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情報発信元:生活環境課
独立行政法人製品 評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]では、高齢者の事故が発生しやすい3事例を紹介し、注意を呼び掛けています。
ご紹介するのは、
・電動車いすで「側溝のある歩道を走行する」「線路の溝や砂利部(バラスト)がある踏切を走行する」など“溝”がある状況(脱輪事故)。
・「ベッドとフレームの間に隙間のある介護ベッド」「背もたれと肘掛けの間に隙間のあるポータブル トイレ」など介護用品に“隙間”がある状況(身体の挟み込みの事故)。
・「調理中にガスこんろの奥にあるものを取ろうとする」「火が消えていないライターをポケットやか ばんに入れる」など“点火”する製品を扱う状況(着衣着火の事故)。
の3例です。
高齢者の事故を未然に防ぐため、敬老の日を契機に、利用者ご本人・ご家族・ご近所・介護をする方などまわりの方も一緒に、高齢者の生活環境に潜む危険について今一度確認して事故を未然に防ぎましょう。
1 電動車いすで気を付けるポイント
(1)利用する道路環境を介助者とともにあらかじめ確認する。【ご本人・ご家族等】
初めて道路に出るときはご家族や介助者等と一緒に、走行練習や交通ルール、安全な通行順路を確認してください。やむを得ず走行する必要がある場合は、脱輪防止のため踏切や道の端を走行しないようにしましょう。
▶ 転落のおそれのある、ガードレールのない崖や蓋のない側溝
▶ 踏切
▶ 横断に時間のかかる広い道路や信号のない交差点
▶ 転倒や衝突のおそれのある、急な坂道
(2)乗車前点検、定期点検を行う。【ご本人】
電動車いすを使用する際には、バッテリー残量を必ず確認してください。途中でバッテリーが切れてしまい止まってしまうおそれがあります。また、乗車前にハンドルやアクセルレバーに緩みがないか、タイヤに亀裂がないかなどを点検しましょう。定期的に取扱店などで専門の点検を受けることも大切です。
2 介護ベッド・ポータブルトイレ等の挟み込みで気を付けるポイント
(1)使用している製品がリコール対象か、古い安全基準の製品ではないか確認する。【ご家族等】
ポータブルトイレや介護ベッド用フレームでは、肘掛けやフレームの隙間が適切ではなかったことでリコールしている製品があります。あらかじめ確認しておきましょう。介護ベッドは、目安として隙間が直径 120mm、直径60mmより広くなっている場合は、注意が必要です。
3 ガスこんろ・ライターで気を付けるポイント
(1)ガス火の青色が見えづらくなっているため、近づきすぎないように環境を整える。 【ご本人・ご家族等】
高齢者は白内障の進行とともにガスこんろ等のガス火の青色が見えにくくなっています。また、炎は目に見えていない部分にも存在するため、目に見えている炎から離れていても衣服に 着火する可能性があります。こんろの上へ腕を伸ばさないように、調理中に必要な調味料・調 理器具等の配置を確認して炎に近づかない環境にするなど、炎に近づきすぎないよう注意してください。使用後は、完全に消火したかどうかもしっかり確認するようにしましょう。
※ダウンロードします。 (関連書類をご覧になるには)
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