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ふるさとの宝、大切な地域公共交通「城端線」を生かしたまちづくりを考える

福野文化創造センターヘリオスでシンポジウム「ふるさと城端線を考える」開催

情報発信元:南砺で暮らしません課

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シンポジウム「ふるさと城端線を考える」

 11月14日(土)、福野文化創造センターヘリオスでシンポジウム「ふるさと城端線を考える〜地域交通とまちづくり〜」が開催され、城端線をはじめとする地域交通の果たす役割や地域の活性化などを考える本事業に約100名が参加し、意見交換などを行いました。

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福野小学校管楽器クラブの演奏で華々しく開幕

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中川大京都大学教授による基調講演

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ふるさと城端線応援団の松本会長による「城端線の物語」

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高校生からも積極的な提案

 3月に北陸新幹線が金沢まで開業し、新高岡駅で城端線と結ばれ、首都圏へのアクセスが向上。さらに10月からは観光列車「べるもんた」の運行が開始され、地域公共交通としての城端線に期待が高まる一方、依然として伸び悩む利用状況。そうした現状を踏まえた上で今後の地域交通活性化を考える今回のシンポジウムは、福野小学校管楽器クラブによる素晴らしい楽曲演奏で開幕。続いて「ふるさと城端線応援団」の松本久介会長が「城端線の物語」と題して、「明治初期に地方の豪農が、『これからは鉄道の時代』として開通させた中越鉄道を祖とする城端線は、沿線の産業を振興し、松村謙三や稲塚権次郎などの素晴らしい人材を輩出した教育面での功績も大きい」と城端線の歴史を披露。
 さらに、基調講演では朝日町出身の中川大京都大学教授が「北陸新幹線開業後の地域交通とまちづくり」と題して講演を行い、「鉄道は地域の宝であることを理解し、周辺美化や他では無い取り組みによる駅舎を含めた周辺の魅力向上で駅を楽しく、活かす取り組みが重要」と述べ、「採算のとれることが地方鉄道の存続理由とする議論はすでに古い」と指摘し、採算が採れなくても地域住民や行政が立ち上がり、守った鉄道として高岡市の万葉線を紹介。さらに、便利な鉄道にしていくための「パターンダイヤ化」や二次交通との連携を目指す「パルスタイムテーブル」などの手法を紹介。また「これからの観光」に重要なポイントとして「まち歩き」をあげ、大勢の人が歩ける空間や道路環境をつくることで本当の「賑わい」を創出。近隣地域や自治体とのネットワーク化や回遊性を高めることによる「賑わいのまちづくり・観光のまちづくり」を提案しました。
 休憩をはさんで行われたシンポジウムでは、中川教授がコーディネーターとなり、地元の南砺福野、南砺福光両高校から参加した生徒4名をはじめ、市商工会の花島榮一会長、元帝京平成大学教授の中嶋勝彦氏、市議会観光・公共交通等対策特別委員会副委員長の斎藤光一議員らがパネラーとして参加。実際に城端線を利用する中で気づいたことや改善点などを高校生から発表してもらった後、高校生も含めたパネラーの皆さんから積極的な提案が行われ、今後の城端線のあり方、観光・商工面での活用、その可能性が探られました。

【シンポジウムでの提案(一部)】
・市内のイベント、学校行事などのイベント開催情報を発信できるようにする
(例:駅舎や車両内への掲示板ボードの設置や電子掲示板など)
・SNS(ツイッターやフェイスブック)を活用した城端線のPR(動画配信、沿線の美味い飲食店の口コミ情報などの発信)
・市内各地域の特産品試食コーナーの設置
・べるもんたの平日運行(退職後の高齢者やインバウンドによる外国人客がターゲット)
・郷土愛と工夫による多彩な展開や柔軟なアイデアを活かせる環境づくり
・日本一マナーの良い地方鉄道としてPR
・バスなどの二次交通との連携と包括的な時刻検索システムの構築
・地域住民による地域に隠れた観光資源の掘り起こしと積極的なPR など

ご案内

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問い合わせ先 地方創生推進課 交通政策係
電話番号 0763-23-2052

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  • 最終更新日:2015年11月14日(土曜日) 19時00分
  • ID:2-3-12145-15313
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