平成27年度一般会計決算歳出
　決算は、歳入総額395億5,166万円、歳出総額370億7,987万円となりました。
前年度と比べ、歳入が1億3,992万円（0.4%）減、歳出が4億8,783万円（1.3%）減となり、ともに減少となりました。歳入と歳出の差し引き24億7,179万円から平成28年度に繰り越した事業の財源となる4億2,023万円を除いた実質収支は20億5,156万円の黒字決算となりました。この黒字額は、繰越金として、主に平成28年度の市債繰上償還（借金の早期返済）にあて、後年の利子支払いの軽減や財政状況の健全化を進めます。


○歳入（収入）
　市税は固定資産税の評価替えに伴う影響などにより前年度比1億5,436万円の減となりました。地方交付税は合併から10年が経過し、普通交付税の縮減期間（平成31年度まで）に入ったことにより5億6,138万円の減となりました。
自主財源の占める割合は、0.2%増の28.7%となり、依存財源の割合は0.2%減の71.3%となりました。

　
○歳出（支出）
　民生費が福光東部かがやき保育園整備事業、地域包括ケアセンター建設事業等により前年度比10億121万円の増で24.8％と最も大きな割合を占めています。次いで、11億4,077万円の市債の繰上償還を実施した公債費が14.5％、土木費が14.3％と続いています。
また、教育費が福野中学校の耐震化が前年度に完了したことにより11億3,188万円の減（▲2.9％）となりました。そのほか、消防費についても南砺消防署・南砺市防災センターの整備が前年度で完了したことにより、8億3,721万円の減の（▲2.3％）となりました。

また、平成２７年度南砺市ふるさと寄附金の実績は下記の表のとおりでした。
貴重な財源として市の施策に活用させていただきました。誠にありがとうございました。


※社会保障4経費その他社会保障施策に要する一般財源6,665,585千円に、消費税率引き上げ相当分の地方消費税交付金441,322千円を充当しています。

※ 特別会計及び企業会計を含んだ全12会計の会計別決算額、平成27年度中に行った主な事業、平成27年度財政指標、普通会計の性質別歳出の推移の詳細は、以下「関連資料」をダウンロードしてご覧ください。

平成２７年度南砺市ふるさと寄附金の実績

寄附金の使い道	件数	金額
次世代育成及び子育て支援に関すること	154件	239万円
福祉、医療及び介護の充実に関すること	120件	182万円
教育及び文化の振興並びに世界遺産の保全に関すること	52件	104万円
山間過疎地域の振興に関すること	99件	157万円
エコビレッジの推進及び環境保全に関すること	41件	64万円
その他	189件	439万円
合計	655件	1,185万円