現在の位置:トップ > お知らせ > 「つもり貯金」による寄付金で整備されたグランドピアノとステージ幕を披露
情報発信元:南砺で暮らしません課
6月14日(火)、井波小学校で松川孝則さんご夫妻(岩屋)を招いての寄贈品披露式が開催され、全校児童約370名と教職員が見守る中、松川さんが戦後70年間にわたって積み立ててこられた「つもり貯金」によって同校に寄贈されたグランドピアノと体育館ステージ幕が披露されました。
昨年9月、戦後70年間にわたり「たばこ一箱とお酒一合をたしなんだつもり」で積み立ててこられた「つもり貯金」総額1000万円を南砺市に寄贈された松川さん。貴重な寄付金は、旧井波町長の故川原喜正氏と松川さんとの間で取り交わされた約束に基づくものでもあったことから、井波地域の小中学校と保育園へ、ピアノや楽器、ステージ幕、遊具などを整備し寄贈する原資として活用されることになりました。
井波小学校で開催された寄贈品披露式では、全校児童で松川さんご夫妻を迎えたのち、森田校長が挨拶。続いて松川さんが「戦時中、兵役につくも背中にケガをして戦地に行かずに済みました。生きていることに感謝し、何か役に立てることは無いかと、酒とタバコをのんだつもりではじめた貯金がまとまった額になり、去年南砺市へ寄附させてもらいました。このたび、学校へピアノが贈られ役立ててもらえると聞き、大変嬉しく思っています。ピアノを使って歌の上手な生徒さんになってください」と優しく語り掛けられました。
続いて、井波小学校合唱部のピアノ伴奏を担当されているピアノ講師・富永則子さん(福野)が真新しいピアノでショパンの「ノクターン第2番」をしっとりと演奏。体育館中に響く優しく伸びのある音色に児童らもウットリ。さらに、松川さんの「つもり貯金」と同じく、創部70年の歴史を誇る合唱部の皆さんが「僕のドラゴン」と「ぼくらのエコー」の爽やかな合唱2曲を披露。素晴らしいピアノの音色と児童らの澄んだ唄声の見事なハーモニーに松川さんご夫妻も満足の笑顔で聴き入りました。
最後に、6年生の田中陽和さんが「素敵なピアノとステージ幕を寄贈してくださり、ありがとうございます。目標をもって続けることの大切さを学ばせてもらいました。体調に気をつけてこれからもお元気でお過ごしください」とお礼のことばを述べ楽しく素敵な時間に幕が下ろされました。
松川さんの寄付金により、井波小学校にはグランドピアノとステージ幕、井波中学校にグランドピアノとフルートなどの楽器、井波にじいろ保育園と山野保育園には沢山の遊具が寄贈品として贈られました。あらためまして貴重なご寄附、本当に有難うございました。
問い合わせ先 |
井波小学校 電話番号 0763-82-3280 |
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