南砺市(なんとし)

利賀地域の森林資源活用に向けた可能性と課題を探る

利賀地域森林資源活用事業「天空の森のソコヂカラ」開催

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利賀地域資源活用事業の調査報告

 11月29日(日)、利賀地域ふるさと推進協議会が主催する利賀地域森林資源活用事業「天空の森のソコヂカラ」が利賀大山房で開催され、講演やパネルディスカッションを通じて、利賀地域の豊かな森林資源が持つ可能性や活用に向けた課題について、参加者らを交えながら熱い議論が交わされました。

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浜田久美子氏による基調講演〜森のプロフェッショナル〜

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資源の活用と人材育成へ可能性と課題を探るパネルディスカッション

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会場からは多くの意見や質問などが寄せられていました

 冒頭、利賀地域資源活用事業として、(一社)moribio森の暮らし研究所の江尻裕氏が利賀地域の森林資源に関する調査結果を報告。市のエコビレッジ構想における循環型地域社会実現に向けての施策などを紹介しながら利賀地域の森林資源総量調査の結果やイタヤカエデの樹液を利用したシロップなどの商品開発の可能性に加え、利賀小学校で実施され好評を博した桑の実シロップのかき氷の販売例や慶応大学学生によるクラウドファンディングを活用した事例を紹介し、今後の森林資源活用策への可能性と広がりを提言されました。
 続いて行われた基調講演では、作家で、(公財)森林文化協会理事の浜田久美子氏が「習得主義で育てる森のプロフェッショナル」と題して講演。日本における林業の問題や課題などを分析する一方、職業教育大国と言われるスイスにおける林業の専門職などの事例を紹介しながら、指導者とその育成および資源活用方法の研究における教育の重要性を指摘し、実践できる学校と現場が存在する意義において、利賀地域の可能性を示唆しました。
 基調講演後に行われたパネルディスカッションでは、座長として富山県森林研究所上席専門員の長谷川幹夫氏、パネラーとして(公財)森林文化協会理事の浜田久美子氏、富山大学芸術文化学部准教授の奥敬一氏、富山国際大学教授の水上義行氏、(一社)moribio森の暮らし研究所代表理事の江尻美佐子氏が登壇し、森林資源の活用や人づくりの可能性と課題をテーマとして討議。パネラーの皆さんは、これまでの経験や現場での体験談などを交えながら、森林資源の利活用策について各分野における課題などを整理し、今後の可能性について熱く議論が交わされていました。

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