が進んでいるが、子どもたちがスポーツで好成績を収めたり、地域イベントに積極的に参加することで、地域活性化に一役買っている。今後も、アーパス(利賀小学校・中学校)の計画的な修繕とスクールバスの維持をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 アーパスは小学校と中学校が一つになった先進的な施設である。利賀地域は少子化が著しく、数年後には児童が1人もいない学年があると聞いている。しかし、学校施設は子どもがいれば維持するのは当然で、修繕も計画的に行っていく。 また、スクールバス運行も維持する。 |
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学校 | 最近の新聞に、教員の不適格者に関する報道がされているが、市内の学校にそのような教員はいるか? 不登校、いじめはあるのか?体罰は必要ではないか? |
【回答者:教育長】 一昨年、砺波教育事務所管内で1名が指導力不足と判定され、昨年1年間研修を受けたが、現場復帰できず依願退職された。 いじめは報告を受けていないが、不登校(年間30日以上)の子どもはいる。不登校にならないようにスクールカウンセラー等を配置し、家庭訪問相談員による巡回などを行い、登校できるような体制をとって努力している。なお、体罰は違法である。 |
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学校 | 城端小学校の敷地内にクマが出没したが、教育委員会の迅速な対応に感謝している。しかし、関係機関や地域住民に情報が行き届いていないので、連絡網の整備と職員の危機管理意識の高揚をお願いしたい。 また、小学校の玄関横事務室に職員が1人しかいないので、不審者の出入りが充分にチェックできていない。現状を把握して職員の増員をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 クマの出没情報は、ホームページやケーブルテレビで随時公表している。しかし、関係機関との連絡網の整備と運用は今後の課題である。 住民への周知については、今年度、城端地域で防災無線施設を整備しているので、それを活用していきたい。 【回答者:教育長】 1階玄関横に職員室がない学校が多いが、職員や教員が交代で不審者のチェックを行っている。職員の削減を行っているので増員は難しいが、今後も対応方法を検討したい。 なお、城端小学校は玄関に監視カメラを設置している。 |
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学校 | 城端小学校の竣工式には、これまで建設に尽力された地域の方々を招待するよう配慮願いたい。 |
【回答者:教育長】 城端小学校の竣工式は来春3月を予定している。招待者については、関係者と相談したい。 |
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学校 | 平高校は地域の教育の場として55年経過したが、スキー部、バレーボール部、郷土芸能部が頑張っている。市から支援をいただいているが、将来的にも支援をお願いしたい。また、県への働きかけも行ってもらいたい。 |
【回答者:市長】 市内に4高校あり、南砺総合高校として取り組んでいる。今後、高校再編問題が議論されると思うが、今のところ廃止は聞いていない。小さい学校の良い面もある。平高校は別ものと思っている。郷土芸能部の日本一は大変素晴らしいことであり、ボランティア活動も立派である。市も何らかの補助をしていきたい。 |
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生涯学習・ | 文化会館建設についての考えはあるのか?また、福光図書館は狭く、元消防署を図書館として利用している状況であるが、図書館建設の考えはあるのか? |
【回答者:市長】 旧福光町で積み立てた文化会館建設の基金は、市で引継いでいる。市内には現在、ヘリオス、井波総合文化センター、じょうはな座があるが、もっとも大きい所で670席しかない。市民が一堂に会することができる大きな施設があれば良いとも思う。文化会館建設が総合計画に盛り込まれるならば、建設地はおそらく福光地域となるだろう。順序をふんで考えていく。 図書館建設も図書館だけで建設するのか、もし文化会館を建設するとなった場合、複合施設とするのか検討しなければいけない。いずれにしても、維持管理費が膨大になる。図書館も市内に8箇所ある。同じ本を8冊買わなくてもよい時代であり、協力し合ってやっていく。 いずれにしても、文化会館や図書館は計画がなければ建設できない。もし建設する場合、合併特例債が活用できる平成26年までに行わなければならない。 |
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生涯学習・ | 高齢化の進展に伴い、高齢者の地区公民館利用が益々増えるので、地区公民館を高齢者対応に改造してほしい。 |
【回答者:市長】 地区公民館については、市内31施設のうち7施設が福野地域にある。7施設は昭和56〜58年の建設で、一部改造は行ったがほとんどバリアフリー化がされてない。総会等は2階で行うことが多いので、高齢者の方には辛い部分もあると思う。構造上の問題もあるので大規模な改修は難しいが、手すりを設置するなどの対応をしたい。保育園の統廃合が進めば、保育園の1階の広いスペースを公民館として活用する方法もある。調査し総合計画で位置づけ取り組みたい。 |
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生涯学習・ | 市内の地区公民館の中には、他の施設に間借りしているものもある。コミュニティ活動を推進するためにも、遊休施設を転用するなどして、すべての地区公民館を独立して設置してほしい。 |
【回答者:市長】 たとえば、福野地域では福野産業文化会館を福野中部公民館として利用している。 城端地域では、保育サービスを向上するために保育園を統合し、利用されなくなった旧蓑谷保育園を地区公民館に転用している。保育園は平屋建てが多いので、高齢者も利用しやすい。今後、保育園審議会で保育サービス充実のための保育園統合を検討するが、例えば福野地域の8つの保育園を2つに統合することになれば、使われなくなった保育園を公民館として活用するのも一つの方法である。 |
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生涯学習・ | 南砺市小学校連合運動会は小矢部陸上競技場で開催していると聞く。健康維持、スポーツ奨励のためにも陸上競技場を建設してはどうか? |
【回答者:市長】 南砺市小学校連合運動会は小矢部陸上競技場で行った。何でも市で1つ持つ時代ではないと思う。陸上競技場がなくても運動するところはたくさんある。富山県内の公認陸上競技場は5つ(富山県陸上競技場、富山県五福公園陸上競技場、魚津市桃山運動公園陸上競技場、高岡市営城光寺陸上競技場、小矢部陸上競技場)ある。年に数回の使用なので、そこを利用するのが合理的と思う。陸上競技場の建設予定はない。 |
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生涯学習・ | 「ザ雪合戦inじょうはな」は、大会の知名度も高まり、県内外からたくさんの選手が参加している。スポーツ大会は、実行委員会と地域のスポーツクラブが主体となって開催することになっているが、冬のレクリエーションイベントとして、市の一層の支援をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 雪合戦は、旧城端町のまちおこしイベントとして平成5年から開催されていると聞く。ただ、このイベントは競技会なのか、生涯スポーツなのか、それとも地域振興イベントなのか、位置づけが非常に難しい。 これまでも市で活動を支援してきたが、優勝したチームを北海道に派遣するために補助金を出すのはいかがなものか。後援会を組織するなど、実行委員会でもう少しイベントの内容と運営方法を検討してほしい。 |
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文化財 | 今年度の合掌造り家屋の屋根葺き替え工事が、いまだに発注されていない。どうなっているのか? |
【回答者:教育長】 市指定文化財に指定される合掌造り家屋については文化課で対応している。平成18年豪雪により、今年度は合掌造り家屋の棟がゆがむなどの例年では考えられない修繕に追われ、そちらの対応を優先したため葺き替え工事が遅れた。10月上旬に発注予定なので今しばらくお待ちいただきたい。 |
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文化財 | 旧上平村は、古くから合掌造り家屋の保存に力を入れおり、歴代村長が地域内の合掌造り家屋を移築して五箇山合掌の里を整備してきた。今後、ますます合掌造り家屋が減少すると思われるが、市として合掌造り家屋を移築する予定はあるか? |
【回答者:市長】 世界遺産の相倉合掌造り集落にも空き家があり、今後の集落の存続を危惧している。合掌造り家屋の移築は、対象家屋の所有者との権利上の問題もあり、すべてを市で管理することは難しい。まずは菅沼・相倉集落の中にある家屋を守ることに力を入れたい。 |
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文化財 | 旧平村・上平村の歴代村長が、合掌造り家屋保存事業に力を注いだ結果、今日の世界遺産登録がある。市長は「世界遺産は市民の財産」と言われるが、職員や市民の世界遺産に対する認識が低いとは思わないか?平野部で世界遺産・合掌造り家屋について講演会などを開催し、市職員や平野部の市民に理解を深めていただくとともに、これらが消滅の危機にあることをもっと強く喚起してほしい。 |
【回答者:教育長】 世界遺産登録や合掌造り家屋の保存に携わった経験のある職員が担当課にいないことが課題としてある。 生涯学習課で、市民が講師となって講座を開講する「なんと市民学遊塾」を実施しているので、ぜひ講師として講座を開講いただきたい。また、今年度は11月2日にトヨタ自然学校の稲本正先生を招いて、市民大学講演会を平地域で開催する。今後のシンポジウム等の開催については、会場等も含め検討したい。 |
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文化財 | 相倉合掌造り集落内の市有施設を相倉保存財団が指定管理しているが、最近、行政との距離を感じる。お金だけでなく、一体となった文化行政の推進をお願いしたい。 秋篠宮家男子誕生に伴う事業は行われるのか? 合併後、世界遺産について平野部の南砺市民に理解されていない。市民に理解していただけるようなPRを考えて欲しい。たとえば、広報紙による世界遺産一口メモなど。 |
【回答者:市長】 「世界遺産は金のかかるもの。どうする?」との意見に対して、逆に誇りであると力説した一人だ。「世界遺産について、市民の理解が足りない、勉強が足りない」との意見はその通りだが、市として市民の気持ちを育てる仕掛けを行いたい。行政視察バスも五箇山に行くと人が乗る。必ずコースに取り入れて続けていく。機会あるごとに知らしめていく。 宮様が誕生され、喜ばしく思う。記念植樹については相談したい。生育が可能であれば高野槇を植えることができればと思う。 |
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文化財 | 平成14年に城端曳山祭が国の無形民俗文化財に指定されたが、今後の曳山修理にかかる経費負担はどうなるのか? |
【回答者:市長】 国指定文化財なので、国補助が50%、県補助が25%、市補助が25%となる。また、ふるさと文化再興事業などの補助事業を活用することもできるので、修理されるときは事前に教育委員会に相談してほしい。 |
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【G.病院関連】 | |||
区分 | 意見 | 回答 | |
病院 | 4月から、公立南砺中央病院が市立病院となったが、今後の市の病院構想は? |
【回答者:市長】 公立3病院の連携を図るため、4月から医療局を新設した。南砺中央病院の診療科を2科だけにすることはない。当然内科、外科、小児科などをおかないと病院にならない。しかし、医師不足は全国的な問題である。泌尿器科は南砺中央病院に特化するなど、特殊な診療科の役割分担を考えたい。福野病院は2つの病院に比べ規模が小さいので、南砺市民病院の分院として位置づけたい。3つの病院とも赤字であるが、医療局で物品を共同購入して一括管理するなど、合理化を図っていく予定である。 |
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病院 | 少子高齢化が急速に進んでいるが、産みたくても産めないという環境の問題が最大の原因でないか?市内病院での一日も早い産婦人科の再開をお願いしたい。 |
【回答者:市長】 小児科医・産婦人科医の不足は全国的な問題である。市では、公立南砺中央病院で産婦人科医を1人確保し、産婦人科再開に向けて準備を進めている。しかし、産科を開設するには助産師が不足している。 【回答者:医療局長】 南砺中央病院で産科を再開するには、助産師が必要である。現在、臨時1名、新採で1名を確保したが、最低4人いなければ再開することができない。広報紙や市ホームページ、ケーブルテレビなどで募集しているが、皆さんからの情報提供をお願いしたい。 |
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病院 | カルテ開示の請求に関し、南砺市民病院の対応が不透明である。 |
【回答者:助役】 病院側に一部錯誤があり、開示が遅れた。迷惑をかけたことを深くお詫びする。今後の事務処理はしっかりと対応したい。 |
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病院 | 公立南砺中央病院は整形外科を閉鎖したと聞いたがどうなっているのか? | 【回答者:医療局長】 公立南砺中央病院は、整形外科医が常勤しており閉鎖していない。ただし、医師・看護師不足で3階病棟(41床)を閉鎖している。広報等で職員を募集している。医師・看護師不足は全国的な問題であり、今後も引き続き、募集を行っていくが、なかなか集まらないのが現状である。 |