竣工を祈念し、くす玉を開披！

　平成２２年４月から整備が進められてきた「山田新田用水発電所」。３月１６日（土曜日）、福光地域の殿地内で市、県関係者や地元住民など約９０人が参列して、竣工修祓式と竣工式が挙行されました。

　農業水利施設の維持管理費の軽減及び地球温暖化を目的に、農林水産省地域用水環境整備事業の補助を受け整備された同発電所。冬期間使用しない農業用水を活用し、２５.２ｍの落差から生まれる電力は最大出力５２０Kwを誇ります。また、年間２５７万ｋｗｈの供給電力は、一般家庭６１２世帯分に相当し、地球温暖化の防止に大きく貢献します。総事業費は６億１，７００万円。　
　修祓式に引き続き行われた式典で石井知事は「この日を迎えられたのは、皆さまの御尽力があってこそ。売電収益を活用して、農村が元気になるようお願いしたい」と式辞。齊藤政満北陸農政局長、山辺県議会議長、橘慶一郎衆院議員、田中市長が祝辞を述べました。引き続き、来賓や地元児童のみなさんらが加わりテープカットとくす玉開披が行われ、竣工に花を添えました。最後は、福光南部小学校５年の中島徹哉君が作文を披露。「昔の方が苦労しながら作られた用水だと授業で学びました。小水力発電所を作っていただいたことに感謝し、電気を大切に使っていきたいと思います」と述べ、会場からは大きな拍手が贈られました。
　式典終了後、発電所内の見学が行われ、担当者の説明に耳を傾ける参加者のみなさん。クリーンエネルギーの輪が更に広がることに期待を寄せているご様子でした。

ご案内

問い合わせ先	富山県砺波農林振興センター（砺波総合庁舎内） 電話番号　0763-33-8125

「山田新田用水発電所」竣工修祓式の会場