第12回南砺市連合婦人会総会

　4月3日(日)､城端伝統芸能会館じょうはな座で第12回南砺市連合婦人会総会が開催され､田中市長や川邊市議会議長をはじめとする多数の来賓と会員の皆さんら約250名が出席。役員改選で武部範代さん(福光地域)が新会長に選任されたほか､｢漂着ゴミはどこからくるの？｣と題した活動発表､映画｢稲塚権次郎物語｣の稲塚秀孝監督を講師に招いた｢映画NORIN TEN〜稲塚権次郎物語誕生とこれから｣と題した記念講演が行われました。

　総会では､長谷川邦子会長のあいさつに続いて､岩田繁子富山県婦人会長が激励のことばを述べ､田中市長､川邊議長､山邊県議会議員から祝辞が贈られました。
　議事では､平成27年度事業･収支決算報告ののち､役員改選が行われ､新会長に武部範代さん(福光地域)を選任。新役員の紹介に続いて武部新会長が｢年々会員数は減少していますが今後も地域の声を届けていけるよう､チェンジ･チャレンジ･チャーミングをキーワードに､柔軟に前向きに自分らしく､皆さんと意見を交わしながら楽しく取り組んでいきたい｣と新体制における決意を述べました。引き続き､平成28年度の事業計画･収支予算案が審議･可決されたのち､“みんなで環境を考えよう”｢漂着ゴミはどこからくるの？｣と題した活動発表が行われ､上流域からの家庭ゴミが海辺まで届き海岸を汚している現状を示し､環境問題について考え取り組んでいくことの大切さを訴えられました。
　また､休憩を挟んで行われた記念講演では､郷土が誇る偉人の生涯を描いた劇映画｢稲塚権次郎物語｣のメガホンをとった稲塚秀孝監督が｢映画NORIN TEN〜稲塚権次郎物語誕生とこれから｣と題して講演。遠戚にあたる権次郎さんの映画を撮ろうと思ったキッカケから､仲代達矢さんなど絶妙なキャスティング､城端地域西明地区をはじめ｢支える会｣などの地域住民の映画撮影への協力など興味深いエピソードを次々と披露。さらに､映画をきっかけとして県内5高校の農業科において権次郎さんが手掛けた陸羽132号や水稲農林1号の栽培が始まっていること､南砺福野高校においては今年度から小麦農林10号の栽培が開始されること､県内で小麦農林10号と塩だけを原料としたフランスパンが作られ好評を博していることなどを紹介。映画は3年かけて全国の60から80館で順次公開していくとし､｢南砺のこと､稲塚権次郎のこと､小麦のこと､稲のこと､日本の農業のことなどについて多くの人に知ってもらい､ジワジワと意識が伝わっていけば良いと思っている｣と述べて､映画｢稲塚権次郎物語｣の今後の展望について言及されました。奇しくも映画｢稲塚権次郎物語｣は昨日2日(土)から富山市総曲輪フォルツァにて再上映中です！まだ観ておられない方はもちろん｢あの感動を再び｣と思われた方はぜひ足をお運びください。

【平成28年度 役員】
▽顧問　岩田繁子(城端)、長谷川邦子(城端)
▽会長　武部範代(福光)
▽副会長　梅原雅美(城端)、藤田節子(井口)､小西泰子(福野)､細木淑美(福光)
▽理事　岩井清美(城端)､西村孝子(平)､中谷由美子(上平)､米澤しのぶ(利賀)､林 真寿美(井口)､城宝淳子(福野)､湯浅麻由美(福光)
▽監査委員　古軸真理子(城端)､齋藤よし子(井波)

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