第1回南砺市総合教育会議

　6月30日(火)、井波庁舎で平成27年度第1回南砺市総合教育会議が開催され､田中市長と市教育委員会の渡邊委員長をはじめとする教育委員の皆さん､そして高田勇教育長と市教育委員会担当部課長らが参加し､市の総合的な教育行政推進に係る教育大綱(案)などについて協議しました。

　平成26年6月に地方教育行政の組織及び運営に係る法律の一部を改正する法律が公布され､全市町村に首長と教育委員会で構成する｢総合教育会議｣の設置が義務づけられたことを受けて開催された第1回目の本会議。会議の冒頭､田中市長が｢南砺の誇る文化､生活習慣を守り伝えるために市と教育委員会が連携して様々な取り組みを推進していきたいので､積極的なご意見､ご提言をよろしくお願いします｣とあいさつ。協議事項では､総合教育会議の運営要綱､会議での協議･調整事項､開催回数(基本年3回:7･11･翌2月､緊急時は随時)について確認した後、平成27年3月に｢未来を切り拓く南砺の人づくり｣を基本理念(教育目標)として策定された南砺市教育振興基本計画をもって市の教育大綱にあてることについて協議されました。
　続いて行われた今後の教育行政についての意見交換では､田中市長が｢学校と地域と家庭が連携した教育行政の推進は市が進める地方創生の要となる大事な部分。大事な自然･歴史･文化･食･人のそろったふるさと南砺への誇りや自覚をもってもらうための教育環境の提供､文化行政の推進を通して人口減少の速度を少しでも遅らせるような取り組みを進めたい｣と発言。つづいて高田教育長が｢総合戦略に係る小学生へのアンケートの実施結果から､南砺への愛着と地域の人々への感謝の心が既に子どもらには育まれていると実感し､その質の高さに感心した。その心を長いサイクルで大事に育て､さらに自ら活路を見出す逞しさと創造力を培うために家庭､地域､学校が連携して南砺の強みや魅力を子どもたちに実感してもらうための教育を推進したい｣と述べて､積極的な意見交換の口火を切りました。意見交換では､地域による見守り体制の確立と危険個所の発見把握､義務教育期の児童生徒たちにスマホやタブレットを所有させることの弊害やリスクなどの啓発の必要性､外で遊ぶ子どもたちの姿を見なくなったことへの懸念など､様々な事項について貴重な意見交換が行われました。

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