西明神社前で記念撮影

　6月4日(水)、稲塚権次郎さんの生家にほど近い西明神社で映画「NORIN TEN“農の神”と呼ばれた男 稲塚権次郎物語」の成功と無事故を祈る祈願祭が行われ、主演の仲代達矢さんと松崎謙二さん、稲塚秀孝監督をはじめ、地元住民や映画｢稲塚権次郎物語｣を支える会の皆さん約50名が参列しました。

　祈願祭では、映画の成功と無事故を祈る祝詞が奏上され、支える会や地元住民の皆さん、稲塚監督、主演の仲代さんや松崎さんらが順に玉串奉奠を行い、南砺が世界に誇る偉人、稲塚権次郎さんの生涯を描いた劇映画「NORIN TEN“農の神”と呼ばれた男 稲塚権次郎物語」の成功と撮影における無事故を祈りました。
　祈願祭終了後、主演の仲代さんと松崎さん、稲塚監督が報道陣のインタビューに応じ、仲代さんからは「世界の食糧危機を救うキッカケとなった農林10号を開発した素晴らしい人物を演じるということは、とても有り難く、緊張しています。大きなことを成し遂げた人物にふさわしく、努力の人であり、一風変わった面もあったと伺いました。良い意味で普通の人とは違った、一面的ではない多面的な人物像をつくりあげていきたいと思います。」と述べ、権次郎さんの青年期を演じる松崎さんは「権次郎さんは、ふるさとへの思いが強い方で、それが偉大な功績の原動力になっていたと思います。天才といわれる人の一風変わったところは（仲代さんを）近くで見ていて分かっているので、地元の皆さんの協力を得て、素敵なキャストの皆さんとともに良い映画を作り上げていきたい。」と答えられました。また、稲塚監督は「自分は北海道出身ですが、幼少期5歳の頃に権次郎さんが北海道を訪ねて来られ実際にお会いしたことがあります。その権次郎さんが世界を救うほどの偉業を成し遂げられたわけですが、ご本人はその大変な努力を楽しむことのできる人柄で、かつ多趣味な方だったようです。一種、天然とも言えるような部分もあったようで、魅力的な人物像を掘り下げていきたい。」と思いを述べられました。
　青年期、そして晩年を演じる主演のお二人が加わり、映画の撮影がさらに本格化します。権次郎さんの魅力的な人物像を鮮やかに描き出す映画の成功と無事のクランクアップを心からお祈り申し上げます。

ご案内

問い合わせ先	映画「稲塚権次郎物語」を支える会（市観光協会内） 電話番号　0763-62-1201