アルピニスト野口健さん
6月30日(日)、井波総合文化センターにてアルピニストの野口健さんを講師に招き「平成25年度第2回南砺市民大学講演会」が開催され、市内外から多くの来場者が訪れ、野口さんの講演に耳を傾けました。
たくさんの来場者が耳を傾けました
講演テーマ「私の分岐点」
野口さんは昭和48年生まれの39歳。高校1年生で一人旅に出た際に植村直己氏の著書「青春を山に賭けて」に出会い大きな感銘を受け登山活動を始めます。高校2年生でスイスのモンブラン、タンザニアのキリマンジャロを登頂して以降、7大陸最高峰の登頂を決意されると、失敗を乗り越えつつ10年をかけて偉業を達成。以降、エベレストや富士山の清掃登山、戦時中の遺骨収集活動などの様々な活動と冒険を継続されています。
講演では、「私の分岐点」というテーマでユーモアを交えながら興味深いエピソードを次々と紹介され、来場者は楽しく、時に深刻で興味深い内容にすっかり惹き込まれていました。7大陸最高峰登頂の世界最年少記録樹立を目前に控えながらの2回のエベレスト登頂失敗の際、マスコミや周囲の反応がもたらした心境の変化やエベレスト登山時の「死の世界」が感覚的に実感できる世界での生ききるための「判断」と、判断をする「覚悟」などについて語られ、「一時の勢いで一気に行った結果の成功・成果ははかないが、コツコツと時間をかけて積み重ねられた結果の成功・成果は着実に根付く。続けることで得るものがある。」と実体験に基づく貴重なご意見を述べられました。
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生涯学習スポーツ課 生涯学習係 電話番号 0763-23-2013 |
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南砺で暮らしません課