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城端曳山祭ユネスコ無形文化遺産登録推進シンポジウム開催

南砺・城端のここでしか体感できない「本物」を再認識

情報発信元:南砺で暮らしません課

城端曳山祭ユネスコ無形文化遺産登録推進シンポジウム開催の画像
本物の魅力を再認識するパネルディスカッション

 10月26日(日)、城端伝統芸能会館「じょうはな座」において、「城端曳山祭ユネスコ無形文化遺産登録推進シンポジウム」が開催されました。シンポジウムでは、元文化庁主任文化財調査官の菊池健策氏の基調講演をはじめ、城端庵唄保存会の皆さんによる庵唄が披露されたほか、パネルディスカッションが行われ、会場を埋めた120名の参加者は熱心に耳を傾けていました。

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元文化庁文化財調査官の菊池氏が基調講演

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城端庵唄保存会の皆さんが祭りの情景そのままに庵唄を披露

 開会にあたり、本シンポジウムの主催である城端曳山祭ユネスコ世界無形文化遺産登録推進事業実行委員会の実行委員長を務める大西正隆氏が「城端曳山祭は300年余りの歴史を持つ祭りです。先人たちが脈々と受け継いできた歴史ある祭りを、次の世代へ受け継ぐために、皆さんと一緒に盛り上げていきたい」とあいさつ。基調講演では、「城端曳山祭とユネスコ無形文化遺産」と題して、元文化庁主任文化財調査官の菊池健策氏が、ユネスコ無形文化遺産の代表リストへの記載に至る過程や国の選定作業などについて具体的な事例をあげて解説。
 基調講演の後、城端庵唄保存会の皆さんが庵唄を披露。全国公募の詩が付けられた庵唄「松風」などが三味線や篠笛、太鼓の音とともに曳山祭の情景そのままに、会場に粋な音色を響かせていました。
 この後行われたパネルディスカッションでは、「城端神明宮祭の曳山行事の魅力」と題して5人のパネリストがそれぞれ意見などを発表。基調講演を行った元文化庁文化財調査官の菊池氏は城端曳山祭を「曳山、笠鉾などすべてが揃っている祭」とその魅力を提言。富山大学芸術文化学部教授で曳山の修理にも携わる林暁氏は「城端曳山祭は伝統工芸と文化の粋で、城端蒔絵をはじめ日本的芸術を表現している」と評価すると、地元町内を指導で訪れている邦楽家で三味線演奏家の芳村伊十一郎氏と笛演奏家の中川善雄氏は「町内それぞれ特色があり300年の歴史の継承に驚きました。町内の匂いと土地の香りがするすばらしい祭りを伝承してほしい」と述べたほか、パネリストの一人として参加した田中市長は「南砺市全体の中で、祭りを維持し継続していく仕組みづくりを考えていきたい」と述べ、会場の皆さんは、南砺が持つ「本物」の魅力をあらためて再認識していた様子でした。
 ユネスコ無形文化遺産は、日本では能楽や歌舞伎などのほか、2009年には日立風流物や京都祇園祭の山鉾行事など13件が登録に至っています。今後は、2016年にユネスコ無形文化遺産登録が審査決定される予定です。

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電話番号 0763-23-2014

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  • 最終更新日:2014年10月26日(日曜日) 22時30分
  • ID:2-3-12145-13217
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