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情報発信元:文化・世界遺産課
8月8日(水)、市内の各地域の獅子舞実施団体を招き、獅子舞に関する情報共有や意見交換を行なう「南砺市獅子舞情報交換会」を南砺市役所城端庁舎で開催しました。
南砺市では、平成28年度に策定した「南砺市文化芸術振興実施計画」に基づき、様々な文化芸術事業を行なっています。その計画推進事業のひとつとして、平成31年度に「南砺市獅子舞共演会(仮称)」を開催することが挙げられており、今回の「獅子舞情報交換会」は共演会開催に向けての事業の一環です。
初めての試みにも関わらず、当日は、獅子舞実施団体35団体(地区)、およそ80名という大勢の方にご参加いただきました。
交換会の冒頭では、平成28年度に行なわれた「南砺市獅子舞調査」の回答結果を基に、市内の獅子舞実施団体をとりまく現状について報告を行いました。その中では、「少子高齢化による人員不足、後継者不足などによって、獅子舞を行なう人手が足りない」「今後どのように獅子舞を実施、運営していくか」という問題を多くの獅子舞団体が抱えているということが強調されました。そのような問題の解決策について意見を出し合うことこそが、情報交換会を開催する意図です。
参加者の皆様には各地域(旧町村)のグループに分かれ、獅子舞活動を行なう上での問題点や苦労していることを中心に意見を出し合い、それに対する解決策についてディスカッションを行なっていただきました。各グループからは、「獅子舞に携わる人手が不足している」「子どもが地区にいないため、将来的に続けられるか分からない」「運営資金が少なくなっている」等といった問題点が挙げられ、殆どの団体で共通した問題を抱えているということが分かりました。それに対して、「OBや女性にも協力してもらっている」「地区外の人に声をかけて参加してもらっている」「獅子舞の頻度を減らす」「獅子舞そのものを小さくする」等、様々な解決策が提案されました。
また、平成31年度に開催予定の「南砺市獅子舞共演会(仮称)」の概要についても説明がなされました。平成31年8月の「いなみ木彫刻キャンプ2019」の開催に合わせ、平成31年8月31日(土)に井波地域で開催される案が示されました。共演会に関する説明を聞いた上で、再び各グループに分かれて、実際に獅子舞に携わる方々のリアルな意見を交換していただきました。共演会の日時や場所、内容、そして出演するための条件など、様々な意見を聞くことができました。
時間に限りがある中で、参加者の皆様には大変熱い意見交換を行なっていただき、「もう少し時間がほしい」「まだ話したいので次も参加したい」というありがたいお言葉もいただきました。
今後も引き続き獅子舞共演会の開催に向けて検討を続けていくとともに、次回は秋頃に今回いただいた意見のまとめと懇親を兼ねた情報交換会を開催する予定ということを述べて、交換会は閉会を迎えました。
今回、市内各地区の獅子舞実施団体の皆様をお招きし「情報交換会」を行ないましたが、同じ問題を抱えている団体間でそれぞれの悩みに共感し、ともに意見を出し合って問題解決に臨むという会に対して、前向きに感じてくださる方が多く見られました。
もちろん、今回の情報交換会だけで、それぞれの地区が抱える問題が簡単に解決するわけではありませんが、今後も継続して情報共有や団体間での交流を生み出すことで、少しずつでも問題解決に向かっていくことが大切です。
今回参加できなかった団体の方も、参加したけれどまだまだ物足りないと感じた団体の方も、次に情報交換会を開催した際にはぜひ参加していただいて、引き続き問題解決に向かって知恵を出し合い取り組んでいきましょう。
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