熱のこもったパネルディスカッション
11月30日(土)、じょうはな座で「第1回終着駅サミットin城端」が開催され、ローカル鉄道愛好支援団体と関係市町村ならびに鉄道事業者、関係商工会議所、商工会、観光協会、そして公共交通に深い関心を持つ志民の皆さん約320名が参加し、新幹線開業を控えた新たな時代の観光戦略や在来線の在り方などについて、熱く意見を交わし合いました。
大入りの会場「じょうはな座」
本川氷見市長にタブレットの引継ぎ
城端庵唄保存会による歓迎アトラクション
昭和50年代の城端駅ジオラマのほか城端線にまつわる品々を展示
城端庵唄保存会の皆さんによる歓迎アトラクションに続いて、松本久介実行委員長の開会宣言で幕を開けた「第1回終着駅サミット」。田中市長が「県内外から多数の方々にご参加いただいての第1回終着駅サミットin城端の開催を感謝するとともに、心から歓迎いたします。新幹線開業を控えた今、終着駅の魅力について意見を交わし、ここから始まる物語を全国に向けてアピールしていきましょう。」とあいさつ。続いて、和歌山電鐵専務取締役の磯野 省吾 氏による基調講演「夢のある終着駅」、鉄道アーティストの小倉 沙耶 氏によるゲスト講演「私と終着駅の旅」、富山市制作監の斉藤 大作 氏による講演「『公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり』〜LRT化による地域鉄道の再生と岩瀬地区のまちづくり」と題した3つの講演に耳を傾けました。地域住民によるローカル鉄道再生という貴重な先進地事例や、全国各地を見て歩いて感じられた終着駅の魅力、画期的な取組での地域鉄道再生とまちづくりなどの興味深い内容に、参加された皆さんも真剣に聞き入っておられました。さらに、休憩をはさんで富山国際大学現代社会学部長の高橋 光幸 氏がコーディネーターを務め、先ほどの基調講演・ゲスト講演の講師である磯野氏と小倉氏に本川 祐治郎氷見市長と田中市長がパネリストとして加わり、「終着駅を活かしたまちづくり」と題したパネルディスカッションが行われました。
およそ4時間にわたる濃密な時間は、事前に行われた「終着駅」エッセイの表彰式に続いて行われた松本実行委員長によるサミット宣言で閉会を迎え、次回開催地である氷見市の本川市長に、田中市長から終着駅サミットのシンボルとして、鉄道閉塞装置の「タブレット」が引き継がれました。
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南砺で暮らしません課