利賀ロッジ施設竣工

　今年２月から、利賀地域上百瀬地区で建設中だった「利賀ロッジ施設」が完成し、２８日（木）、溝口市長、石井県知事、鈴木演劇人会議理事長、関係者のみなさんら約７０名が出席して竣工式が行われました。

　今回竣工したのは、カワセミ１、カワセミ２と呼ばれる２棟の研修宿泊施設。「日露文化フォーラム」関連事業などで、世界から集う優れた舞台芸術家や芸術文化関係者の受け入れ施設として建設されました。総工費は約２億５，５００万円。カワセミ１は、日本宝くじ協会の公益事業助成を受けています。鉄骨造平屋建で、居住性や安全性・利便性が高められており、置き床構造の研修室は演劇リハーサルが行えます。屋根の雪割りからは、自然採光をふんだんに取り込むトップライト化が図られ、廊下も明るい造りとなっています。
　溝口市長が、「演劇の聖地に相応しい舞台芸術の空間創造など、世界に発信する一流の舞台芸術活動が更に活発となることを確信しています」とあいさつ。石井県知事が、「利賀地域は世界的にも演劇の聖地として認められています。富山県としても嬉しく思います」と祝辞を述べました。