田中市長と桜井市長
10月31日(木)、福島県南相馬市の桜井勝延市長が福野庁舎を訪れ、田中市長を表敬訪問。江戸時代の移民から続く両市の縁と東日本大震災以降の協力関係や2011年3月24日から行われている支援職員派遣についての感謝の気持ち、南相馬市の現状などについてお話されました。
桜井勝延南相馬市長
笑顔で歓談
南砺市では、江戸時代に南砺からの移住者が7,000名もおられたということを縁に東日本大震災以降、南相馬市への支援活動を行っています。現在も職員を1名派遣し災害支援活動を継続しています。今回の表敬訪問は桜井市長が、長期にわたる職員派遣に対するお礼とその継続の依頼をされるためのもので、南砺市以外にも南相馬市への職員派遣を実施している信越地方3県の6市を訪問されています。昨日30日(水)は、新潟県の燕市・三条市・糸魚川市、本日31日(木)は、南砺市と石川県の七尾市を訪問され、明日は新潟県の小千谷市に足を運ばれるそうです。
南相馬の被災地は今も、甚大な津波被害をうけたまま手つかずの状態で放置されている箇所が多く、まだまだ復興は道半ばという状況です。震災以降、1/3から1/4までに減少した消防団員問題など地域のコミュニティ力が衰退している現状にあって、課題も山積しているそうです。そのような状況にあっての南砺市からの職員派遣などについて桜井市長からは、「言葉に言い尽くせないほど感謝しています。震災以降、大勢の方が南相馬を訪れ、様々なかたちで支援を行ってくれたことを大変ありがたく思っています。」と、感謝の気持ちが述べられました。これを受けて田中市長は、「今後もお互い共助の精神で助け合っていきましょう。よろしくお願いします。」と応じました。南砺市は今後も相互扶助の精神で南相馬市、福島県そして東北の皆さんを応援します。
南砺で暮らしません課