H24年度貸借対照表(南砺市普通会計)
このたび市では、平成24年度末における財務書類(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)を作成、公表しました。
従来の官庁会計では、1年間の現金の収入・支出の状況を明らかにしていましたが、資産・負債などのストックや、現金支出の伴わないコストに関する情報が不足していました。
そこで、民間企業で用いられている会計の手法を活用した財務書類を作成することにより、市の財政状況を把握して、行政をより効果的で効率的に運営する資料として役立てたいと考えています。
では、財務書類のうち市普通会計(一般会計+バス事業特別会計)の貸借対照表について説明いたします。
当市では、“資産”として2,192億円の価値がある一方で、“負債”として486億円を抱えています。住民一人当たりにすると、“資産”が400万円、“負債”は89万円となり、大きな額をあわせ持っています。
“資産”は、現在所有する建物や土地、預貯金の価値であり、これを形成するために将来へ送った負担が“負債”です。なお、“負債”に含まれる地方債残高425億円に対し、371億円については、返済時に地方交付税の計算に含めて国から交付されることを見込んでいます。
また、私たちを含めたこれまでの世代が既に負担してきた“純資産”は、1,706億円(住民一人当たり311万円)となります。”資産”に対する”純資産”の割合は78%であり、これまでの世代が支払いを済ませた額が多く、将来世代への負担が少ない行政運営を行ってきたことを表しています。
※住民一人当たりの金額は、住民基本台帳人口54,832人(平成25年3月末現在)をもとに算出しました。(なお、平成24年7月9日住民基本台帳法改正により外国人住民が住民基本台帳人口に算入されました。)
※財務書類は、簡潔な要約版で公表します。以下「関連資料」か、市情報公開コーナーで閲覧をお願いします。
問い合わせ先 |
総務部財政課財政係 電話番号 0763-23-2004 FAX番号 0763-22-1114 |
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財政課