6月市長定例記者会見

　6月1日(水)､福野庁舎で田中市長が定例記者会見を行い､5月に参加した中国紹興市における国際交流都市大会と青森県青森市で開催された棟方志功サミットの所感､6月補正予算の概要､｢金沢×南砺ナイト｣｢革新を続ける南砺の伝統展｣､南砺市クリエイタープラザ｢桜クリエ｣グランドオープン､南砺市人権のつどいなどについて説明しました。

＜記者会見要旨＞
◎中国紹興市国際交流都市大会､棟方志功サミットin青森への参加について
【紹興市国際交流都市大会】
　中国紹興市での国際交流都市大会には19カ国40余りの都市が参加。故松村謙三氏から続く南砺市(旧福光町)との交流はどこよりも長く､厚い待遇を受け､代表スピーチもさせてもらった。今後も互恵関係を継続しウィンウィンな関係を築く事業を創造し､協力しあうイニシアティブが宣言された。
【棟方志功全国サミット】
　棟方志功さんの誕生(青森)･飛躍(中野)･信頼(倉敷)･成熟(南砺)･大成(杉並)の地である5市区が共同で開催。｢世界的板画家である棟方志功画伯の貴重な文化芸術資源を活かしたまちづくりを進めるとともに､相互に情報を共有し､連携を密にしながら､文化芸術が有する創造性を､観光･教育･地域の活性化など様々な分野に活かし取り組む｣とする共同宣言を採択した。

◎6月補正予算の概要について
　一般会計補正額3億84万円(累計345億3,802万円)
《主な事業》
【補助事業の採択】
・コミュニティ助成事業　1,720万円
・CO2排出削減促進事業　498万円
・(仮称)子どもの貧困対策支援体制整備計画策定事業　300万円
・富山米競争力向上条件整備事業補助金　417万円
・中山間地域等担い手収益力向上支援事業補助金　612万円
・相倉茅保管庫新設事業補助金　4,050万円
・文化芸術創造都市事業業務委託　1,120万円
・舞台芸術事業補助金　600万円
【緊急事業】
・社会保障､税番号制度システム整備に係る総合運用テスト業務委託　805万円
・ゆ〜ゆうランド花椿源泉改修工事　4,579万円
・起業家育成支援事業補助金　672万円
・スキー場指定管理者への天候リスク負担金　1,955万円
・イオックスヴァルトコテージユニットバス更新工事　545万円
・スキー場圧雪車等修繕　691万円
・IOX-AROSAスキー場配水池各種機器更新等工事　938万円
・タカンボースキー場リフト修繕工事　708万円
・春光荘アリーナ器具庫改修工事　800万円
【強風被害による緊急修繕】
・4月17日の強風被害にかかるもの35件3,959万円
・5月3日の強風被害にかかるもの32件1,667万円

◎｢金沢×南砺ナイト｣｢革新を続ける南砺の伝統展｣について
　昨年に引き続き金沢市のアンテナショップ｢銀座の金沢｣でイベントおよび企画展を開催する。
○｢金沢×南砺ナイト｣トーク＆ディナーショー
　〜日本のシルクロード 城端絹の歴史を辿る〜
　▽日時　6月24日(金) 午後7時〜9時30分
　▽会費　8000円(飲食代込み)
　▽定員　30名
　▽講師　松井機業 松井紀子 氏
○｢革新を続ける南砺の伝統展｣
　〜伝統を守りつつも、進化を続ける伝統工芸〜
　井波彫刻・五箇山和紙・城端絹の展示・販売
　▽会期　6月15日(水)〜27日(月)
　会場はいずれもdining gallery 銀座の金沢（東京都中央区銀座）
　昨年度に引き続き友好都市の武蔵野市吉祥寺を中心に展開

◎南砺市クリエイタープラザ｢桜クリエ｣グランドオープンについて
　グランドオープン：6月4日(土) 午前8時45分 (カフェおよびショップの営業開始)
　入居クリエイターが中心となり制作された｢桜クリエ｣のロゴも先日完成した。
○カフェ「カフェトリアン」の営業について
　▽運営　一般社団法人地域発新力研究支援センター(PARUS)
　▽営業時間　午前10時〜午後6時
　▽客席数　100席
○ショップについて
　▽営業時間　午前8時45分〜午後5時30分
　▽予定商品
　　絹製品(祝儀袋、コースター等)
　　和紙製品(カードケース、ペンケース等)
　　木製品(置物、名刺ケース)　など

◎南砺市人権のつどいについて
　▽日時　6月18日(土)　午後1時30分〜（開場：午後0時30分）
　▽場所　城端伝統芸能会館「じょうはな座」
　▽内容
　　・砺波人権擁護委員協議会南砺地区委員からの活動発表
　　・学生の人権作文発表
　　・講演
　　　講師：蓮池 薫 氏(新潟産業大学非常勤講師)
　　　演題：夢と絆

《質疑応答》(抜粋)
Q1：棟方志功サミットについて今後のひろがり・展望は？
A1：東北･北陸相互に交流は少なく認知度は低い。ただ､今回参加して北陸新幹線効果もあり､大宮を中継しての時間的な距離感が短くなったと実感した。東北への観光誘致の可能性を見出すとともに､今の子どもたちに志功さんの作品を見てもらい､感じてもらう機会を増やすべきだという認識を共有した。
Q2：消費税増税見送りについての所感は？
A2：増税による税収は子育てや福祉事業に充てられると認識していた。短期的には我々世代の負担軽減になるかもしれないが､中長期的に将来世代への負担が重くならないよう､国として十分に議論してもらいたい。
Q3：アニメを活用したまちづくりや地域活性化への思いは？
A3：桜クリエが完成し､継続的にワークショップやシンポジウムなども開催していくことで､作品のみによる活性化だけではなく､アニメという産業の魅力や可能性を発信していきたい。竣工式でのイメージ映像のように､アニメやコンテンツ産業によるイメージ発信効果は高いと実感している。また全国的にも注目を集めており､グランドオープンによってカフェやショップも始まることから観光スポットとしての側面にも期待したい。

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