南砺と武蔵野両市の友好関係継続の証

　11月1日(土)、南砺市合併10周年記念式典に先立ち、福野文化創造センターにおいて、友好都市である東京都武蔵野市の邑上守正市長と田中南砺市長の間で、平成元年に当時の利賀村との間で締結された分収育林契約の期間延長に係る調印式が行われました。

　旧利賀村では、昭和62年から国の補助事業を受けて、利賀村坂上で｢利賀ふれあいの森｣の整備を開始。昭和47年に姉妹都市として交流の盟約を結んだ武蔵野市との相互交流を図り、さらに森林と人との関わりを深め森林とのふれあいを行うことを趣旨とする｢森林とのふれあい環境整備事業｣として、平成元年に、坂上地内の2カ所について分収育林契約を締結しました。この契約は自治体同士の契約として全国的にも稀なもので、平成16年の合併後も南砺市に引き継がれています。分収育林とは、生育途中にある人工林についてその育林費用の負担、樹木の共有、伐採時における収益の分収を約定する制度で、都市住民等に対して森林整備への参加と国土緑化への協力の場を提供するとともに、森林所有者等に対して森林整備に必要な資金の確保を目指すものです。
　今回の契約期間の延長により、育林中の木材がさらに大きく太くなることで価値を高めるとともに、武蔵野市から訪問があった際には、同育有林で直接自然に触れ合うことを楽しんでもらえ、さらに森林の多面的機能が長期にわたり安定的に維持されるというメリットが発生し、両市の更なる友好関係継続の証となります。
　武蔵野市の皆さん、南砺市にお越しの際は、是非、利賀村坂上の｢武蔵野の森｣で両市の友好関係を物語る木々に触れてみてくださいね。

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問い合わせ先	林政課 電話番号　0763-23-2033

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