金沢大学五箇山セミナーハウス開所式

　4月27日(水)、平地域の世界遺産相倉合掌造り集落で｢金沢大学五箇山セミナーハウス開所式｣が開催され､田中市長や山崎光悦金沢大学学長､山崎博司相倉区長をはじめ､市･金沢大学関係者や集落住民が参加。昨年末に市と金沢大学との間で締結された包括連携協定に基づいて設置されたセミナーハウスの完成を祝いました。

　地域社会の発展に寄与することを目的に､教育･研究･社会貢献活動に活用される当セミナーハウスは､世界遺産相倉合掌造り集落での地域住民との交流､田舎暮らし体験､ボランティア活動､講座の開講などを通した地域活性化や､学生たちの人間力強化などの役割が期待されます。
　開所式にあたって田中市長が｢貴重な世界遺産の中での地域の方々との交流をとおして昔ながらの生活や文化を体感してほしい。多くの人が世界遺産相倉合掌造り集落に集い､新たな文化を発信する拠点となり､地域の発展につながっていくことを期待したい｣と述べると､小矢部市出身で南砺福野高等学校OBでもある山崎光悦学長は｢授業や公開講座などいろんな使い方が想定される。プログラムや情報提供を行っていくので皆さんにも金沢大学を活用してもらいたい。若い学生たちのことを長い目で見守ってもらい､厳しく叱咤激励もしてもらい､日本の宝を育てるつもりで交流を深めてもらいたい｣とあいさつ。山本勝徳市議会議員､山崎博司相倉区長からも挨拶があり､地域と大学とのウィンウィンな関係の構築に期待を寄せられました。
　開所式に続いてセミナーハウス内覧会が行われた後､記念講演として福森義宏金沢大学理事(社会貢献担当)･副学長が｢微生物による塩硝生成のメカニズム｣と題して講演。五箇山地方における塩硝生成､地球における窒素化合物の循環などについての学術的でありながら地域に関連の深い内容に大勢の参加者が真剣に耳を傾けました。

【金沢大学五箇山セミナーハウス概要】
・所在地　南砺市相倉126-1（屋号 助市）
・面積　81.15�u
・構造　合掌造り茅葺き平屋建て
・改修費　約1,780万円

• 金沢大学

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問い合わせ先	南砺で暮らしません課 電話番号　0763-23-2037

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