井波地域市政懇談会
29日(木)、井波総合文化センターで「井波地域市政懇談会」が開催され、地域の方など145名が出席。溝口市長、清都助役ら市幹部と、井波彫刻や市の財政、公務員改革などについて語りあいました。
井波地域のみなさん
<主な内容>
Q:井波といえば木彫刻だが、近年経済状況が厳しく、住宅構造の変化からも主力の欄間の需要が減っている。危惧される事態だが、今後の支援・育成策は?
A:彫刻士のみなさんが工夫し、欄間以外の様々な製品を作られています。愛・地球博への出展のほか、4年に一度木彫刻キャンプを開催されるなど、やることはやっておられるのではないでしょうか。観光を重視する南砺市において、特産品を売れるようにすることも重要なことの一つ。産業の面でも優れた井波彫刻は、これからも応援させていただきます。
Q:市の予算を見るに、市税収入が少なく、借金が多い。返済計画をたててから事業計画をつくるべきでは。
A:確かに市税収入は少ないですが、ただ借金だけをしているのではありません。70%まで地方交付税で返済してくれる合併特例債や、辺地債・過疎債など、事業を行う際はできるだけ有利な借金をしているわけです。そのあたりをご理解願います。ただし、借金の残額を減らすのは最もなことであり、17年度は、借金の残高を減らすよう予算を組んでいます。
Q:公務員の人件費について、来年度の予算で、人件費の軽減を示すべきでは。また、某市であったおかしな諸手当が、南砺市には無いと示せばどうか。
A:一般職員の給与は、民間の給与を調査して行われる人事院勧告にのっとって決定します。多分下がる方向(4%程)です。特別職についても、一般職が下がれば当然下がります。某市のようなおかしな諸手当は、南砺市にはありません。1年に30人の事務職が退職したら、採用は10人という形で、10年間で200人の削減計画をたてています。
など
<市長閉会のあいさつ>
財政について厳しい意見をいただきましたが、「収入に見合った生活をするべき」という考えは、素朴なありがたい考え方だと思います。合併特例債など、わかりにくい制度について、情報公開はきちんと行います。詳しく知りたい方、もっと勉強されたい方は、担当課に情報公開を請求してください。
ダメなものはダメと私も言います。これからも、みなさんの忌憚のないご意見をお願いします。
※本日30日(金)、城端庁舎で開催される「城端地域市政懇談会」が最後となります。開会は午後7時30分。たくさんのご来場をお待ちしています。
定員 | 特になし |
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料金 | 無料 |
政策推進課