西川フミ子さん満100歳おめでとうございます

　2月17日(水)、めでたく満100歳の誕生日を迎えられた井波地域出身の西川フミ子さんに､田中市長から市と県からのお祝い状とお祝い品の聖徳太子二歳像や花束などが贈られました。

　大正5年2月17日生まれの西川フミ子さんは､砺波市上中野で4人兄妹の3番目として出生され､昭和15年に井波へ嫁がれ､大正時代から4代続く歴史あるおそば屋｢松屋｣さんの2代目女将として懸命に働いて来られました。決して人様の悪口を言わない温厚なお人柄でお客さんからも慕われ､忙しい家業のかたわら子1人､孫2人､ひ孫4人に恵まれました。自動車が今ほど普及していない時代でも歩いて出前をされるほどの働きぶりで､信仰と木彫りの里井波の風情漂う八日町通りにふさわしい店構えの｢蕎麦懐石 松屋｣の屋台骨をご家族総出で支えてこられました。若い頃は仕事一筋だったフミ子さんですが､齢60にして三味線や民謡､お茶などを習い始め､ご友人とともに長く趣味として楽しまれました。現在は､福光あおい病院に入所され､施設の皆さんと一緒に昔の歌や童謡などを唄われるなどして穏やかな日々を過ごされています。

　田中市長から感謝状やお祝いの品を受け取られたのち、綺麗な花束をプレゼントされたフミ子さんにたくさんのご親族が集まってこられて祝福してもらっての感想を伺うと｢いいわぁ、ほんまに嬉しいわぁ。涙出てくるちゃ｣と目に涙を浮かべつつ、感無量の面持ちで答えてくださいました。

　めでたい満100歳のお誕生日､本当におめでとうございます。今後もますますお元気で健やかにお過ごしくださいますよう､心からお祈り申し上げます。

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