興味深い内容の宝庫
城端地域の月刊紙として90年の長きにわたり地域住民に愛されてきた「城端時報」。このたび、創刊90周年を迎え、以前に発行された縮刷版2巻を復刻するとともに、さらに30年分の縮刷版1巻を加えた全3巻を発刊されました。
山本さんが3巻にサイン
読み出すと止まらなくなります
11月13日(木)、福野庁舎市長室に、同紙の記念事業実行委員会の松本久介委員長と同紙の発行人として1人で取材と編集を手がけている山本哲也さんが訪れ、田中市長に記念縮刷版全3巻を寄贈されました。大変興味深い内容の宝庫である同紙。昭和27年の11月号には、松村謙三先生らが同年の昭和の合併に関して「さらに井波、福光、城端、両平を加えた5地区をあわせた『大南砺市』を目指すべき・・・」と述べたという内容が掲載されるなど、その時々の歴史を今に留め置く貴重な内容にあふれています。
松本委員長は「過去の全時報をデータ化して更に見やすく加工、図書館のパソコンで目次検索できるようなシステムの開発を進めたい。」として田中市長に理解を求め、さらに長く発行人を務める山本さんは「大正デモクラシーの頃に、全国の各地域で発刊されたこのような地方紙、今では中部地方で我が社のものが唯一。長年の歴史や記録は、統計的な価値はもちろん学術的な価値も高く、今後も発行を継続していきたい。」と、今後の発行への意欲を語り、田中市長の求めに応じて贈呈された縮刷版にサインをされました。
城端時報縮刷版全3巻は城端地域内の2書店で、当分の間、3巻1セット3万円(通常は1冊1万3千円×3冊=3万9千円)の期間限定価格で購入可能です。
南砺で暮らしません課