「市民協働」で制作された手作り展示棚
城端図書館2階の児童書コーナーに、市民協働による手作り展示棚がお目見えし、これまで難しかった児童書の表紙を見せての展示に一役買っています。
児童書の表紙がバッチリ見える展示棚
1セット展示中
本と木に親しむキッカケになりますように
14セットが完成しています
書店や図書館で多く見受けられる蔵書の表紙を見せてのディスプレイ、来訪者の興味を惹きやすく、児童書は表紙を一見するだけで本の内容が分かりやすいため、利用者の利便性を向上させる仕掛けとして効果てきめんです。
城端図書館2階には、児童書が多数所蔵されていますが、ディスプレイ用の展示棚が無いため、表紙を見せて展示することは困難な状況でした。そこで、既存本棚の上に手作りの展示棚を作製して来館者にも便利で親しみやすい展示を実現したいと考えたボランティアの皆さんと職員たちが奮起。移動図書館ボランティアの川田真紀さんが、立派な12センチ角の廃材を調達し、地元の建材屋さんに無料で穴を空けてもらった上に面取りまでしてもらいました。図書館は、角材に空けられた穴に通すことのできる丸棒を調達し、簡易組立式の展示棚14セットを制作。さらに、角材切断面のザラつきが残る部分は、秋の「図書館まつり」開催期間中に来館した子どもたちの協力を得て、ヤスリかけと既存本棚に触れる部分への布地貼り付けを実施。ボランティアと職員さらに来館者までも巻き込んだ「協働」作業でコストを抑え、木のぬくもりが感じられる素敵な展示棚が完成しました。
今回の本棚作製において中心的な役割を果たし、自身「なんときくばりPJ」のプロジェクトリーダーとして木育活動を展開されている川田さんは「みんなで協力して、多くの子どもたちに参加してもらって完成したこの本棚が、多くの方々が木と本に親しみや興味を持ってもらえるキッカケになれば嬉しい」と期待を寄せました。
問い合わせ先 |
城端図書館 電話番号 0763-62-0312 |
---|
南砺で暮らしません課