林花子さん満百歳おめでとうございます

　4月10日(月)､めでたく満百歳のお誕生日を迎えられた福光地域土生新在住の林花子さんに田中市長から市､県からのお祝い状とお祝い品の聖徳太子二歳像や花束などが手渡されました。

　大正6年4月10日生まれ､大変明るく朗らかなお人柄で話好きのため誰とでもすぐに仲良くなったという花子さん。昭和15年に亡きご主人の友治さんと結婚され､東京で生活中に昭和20年の大空襲で焼き出されて富山へと戻り終戦を迎えました。その年の11月､当時｢立野原演習所｣の一部であった現住所に入植。城端の陸軍兵舎やテント生活まで経験しながら荒地を開墾するなど､大変な苦労をされながら二男二女を生み育て林家を支えてこられました。花作りや野菜作り､お友だちとの旅行､食べ物では大福餅や赤飯が好きで､嫌いなものは特に無いとのこと。孫8人､ひ孫12人の大家族に恵まれ､週3回のデイサービスなどを利用されながら､ご自宅でご家族とともに穏やかな日々を過ごしておられます。
　田中市長の訪問を受けて恐縮しきりの花子さん。お祝い状やお祝い品､花束を受け取る際には丁寧に手を合わせ､時折感極まった様子で声を震わせ｢ありがとうございます｣と感謝の意を表されました。花束をプレゼントした際に花子さんの手に触れた田中市長は｢百歳でも元気な皆さんは本当に手がスベスベで生き生きとされています。元気を分けてくださいね｣と述べて花子さんとそっと握手。花子さんは再び良く通る声で｢ありがとうございます｣と述べ､両手で顔を覆いながら目頭をそっと抑えられました。
　ご家族ご親族に囲まれて記念すべき節目を迎えられた林花子さん､お誕生日おめでとうございます！これからもご家族おそろいで健やかに穏やかな日々を過ごされますよう､心からお祈り申し上げます。

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