南砺市(なんとし)

2月27日(月)南砺市地域づくりフォーラムを開催いたしました

〜雲南市の取り組みから「小規模多機能自治」を学ぶ〜

2月27日(月)南砺市地域づくりフォーラムを開催いたしましたの画像
講師の板持周治氏

 平成29年2月27日(月)、南砺市クリエイタ―プラザ(桜クリエ)にて、南砺市自治振興会連合会と南砺市の共同主催による『第2回 南砺市地域づくりフォーラム』を開催し、160人の市民が参加しました。

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多くの市民の皆さんが小規模多機能について学びました

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地域自主組織とは

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小規模多機能自治組織と自治会等の違い

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地域自主組織のポイント

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島根県では子どもの増えた地域が1/3以上あります

 前回9月19日開催の「第1回地域づくりフォーラム」)では、川北秀人氏(IIHOE「人と組織と地球のための国際研究所」代表)を講師として、「総働」をキーワードに小規模多機能自治」について全国の先進地の取り組み事例を交えながら、少子高齢化時代のまちづくりについて勉強会を行いました。

 今回の講演では、「小規模多機能自治」の取り組み先進地である雲南市より、政策企画部地域振興課の板持周治氏を講師に迎え、雲南市の地域自主組織の体制や事業の事例から、地域の課題や解決方法、地域組織のあるべき姿などを学びました。

 雲南市では、少子高齢化や地域力の危機から脱するため、平成17年〜19年にかけて地域自主組織(南砺市でいう31自治振興会)を設立し、住みよい地域づくりに向けた協議検討を重ね、地域の組織体制や市の支援体制の見直しを行いながら、住民参画・協働による様々な機能をもった組織をつくり、まちづくりを推進しています。

 南砺市でも、急激な人口減少や過疎化による課題が危惧される中、地域の持続のため、または地域力を高めるためには、より一層、若者や女性など広く市民の皆さんに参加いただき、全住民の意見の反映と協力を求ながら、ずっと住み続けたくなる魅力ある地域に、そして移住・定住したくなる地域にしていく必要があります。
 そのためには、地域内の多くの方々で話し合い、1人1人がそれぞれの地域の問題に関心を持ち「自分ごと」として考え、地域の将来を見据え課題を解決していく姿勢が大切であり、市も支援し一緒に地域づくりをすすめるべきと会場の皆さんが感じました。

 まだまだ、「小規模多機能自治」という言葉は馴染みが薄く、今後も説明の機会を設ける必要があります。また、今までの地域組織の運営について再度検証し、今後のあり方を検討する必要があります。
 今後も市民と行政が一緒に地域づくりの在り方を考え、よりよい地域の実現に向けて取り組んでいきたいと思います。


■「小規模多機能自治」について
 概ね旧小学校区など(本市で言えば31自治振興会単位)の範囲において、地域内の住民と地域内の多様な主体により構成された地域共同体が、地域の実情や課題に応じて地域の課題解決や住民の福祉等を増進する、「総働」による課題解決型の住民自治の取り組みのことをいいます。

■これからの南砺市では…
 急激な人口減少や過疎化により地域の消滅が危惧される中、地域の持続のため、または地域力を高めるためには、「自治会や市民団体、公民館、各種地域内組織、事業者、行政、学校など地域内の多様な主体」による「地域内で取り組む協働」が求められています。このような「協働」を「総働」と言い、全住民の意見の反映と協力を求めるとともに地域組織の運営のあり方を検討していきます。
 また、地域にとって必要な事業を、地域全体で効率的に取り組み、地域課題を克服していくことが求められています。そのため、本市においても、これからの地域組織の運営のあり方を検討し、市民や各種団体等と共に「小規模多機能自治」の実現に向けて、調査研究に取り組んでいきます。

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