大きく迫り出した壁に挑む選手たち
8月14日(日)、桜ヶ池クライミングセンターで開催中の第19回スポーツクライミング競技JOCジュニアオリンピック大会の2日目。開会行事と予選2日目が行われました。
選手たちのガンバリを見守る観衆
少しでも高く、正確に慎重に、かつ早く!
がんばれ!
完登した選手には一際大きな拍手と歓声がおくられます
先ごろ東京五輪の正式競技種目に決まったスポーツクライミング競技の全国大会である本大会。2000年国体開催の翌年に開催された第4回大会以来、毎年桜ヶ池でクライミングセンターを舞台に開催されています。
全国各地の小学6年生から大学1年生(国際大会に準拠資格のため正式には1997年1月1日〜2004年12月31日生まれ)で各都道府県から推薦を受けた選手が集まり、一番若い世代の「ユースC」から2年刻みで対象年齢を上げていき、「ユースB」・「ユースA」・「ジュニア」の4部門の男女別で競技が行われます。国際競技会への派遣選手選考大会も兼ねた本大会は10月にイランで開催されるアジアユース選手権、11月に中国で開催される世界ユース選手権、ひいては4年後の東京オリンピックにも連なる大会であり、全国トップレベルのクライマーたちが日頃の鍛練の成果を発揮して、しのぎをけずり合います。
高さ約15mの可動壁は、上にいくほど急になり、場所によっては90度以上にもなります。大きく迫り出した壁面を、巧みな技術と鍛え抜いた肉体を駆使してスイスイと登っていく選手たちの姿には、ただただ圧倒されるばかり。選手相互の交流も深い本大会では、クライミングに挑む選手に他の選手から大きな声援が送られ、爽やかなスポーツマンシップを感じさせるとともに、スパイダーマンのような素晴らしいクライミングはエンターテインメントのように、見守る観衆を魅了します。
第19回スポーツクライミング競技JOCジュニアオリンピック大会は、明日15日(月)までの開催です。明日は、各部門予選上位の選手のみが出場する決勝戦が行われます。全国トップレベルの技術に触れ、東京五輪で大活躍するであろう選手たちの萌芽を感じることの出来る貴重な機会です。ぜひ会場に足をお運びになり、生でその迫力に触れてみられませんか。
問い合わせ先 |
(公財)日本山岳協会 電話番号 03-3481-2396 |
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南砺で暮らしません課