石井頼子さんに福光美術館特別専門員の委嘱書交付

　6月19日(金)､市長室において南砺市立福光美術館特別専門員委嘱書交付式が行われ、棟方志功の孫にあたる石井頼子さんに田中市長から委嘱書が手渡されました。

　棟方志功は、戦時疎開のために昭和20年から6年8カ月を福光地域で過ごし、さまざまな方々と交流を深める中で多くの作品を残しました。自然に寄り添う生活の中に文化を育む「土徳」の風土に刺激を受けたことから、福光地域は棟方志功成熟の地とも言われます。

　棟方志功研究家の石井さんには、平成30年の1月から特別専門員をお願いしていて、平成30年の棟方志功サミット開催に向けた支援をはじめ、棟方志功に関する調査研究や展覧会企画など棟方に関する様々な関連事業にアドバイスや支援をいただいています。

　また今年から、石井さんが保管している棟方に関する大量の資料をデータベース化する作業に、南砺市内で着手されます。5月から資料の搬入をはじめ、6月末には100箱を超える貴重な資料が南砺市に届く予定で、7月から資料の仕分け作業から始めるとのことです。石井さんは「3年間で研究者が資料を活用できるような形までもっていきたいです」と意気込みを語っていらっしゃいました。

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