松本美知夫さん 満百歳おめでとうございます

　3月5日(月)､満百歳のお誕生日を迎えられた福野地域安居在住の松本美知夫さんに市･県からのお祝い状やお祝い品の聖徳太子二歳像、花束などが贈られました。

　大正7年3月5日､七村滝寺生まれの松本美知夫さん。昭和21年に奥さんの静子さんと結婚され､4人のお子さんを授かりますが､うち2人は激動の時代の中で生後間もなく早世されます。それでも奥さんと子2人､孫2人､ひ孫1人の家族と共に満百歳を迎える今日まで生き抜いて来られました。19歳で兵役に就いてからの8年間で片方の耳の聴力を失うなど大変なご苦労をされ､さらに戦後も家族を養うため､東京や京都での10年間にも及ぶ出稼ぎを経て､安居にご自宅を建てられました。現在は､艱難辛苦を乗り越えて築かれた我が家で奥さんの静子さん､ご次男の奥さま､お孫さん夫婦とともに穏やかな日々を過ごされています。

　森田地域包括医療ケア部長からお祝い状やお祝い品､花束が手渡されるたのち､ご家族を交えての歓談では､かつての苦労話を自ら訥々とお話しになり､ご家族と共に昔を懐かしまれ、無事に満百歳を迎えられた感想を訊かれると「こんなに生きられるとは思わなんだ」としみじみと答えてくださいました。

　松本美知夫さん､満百歳のお誕生日おめでとうございます。これからもご家族共々ますます健やかに過ごされますよう心からお祈り申し上げます。

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